IPSO FACTO

アメリカの首都ワシントンで活動するジャーナリストの独り言を活字化してみました。気軽に読んでください。

今年もいよいよ終わりが近づき…

2004-12-31 15:44:35 | ニュース
エビの食べすぎから2日たった今晩、別の忘年会に行ったのだが、再びエビの悪夢に…。今日はワシントン在住の日本人だけで企画した忘年会だったため、僕はてっきり日本料理店にでも行くのかなと思っていたのだが、夕方に連絡があってベトナム料理に変更したことを知らされた。ベトナム料理だけにエビはあんまり無いだろうと思ったのだが、レストランで出てきたのは魚介類たっぷりのベトナム風鍋料理で(ベトナムにも日本のような鍋料理があるのにビックリ)、以前勤めていた会社の先輩からは「これでも食べて来年も頑張って!」と鍋でジックリと炊かれた2匹のエビを差し出される始末。でも、一口食べてみると、2日前の記憶は吹っ飛び、しばらくして3匹目のエビの皮をむく自分に気がついた。

年末年始にかけて、もっと正確に言えば今週末、僕のスケジュールには小ぶりながら幾つものイベントが入っており、なんとか全てこなしてやろうと必死なのだ。あと一回できる忘年会、1月1日の友人宅訪問(どこの家に行くかは、事前の連絡で聞いた冷蔵庫の中身次第だが)、新春サッカーボール初蹴り、4本のDVD映画鑑賞…。実はこれに加えて、もう1つだけ終えておかなければならない厄介な問題がある。

1週間前にコンピューター用の机を購入したのだが、自分で組み立てるやつで、どうも完成後の机が不安定なのだ。僕は本棚やコーヒーテーブルなんかは全て自分で組み立ててきたのだが(その方が安いし)、今回の机の組み立てはかなりハードだった。強化ガラスでできたこの机は全体の重さが20キロ近くあり、それぞれのパーツが重かったりするので、一人での組み立てがなかなか難しかったのである。今から考えれば、友達に来てもらって最低でも2人で作業をすればよかったと反省しているのだが、「これくらいは簡単だ」と思ってしまって箱を開けたのが間違いだった。

なんと完成して、机の上にはコンピューターやモニターを置いたのだが、しばらくもしないうちに机が揺れやすいことに気がついた。今のところ仕事に全く影響は無いが、それでも微妙に揺れる机の事は気になるもの。今週末はこの机の揺れを止めるために、色々と頭を悩ますことになりそうだ。

年末のこんな時期に、原因不明の気味悪い事件がアメリカ各地で発生している。オハイオ州とコロラド州の警察当局は、それぞれの地域で今週月曜日に発生した奇妙なレーザー事件の解明に必死だ。

月曜日、オハイオ州クリーブランドにあるホプキンス国際空港から約20キロの地点で、8500フィートの高度で飛行していた旅客機のコックピットに、突然赤色のレーザー光線が入ってきた。パイロットの証言では、このレーザー光線は約5秒間ほど確認する事ができ、パイロット達は空港の管制センターに緊急連絡を入れた。

管制センターはレーダーを使って、レーザー光線の出所を突き止めたが、光線はクリーブランド郊外の住宅地から発せられていたものだった。捜査に加わったFBI捜査官の1人はAP通信に対し、住宅街からのレーザー光線が旅客機をきっちりと追尾していたことに注目し、いたずら目的の他にテロリズムの可能性も入れて捜査を行っていると明かした。

コロラドスプリングスでも月曜日夜、同様のレーザー光線が飛行機に当てられたという報告があった。コロラドスプリングス上空を飛行中の旅客機と貨物機のコックピットに緑色の光線が当てられたが、事故も無く無事に空港に着陸している。警察はパトカーやヘリコプターを使って、レーザーの発射されたと考えられる地域を捜査したが、何も見つかっていない。

FBIではテロリストが地上からレーザーを使用し、飛行中のパイロットの眼を一時的に見えなくさせたりする可能性があると今月初めから警告してきた。大型のレーザーはスキー場のライトアップや工事現場の証明にも使われており、いたずらではなく偶然の事故だった可能性もまた存在する。ただ、水曜日にFBIは先程の2都市を含む6都市でクリスマス以降に同様のレーザーらしきものが飛行中の旅客機コックピットに当てられていたことを明かしており、偶然とは考えにくいのも確かだ。

とうとう2004年も終わり、2005年があと22時間で(日本は8時間)スタートするわけだが、来年はどんなニュースが出てくるのだろうか?来年もヨロシクです。