三つ子ママのひとり言

三つ子の成長や悪戦苦闘中の育児について・・たまには育児から離れてママのホッと一息を日記にしました

人生初

2011-03-22 22:40:47 | 今日の三つ子
こんな地震とその後の原発の不安など・・人生初体験のことばかりだが
些細なことでも初体験があった。

地震後、ダイヤは乱れ、お店も空いているかわからない状態・・・
それでも夫は会社に行かねばならないとのこと。
ご苦労なこったい!と思っていると
「悪いけどおにぎりでいいから作ってくれない?」と言うではないか?
「いいけど・・どうして?」
「会社の近くのお店やってないと昼飯食えないかなぁと思って・・・。社員食堂も帰宅難民に(ただし社員オンリー)に開放して食材なさそうだし」

そういうことならおにぎりといわずお弁当を作ってあげようではないか!
と言っても、我が家にあるのは子供のお弁当箱のみ。
アメリカみたいに紙袋やジップロックで持たせるわけにもいかず
仕方なく、地震後の食料や日用品確保で混雑する近所のスーパーでお弁当箱を買う。

お弁当箱もサラリーマンの通勤バッグにあわせて細長い形の2段弁当箱。

で、肝心の中身なのだが
実は夫のお弁当を作ったことが今まで一度もないのだ。
お弁当といえば子供の幼稚園弁当かイベント弁当・・・
果たして何をどの程度入れればいいのやら?

で、子供達が幼稚園に入ったばかりの頃amazonで題名だけ見て買ってしまった
「栗原さんちの20分でお弁当」なる本を引っ張り出してみた。
実はこれ子供のお弁当には殆ど役に立たなかったのだ。
高校生くらいのお弁当って感じで、あのちーさいお弁当箱には不向きだったのでそのまま本棚で眠っていた。
日の目を見る日が来るとは・・・・

パラパラと眺めると朝20分で・・を売りにしているだけあって
常備菜を使ったお弁当などとても参考になる。

なんたって、普段でも6時半には家を出る夫。
こういう事態で遅く出るはずもなく、6時までには作り終えていないと・・・と言うことは5時起きか!?

常備菜を含め、夕食の支度と一緒に色々と仕込む。

朝早く作った、初めての愛妻弁当は
豚のしょうが焼き+たまねぎ、ピーマン
ほうれん草入り卵焼き
きゅうりの中華漬け
もやしのナムル
さつまいもの甘煮
それにご飯と夫が大好きなふりかけ!

とまぁ、近くを通りかかった部下に覗き込まれても恥ずかしくはない程度の物ができた。
何を見栄はって・・・と思われるかもしれないが、会社にいるとこういうことって結構重要じゃないですか?
女子社員の格好の話題になってしまうようなことになれば私のみならず本人の評価も下がるというもの。

お弁当はちゃんと保冷バッグがついていて、それに入れれば巾着やバンダナ(?)などの包み物も不要。
しっかりと用意して玄関においておいた。

最寄り駅の電車が動いていないというので、もうひとつの路線の駅まで車で送ることに・・・
車なら5分・・往復10分・・
この間に地震があるかも?と思いながらも学校にいかなきゃいけない子供は朝食やら支度やらで連れて行くわけにもいかない。
仕方なく「地震がきたら・・・」といい含め出発。

案の定近所の人が皆向かっているらしく、駅近くの道路は混んでる。
「子供達も心配だからここで降りるよ」と潔く降りてくれた。

駅へと歩くパパの横を通り過ぎるときなにやら叫び声(?)のようなものを聞いたような気がした・・・
パパの声だったかも?まぁどうせたいしたことないだろう。
だってこっちに向かって手を振っていたし・・・
と家に向かう。

途中パパから電話が入った。
「あれ?そっちの電車もダメだった?」
「いや・・弁当忘れた。車にあったりしない?」
見回すがない!
「きっと家に忘れたんじゃない?」
子供達の登校の時間もあるし、もう一往復は出来ない・・・
「いいよ、私のお昼ご飯にするから」と言ったのだが
「歩いて戻ってまた出直す」と言う。
お弁当ごときでそこまでしなくても・・・
「せっかく作ってくれたんだし」
気持ちは嬉しいけど、そこまでするほどのものじゃないだろう?
と話しているうちにだいぶ戻ってきているようだ。

案の定お弁当は玄関に置かれたまま・・・
慣れないことするからこんなことになるんだよねぇ(笑)

