夏休み

夏休みと言っても主婦業にも母親業にも休みはあるはずもなく
パパのお盆休みの期間をそう呼ぶだけのことだ。
だからママにとっては別に楽しい夏休みでも嬉しい夏休みでもなく
子供達にとっては何で毎日パパが家にいるのかなぁ？と言って程度だ。

そんな我が家でもやはりパパが休みなので・・・ということでお泊り遠出する事になった。
パパの実家は毎年夏になると八ヶ岳に長期滞在するので結婚してから毎年一緒にどうかとお誘いを受ける。
結婚してすぐの夏は確か行ったと思うがその後ほとんど記憶にないところ見ると全然行ってないのかもしれない。
私の仕事の関係上休みが普通に取れなかったこともあるし、パパが休みの中日あたりにゴルフなどを入れてしまって
面倒になり行かなかったのかもしれない・・・。

が、正直に言うと私は山の暮らしと言うものが好きではないのだ。
別に都会子ぶってるとか気取ってるとかではなく
とにかく虫が嫌いなのだ。
生理的にどうしても許容できないのだからしょうがない。
普通に生活していてもかなり虫に対してビクビクしてるのに
山になど行った日にゃあ、生きた心地がしないと言うものだ。

それに私はたいそうずぼらで怠け者な性格なのでとにかく楽できるならとことん楽したい。
休みと名のつく日になれないところでいつもより規則正しい生活をするのは正直辛い。
毎日朝早くおきて朝食の支度、掃除洗濯、昼食、買い物、夕食の支度・・・などなど
いつもと同じ生活なんかまっぴらごめんなので
出かけるなら上げ膳据え膳のんびり楽したいのだ。

多分こんな理由で山の家に長期滞在の仲間入りをしなかったのだが
子供が生まれればそうは行かない。
しかも去年は義父の体調が悪く「今年でもう行けないかもしれないからどうしても・・」
と言う事で一歳半の子供を連れて泊まりに行ったのだった。
その顛末はまたの機会に書くことにして
「今年（去年）でもう行かない」はずの山の家長期滞在は義父の体調も復活（？）して
無事今年も実現したのである。
去年言った事などすっかり忘れて8月に入ってから「早くいらっしゃい」との義母ラブコールの日々。
去年のことを思うとただただブルーな私。
どこも行く予定もなく断る理由もない。
子供達も行けば喜ぶかもしれない、去年とは違うし・・
毎日パパがいてこっちにいても三食作らなきゃいけないんだったら
多少手伝う程度で済むほうが楽と言うものだろう・・・
と言う事で8月18日から3泊4日の山の家滞在が我が家の夏休みの一大イベントになった。

・・・・・・続きは後日

トイレトレーニング

トレーニングと言う名の付くものでこれほど頼りないトレーニングってあるのだろうか？
トレーニー（子供達）はもちろんの事トレーナー（親）も全く経験のないことをやらなければならない。
勿論親は大人なのでトイレで用をたせるのだが（当たり前だ！）
トレーナーとしてどうしたらうまく教えられるのか等などの知識もなければトレーニングも積んでない。
トレーナーなのに試行錯誤。
そこでハウツー本を見たりすることになるのだが結局それも先輩ママのアドバイス的なことが中心で
総じて言えば何となくできてましたぁ・・・みたいな話しになりかねない。

ま、終わってしまえば育児って具体的にどうやったかなんてすっかり忘れてしまうもんだから
先輩ママのアドバイスなんてあてにならないのも仕方ないだろう。

私自身たった一年前子供達に何を食べさせどうやってたかなんて覚えてない。
そうやってそのときそのとき夢中でその苦労をあとで忘れて喜びに変えることが出来るから子育てって出来るんだろうけど・・・

と、脱線したがそんなわけでトイレトレーニングのハウツーなど教わる事もなく
そろそろ二歳の夏だからと言う事だけで始めた私。
正直こんな大変だとは思わなかった。
三つ子で苦労した事と言われたら今のところ迷わずトイレトレーニングと答えるだろう。

初日は張り切っていきなり三人に普通のパンツをはかせた。
が、まだ排尿間隔なども把握できていない親がそれをやるのは無謀と言うもんで
最初からいきなり尿意を知らせられるはずもなくあたり構わずおもらしする。
しかも子供の排尿間隔は長くてもせいぜい一時間程度だ。
しかも三人が同じ時間なわけではない（当たり前だ！）
時間差攻撃で一時間おきにもらされるとほぼ10分に一回誰かがお漏らしをし
私が床を拭きパンツを洗う・・・という図になる。
しかも我が家はノノが何故かまだ一時間も持たないようなのでもっとしょっちゅうだった。
さらに悪い事に人間っておしっこしたくない時でもそういう話題や場面に出くわすとしたくなったりするもので
他の子が漏らしてパンツかえてるのを見てて他の二人も漏らす・・・何てこともある。

