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住宅建築-瓦礫撤去と埋戻し管理

2016年01月11日 | 日記
住宅建築-瓦礫撤去と埋戻し管理

東京の高級分譲地で、地盤調査を行った結果、敷地の3分の2が
地面より1.5mから3.0mにて、瓦礫に当たり貫入不能になりました。
ここは、昔、大きな豪邸が建築されており、地下室もあったとの情報から、
もしかしたら、建物解体の瓦礫などが残っている可能性が考えられました。

この土地を購入した買主の人は、販売先の不動産業者に瓦礫の撤去をするように
請求しました。不動産会社としても、このような状況になっている事は、知らなかった
と思いますが、裁判になれば、当然に撤去する判決になるので、それに応じました。

今回、土地の買主の人および設計士、建築会社の人から、瓦礫の撤去並びに土の埋戻しの
現場管理を依頼され、約2週間に及ぶ工事が終了し、きれいに瓦礫がなくなりました。

実際に、3.0mも掘削するとなると時間もかかりますし、大変ですよね。
掘削してみると、地下室の壁面が残っていたり、H鋼が残っていたりと、地盤調査の時に
予想していた通りの結果になりました。安価な解体業者に依頼した結果、いいかげんな
解体工事により、逆に、後から、ものすごく費用が出る結果になってしまったのではない
でしょうか。
この当時の解体業者は、逃げてしまつているらしいです。
1件1件きちんと仕事をしないと後から、大変な事になってしまいますよね。
大昔であれば、地盤調査もしていなかったので、わからず、そのまま新築住宅を
建てていたかもしれませんが、現在では、地盤調査をする時代になっています。

地盤が悪いところほど、ガレキが混入されている気がしますが、地盤が軟弱でなくても
上記のような場合は、残っています。土地を購入する人は、その土地の履歴を
調べることも必要だと思います。

 


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