せっせと歩いて戻った夫。
結局学校も休校になり、先に行った駅も混乱で電車動かず状態と分かり、子供を乗せて更に遠い駅に送りそこで無事に電車に乗れたという、結果オーライではあったのだが
人生最初の愛妻弁当は夫にとっては「恐妻弁当」と化したのであった。

しかし「明日からは弁当いらないというだろう」という私の予想は破れ、
その後毎日忘れずにお弁当を持って行き、空のお弁当箱を持って帰ってくる夫。
よほどの弁当好きか・・・はたまた恐妻弁当が好きなMなのか・・・?
もしや、毎日妻を早起きさせてお弁当を作らせるという恐妻に対するささやかな復讐なのか?(笑)

「おいしかったよ」と嬉しそうにお弁当箱を出してくれるのは嬉しいことではあるのだが、
地震が思わぬ苦労を私に運んできたよ・・・
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お誕生日

2011-03-15 22:39:39 | 今日の三つ子
昨日は子供達のお誕生日。
何があっても月日は流れ、人々は生活し成長していくんだとつくづく思った。

子供達が生まれた8年前が今の状態だったら・・・と思うと、何事もなく元気に成長したことに感謝しなきゃね。
未熟児で生まれた三人は保育器に入って温度管理されていたのでした。
小さいだけでトラブルはなかったから呼吸器は一日だけだったけど、
体温の調整が難しい未熟児ちゃんにはママのお腹と同じ温度の中で成長させることが大事。
停電があるかも?と思ったらパパも私も新生児ICUに湯たんぽ持って待機してたのかな?
などと、過去のお誕生日には考えもしなかったことをおもいつつ、感謝の気持ち一杯のお誕生日。

こんな中お祝いするのも・・・とためらう気持ちもあったんだけど
プレゼントも用意しそびれて(土日に一緒に買いにいく予定だったから)
せめてケーキだけでも!と家族でお誕生日会をすることにした。

が、近所のスーパー品切れ続出!
生クリームなんてないの。牛乳なら分かるが生クリーム飲むの?とブツブツと文句を言いたくなるような有様。

無駄にガソリンを使いたくないけど仕方なくちょっと車で大き目のスーパーに。
何故か最後の一個をゲットできた(やはり生クリーム飲むのか?みんな・・なぜ必要?)
しかし、フライドチキンにしてあげようと思っていたのに鶏肉は品切れ。

えーい、こうなりゃ家にあるもので何とかご馳走っぽくして見せるわよ!
食材探して動き回ってもガソリンが無駄じゃぁ・・・
と、生クリームとイチゴと塩(普通に使い切ってなくなった)を握り締め、行列に並んで買ってきた。
途中、JAの直売所で新鮮な大根、カリフラワー、アスパラ、人参などの野菜を購入。
ベジタリアンになって野菜で生きてみようではないか!と思えるくらい野菜はたくさんあった。

で、家に戻りざっくりメニューを考えた。
そこでひとつ問題が・・・停電。
我が家のグループは1時頃から4時。
今日はないと言っているが間違って停電になることも無きにしも非ず。
ケーキ焼いている途中に切れても困る・・・生焼けが一番困るのだ。

冷蔵庫の卵もあと5個、スーパーには売ってないしあまり無駄には出来ない。
大きなスポンジを焼くのはいろんな意味で危険。
生クリームも1パックだしあまりデコレーションは出来ない。
ならばカップケーキにしよう!
あのアメリカンなカラフルなカップケーキ!
幸いハロウィンだ、バレンタインだなんだとお菓子のトッピングは色々残っているし。
ろうそくだけは前に見つけたときに買っておいたのがあるのでそれを使えばいい。
マフィンカップしかないけどそれで何とかしよう。
生クリームを食紅でピンクにして、イチゴやマシュマロ、M&M、チョコスプレーなどで飾る。
カップケーキもアメリカで買った料理本に出てるレシピだから相当甘い。(でもしっとりしていて私は大好きなのよねぇ)その上にコレが乗ってたら甘すぎるかも?
だけどニューヨークで食べた味になったわ(笑)
クリームが脂肪分が少ないのしかなかったし、砂糖もいくらか控えめにしたのでニューヨークのカップケーキよりはあっさりはしてたんだけど。
綺麗なデコにしたかったらバタークリーム使うのかな?生クリームだとダレる気がするんだけど・・・。
まぁ、それは次回の物のある時の課題って事で・・・。