もちろんブチキレてこの状態は二日でギブアップした。
仕方なく間隔の短いノノはオムツパンツにして、
トイレだと気が散るのかなんなのかいくら座らせても出ないで部屋に戻るとしてしまうナァナはトレーニングパンツにしてみた。
割りと間隔も定まっていてうまく時間に連れて行けば成功するゆーたんだけ普通のパンツをはかせることにした。

とにかく一人づつつぶしていくしかない。
三人いっぺんにやろうと思ったらこっちがおかしくなりそうだし、所詮無理だ。
この夏に一人でもオムツが取れればばん万歳だ・・・と開き直る事にした。
そのとたん気が楽になってもらされても怒らなくなった。

そのおかげ（？）でゆーたんは着々と成功率をあげ、
ナァナは「おしっこでた～」と言いながら雑巾を取りに来るようになり
ノノはのんびりたまーに「おしっこでそう」と言いに来る。

ただ遊びに夢中だったりするとトイレに行く事事体を嫌がる。
仕方なくトイレにシール貼るスペースを作りトイレに行ったらシールを張っていい事にしたのだが
今度シール張りたさに「おしっこでそう」と言ってみたり
シールを握り締めトイレからでなかったりでそれはそれで苦労してる。
漏らして怒る事は少なくなったのだがシールがらみの理由で結構結局怒ってるな・・・いかん。

たまには息抜き

息抜きと言っても毎日ビールを飲みながらテレビを見るくらいしか出来ない。
パパが早く帰ってきてくれれば夜に出かけることも不可能ではないのだが
ほとんど毎日と言っていいくらい遅いので平日はそれも不可能。
それに早く帰ったら帰ったで（早いといっても9時頃なので）
前に書いたように食事の支度、かたずけ等など結局疲れて
出かけようという気にもならないし出かける時間もない。
土日もパパがいるとなんだかんだで遊んでしまって寝る時間が遅くなりがちなので
これはこれで時間がなかったりする。

ところが先週の日曜日は昼寝をしなかったせいでさっさと8時過ぎに寝てしまった。
しかもパパも前日のゴルフの疲れでさっさと寝ると言う。
わぁーい時間がいっぱいある・・さて何しよう？
そうだ映画に行こう！！スターウォーズ！！
と即決、即実行。
9時半からの最終上映を車を飛ばしワーナーのシネコンに見に行く。
こういう時小さくても近所にシネコンがあるのは便利だ。

実は映画を観るのはスターウォーズエピソード１以来。
久しぶりに観にいって気付いたのだがずいぶん椅子も座りやすいし
なんだか音もすごくよくなったような気がする。
まぁ椅子は空いていて左右いなかったので肘掛にほお杖ついてもたれながら観られたせいもあるのかも？
それに音響もど真ん中の席だったと言うのもあるのかな？

とにかく座りごこちもよく音もよく堪能してきた。
内容については色々と突っ込みを入れたくなる方がいるのもなるほどとも思えなくもなかったですが
私にとってはそんなことはどうでもよく、映画を観ているというだけで充分だった。
しかもアナキンはかなりかっこよくなっていた。
そしてウン十年前にみたスターウォーズの直前の話しはこうだったのか・・・
と言うのもなんとも感慨深いものがあった。
これ以上の息抜きはないではないか・・・と一人悦にいって帰って来たら
パパは高いびきで寝ていてこの感動を伝えようにも伝えられない。
ま、起きていてもスターウォーズを一作も観た事もないという天然記念物な人なので話したところでイライラするだけなんだけど。

三つ子に会った

「わぁ・・三つ子ちゃんなんて初めて見た」とよく人に言われるのだが
実は私だって子供達が生まれて初めて見たのだ。
なので「私もこの子たち以外見たことないんですよ」と答えている。

この間子供達が生まれる前に住んでいたところに子供達を連れて買い物に行った。
目的はパンなどの料理材料を冨澤商店で買うことと義妹の出産祝いを買うこと。
子供達は割りといい子にお買い物に付き合ってくれたのだが
（あいかわらずノノはすぐ歩くのが面倒になるのか疲れるのか抱っこを要求するが・・）
出産祝いを選ぼうと入ったボーネルンドで見本のおもちゃを取り合って喧嘩を始めた。
お祝いの品を選びつつ子供達の仲裁に入り泣いている子をなだめ、叩いた子をたしなめ・・
と傍目にはパニック状態になってる（私には日常茶飯事）私の横で夫婦が
「三つ子？・・男の子一人？・・・女の子二人・・」との声が聞こえる。
これもいつもの事でどうせ大変ねぇ・・と思っているんだろうとやり過ごしていたのだが
喧嘩もなんとか収まった頃に先ほどの夫婦が「すみません」と声をかけてきた。
「三つ子なんですか？」とこれまたいつもと同じ質問。
「ええ・・大変で・・」と笑って応えると「うちもなんです」との意外な返事。
なんと四歳の男の子三人の三つ子ちゃんのパパとママだったのだ。
「えー！！」とばかりに三人のお顔を拝見。
しばし立ち話・・なんだか実際に三つ子を見るとなんだか感動してしまう。

それにしても一番驚いていたのはお店の人で三つ子を見たの事体初めてだったらしいのに
一気に二組もなんて・・・とキャーキャー言ってた。
ま、キャーキャー言われただけで何も得する事もなかたんだけどね。

ぶち切れの日々

暑いせいなのか子供達の反抗期真っ盛りのせいなのか・・・
とにかく毎日怒りすぎくらい怒って夜は死んだようになってる私。
とにかく何もする気がないくらい疲れるのでボーっとビールを飲みながらテレビ見てます。
おかげでパソコンにも向わずまた一ヶ月以上何も書き込まずに過ぎてしまった・・。

とにかく三つ子は日々パワーアップしていて目も離せない状態。
一時は喧嘩して叩きあっていたのだが最近は力も増してきて
髪を引っ張って引き倒したり押しのけて転ばせたり・・・あわやの事態もつどつど・・
目を離さないどころか傍にいないと大怪我しそう。
かといっていつも一緒になんていたら家事も出来ない。それはそれでまたイライラする。
身体は一つしかないんだぁぁぁ・・と叫びながら「いー加減にしなさい」と怒鳴ってみたり
傍に呼んで「自分がこんなことされたら痛いでしょ？怪我したら悲しいでしょ？
ママは大事な皆が痛い目に会うのは悲しいな・・」と諭してみたり
「そんないうこと聞かない悪い子は雷さまにお臍とられちゃうよ！お化けが出るよ」と脅してみたり・・
こんな支離滅裂な状況で果たして子供達はまともに育つのかと心配にもなり
明日こそはきちんと冷静に対処しようと反省するのだが
いざ直面するとかーっと頭に血がのぼり「もー！いいかげんにして」と叫んでいる。
この状況もある程度開き直れる（つまり慣れてきてこのくらいじゃ死なないな・・
と達観できる状態まで行く事なんだけど）とあまり怒らなくてすむのだが
そうなるにはかなりの修行が必要だ。

先月末から本格的にトイレトレーニングを始めたのだがこれがなかなかうまくいかなくて
（当たり前なのだが・・三人となると覚悟していてもかなりきつい）
最初の頃などしょっちゅうそこらじゅうに代わる代わるお漏らしをされ
午前中など家事なんて何も出来ずにパンツ洗いと床拭きで終わったりしていた。
キレて泣きながらパパに「もう出来ない～ぃ」と電話した事もある。
がそのうち慣れてきて「あ！これで自分で拭きなさい」って感じになってきた。
まぁ、各自のトイレのパターン（ペース）もつかめてきたり
彼らも少しわかって出来るようになってきたというのもあるんだろうけど・・・

それでもやはりトイレに一時間おきに連れて行くのは大変だ。
そろそろかな・・と言うときに声をかけトイレに連れて行くのは正直面倒だしイライラもする。
「トイレ行きましょ？」と言ってうんと素直に行くのならいいがとにかく反抗期の子供達は「ダメ！」と頑張る。
なんとかなだめすかして連れて行くのだがすったもんだしてるうちにおしっこ出ちゃった・・と言うことも少なくなく
「だから・・ほら！」と怒りたくもなる。
怒るのも疲れるがその怒りを押さえるのもその数倍疲れる。

こんな疲れる場面がトイレのみならず着替え、ごはん、おかたずけ、寝る時間・・
その他諸々のいたずらと一日中休む間もなく続いてる。
暑いのに無駄に怒ってエネルギー消耗してるよな・・私。