ご飯はピザとサラダとコロッケ。
ひき肉が少し(パパのお弁当に使った残り)があったからそれをコロッケに入れる。
問題はジャガイモが4個しかなくてちょっと足りなさそうなところだ。
お店はジャガイモも当然のように品切れ。
で、サツマイモとブレンドしてみた。意外に・・というか子供達には大好評なおいしさ。
お陰で今日のパパのお弁当にも入れられた(笑)
ピザは翌日の夕食用の牛肉を少し使ってプルコギ風とソーセージなどのミックスピザの2種類。生地は停電を少し気にしつつホームベーカリーで。
あとは、買ってきたブロッコリーやアスパラのサラダ。

そして、何もないとかわいそうだとパパが会社帰りに買ってきてくれた本のプレゼント。

いつものお祝いのご馳走やプレゼントに比べるとかなりシンプルだけど、家族5人でお祝いできて、みんな元気でいることに感謝のお誕生会。
それはそれで思い出に残るんでしょうね。

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ひな祭り

2011-03-03 22:38:09 | 今日の三つ子
3月3日はどうやら毎年ちらし寿司を作ってお祝いしていたようだ。

今年は給食も「ちらしご飯」という献立だしやめちゃおうかな?と思ったのだが
昨日スーパーに行ったら「明かりをつけましょぼんぼりにぃ~」と大音響で流れる中
様々な桃色の食品が陳列されていて「やはりメニューも考えるの面倒だし、ちらしにしよう」と相成った。
ただ、それだけじゃ足りなさそうなのが問題。
とりあえずお腹の足しにはならないかもだけど「ハマグリのお吸い物だよね」と魚売り場を見に行ったら
「げっ!」なお値段のハマグリか(毎年驚いているような気も・・・)
去年息子に不評だった「ハマグリもどき」しか売っていない。
もどき・・と勝手に思い込んでいるだけでハマグリなのかもしれないが、
国産じゃないし買う気になれず「なしでいいや!」
で、茶碗蒸しと春巻きをおかずにすることにした。

何故か今日は段取りよく下ごしらえがさっさと終わったので
(たぶん子供の友達が遊びに来てなかったのが勝因・・笑)
三人それぞれに料理をしてもらうことにした。
まず息子が茶碗蒸し。
卵割ってだし汁と混ぜて具を入れてあとはオーブンが上手にやってくれるので実は簡単。
終わったら「思ったより簡単だったよ」と満足げ。
楽しそうに卵汁を濾し機にかけてた。
かまぼこやしいたけ菜の花などの具もちゃんと包丁で切ってもらう。
「楽しいね」といいつつも緊張するのか、切り終わると「ふぅぅ」と小さいため息をついてるあたりがかわいい。
オーブンもメモリー機能で簡単操作!ってヤツなので
「茶碗蒸しのところにしてスタート押してね」で完璧!
だし汁のだしをとるのと味付け以外全部出来たじゃん!

次に娘1は春巻き。
具は全部千切りにしておいたのでフライパンで炒めてもらい
予めあわせておいた調味料類を混ぜて片栗粉でとろみをつけてもらう。
腕まくりをして、背伸びをして一生懸命フライパンと格闘。
うちのフライパンちょっと大きいから大変だったかな?
このくらいのもの炒めるようにちゅうくらいの買おうかしら?
で、具が冷めたら皮に巻く。
皮のパッケージの裏側の巻き方の説明を読んで一人で頑張って全部巻いていた。
全く手伝わずにすみそうだったのでその間に娘2とちらし寿司。
ご飯を酢めしにしてもらうところからはじめたのだが、量が多い上に軽く混ぜる行為は難しいらしくここだけ私が担当。
予め煮ておいた油揚げ、しいたけ、人参、たけのこを混ぜてもらい、
その上にお酢にしたレンコン、菜の花、海老と
錦糸卵、いくら、サーモン、アボガドを「綺麗に並べてね」とお願いして
その間に巻き終わった春巻きを揚げる。

「料理した人の特権で味見していい」ことになっているので
娘1と娘2はそれぞれつまみ食いをしている。
二人で交換とかしちゃったりしてちゃっかり。

で、無事に出来上がり!
お雛様にもちらし寿司をお供えして「いただきまぁ~す」

「ちょっと茶碗蒸しにブツブツが出来てる」と不満げな息子。
いきなり板前でもないんだから・・・
「おいしいよ!すごいねぇ」の娘達の褒めるのもよそに
「今度はもっと綺麗な茶碗蒸しを作るよ」と息巻いていた。
たぶんオーブンのせいだとおもう・・とは言えなかった私。
まぁこれで料理に目覚めてくれるならいいことだ。
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