サブカルチャーマシンガン

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ランクヘッド『10NK YOU ALL LUNKHEADS!!!!!!!!!!』@千葉LOOK 14.9.27

2014-09-28 | LIVE












昨日はランクヘッドのワンマンライブを観て来ました。









メジャーデビュー10周年を迎えたランクヘッドの久々の全国ツアーの初日、
私の地元は千葉で観て来たんですが、なんか、思った以上にもらったものが大きかったというか
はっきり言って完全燃焼出来ちゃった感覚もあったりしてやっぱりLOOKで観るランクヘッドはイイな、と
単純に思ったのと
日々生きる上でモヤモヤする事が多いので
その点でもすっごく支えの一部になってくれたライブだったなあ・・・と振り返って思いました
セットリストも面白く本当にランクヘッドって良い曲が多いんだよな、って純粋に感じられたのも嬉しかったですね。

非常に良いツアー初日だったので、ランクヘッドの大ファンって方は是非是非ってところですかね。
毎回観る度に山下壮さんの存在感が増してる、より職人的なギターを披露するようになられてるなあって思います
この日もキメキメのリフや圧巻のギターソロなど本当に格好良かったですよ山下さん。

尚、セトリはネタばれするので注意。












この日はソールドアウト、
っていうか千葉は毎回ソールドアウトになってて
千葉に於けるランクヘッドの人気は相当高い事が伺えます
この日もまた千葉では恒例の「おかんがおにぎり作ってくれた」話を披露されててお馴染み感がありましたね(笑

一曲目から「白い声」という往年のファンには堪らない選曲
聴いてると情景が浮かんでくる歌詞も相俟って初っ端から感情移入してました
その次に攻め入るように不穏で格好良いリフを撒き散らした「閃光」の迫力
この曲は生で聴くとより山下さんのギターの凄みが体感出来て素晴らしいですね
美しいリフを鳴らした「前進/僕/戦場へ」などがむしゃら感漂う序盤で中々に気分良かったです。


個人的に凄く良かったと思えた「トライデント」、
どうしようもないぜ悔んだって という歌詞は最近悔む事が多かったので
忘れてしまいたい、と思う事が多かったので何かと励みのように自分に作用してくれました
改めてとても良い曲だなあ、と
「インディゴ」「ハイライト」とひとしきり盛り上げた後
(ちなみに「ハイライト」も不安定な心に火を灯すようなとても頼りになる曲。信じたい気持ちを支えてくれた)
「闇を暴け」で剥き出しの闘争感を爆発させたパートが物凄く圧巻で場の盛り上がりも最高潮でした
生命を焼き尽くすかのような、大げさに言えばそんな感じの“必死”に徹した演奏がとても格好良かったですね。
この曲は音源でもそうですがギターロックとは思えないくらいのハードコア感があります。

そして、その盛り上がりから一転して「ヘブンズドア」だったんですが
この曲がとみに素晴らしくて思わず溜め息をつきたくなる程の完成度でした
完全に音源以上の作中観を紡げてた上に演奏も非常に瑞々しくて相当グッと来ましたね
山下壮渾身のギターソロも感動しましたし中盤のクライマックスと形容してもいいくらいの出来栄えでしたね

またその次が「密室」っていうのが堪らなかったですね
塞ぎ込んだ寂しさが拡がっていくような曲で正直嬉しかったです
続けて同アルバムから「風の作り方を知ってるか」、まるで怒号のようなボーカルが鳴り響きつつ
理屈じゃない衝動感と躍動をまじまじと味わえてこの曲もまた最高でした
私的に疑いたい事が多過ぎるのではっきりと「疑え」と口に出して歌ってくれた事が物凄く嬉しかったし気持ち助けられました。
一心不乱に演奏するメンバーの熱さもとても良かったですね 初日はどのバンドも粗い~って言ってましたけど十分過ぎるクオリティですよ(笑
いいもんみせてもらいました。


確かにそこで息をしていた~と歌う方向性が沁みた「プルケリマ」に
情感漂う「教室」とこれまた堪らない流れが来て心証も良かったです
やっぱ「教室」のメロディはいいなあ、と

「幻灯」で中盤のクライマックス感を演出しつつ聴き手に過去を回帰させつつ、
普段あまり演らない曲をせっかくだからやろう、と、だからスリリングで緊張した~という旨のMCを挟んで
本編最後の爆発ゾーンをこの日も堂々と駆け抜けました。


「スターマイン」は流石の盛り上がりっぷりで正直この夏出たばっかの新曲とは思えない定着っぷり(笑
音源同様キレッキレのギターリフと切なさも漂う歌詞の応酬がとても良かったんですが
それ以上に観客のノリノリっぷりが気持ちの盛り上がりを後押ししてくれました
「今だけは誰もが許されて~」っていうのはある種観客の気持ちを代弁してる節もあるのかもしれない。単なる想像だけど。

「果てしなく白に近づきたい青」も感情剥き出しで良かったですし
「シンドローム」も盤石のテンションでこちらの気持ちを大いにアゲてくれたんですが
このパートのハイライトは「アルピニスタ」だったと思う。

兎にも角にもコール&レスポンスの部分(“お~お~”のとこ)が相当熱くて、めちゃめちゃ熱くて
歌うというより叫ぶ感じの流れにもなってたので自分も叫びながら、けどなんだか泣きそうになってしまってました
その時日々の悔しいなあ、伝わらないなあって想いを爆発させながら他の観客と一緒に叫んでたので、
それでもどうにか足掻きたいって想いを浮かべながら叫び歌ってたので
それもあって余計に・・・ね。
というかこの曲の構成って実にがむしゃら感溢れる楽曲を生みだして来たランクヘッドそのものだなあ、と
実に感慨深く思いながら聴いてたりコールに対してレスポンスしてたりしたのでした
正直この曲のみんなで足掻くようなテンション大好きだなって思います。
この日の光景もまた忘れられないでしょうね。はっきり言って、実直に感動しました。しかもこの曲最新作の曲ですからね。流石ですよ。

本編最後が「すべて」っていうのも流れを汲んでて最高でした。今の男気溢れる小高さんが歌うとハマるなあ。


アンコールでは「救われていい」と歌うライブ会場限定の新曲「シンフォ二ア」、
これがまた良い曲で得したなあ、って気分になりつつ
千葉では恒例の「山下壮のテーマ」、こういう会場ならではの恒例曲があるのはいいですよね
客側にダイブしつつ、ダイブしながら携帯で写真を撮っていた山下&小高コンビが面白かったです(笑


ダブルアンコールは、前回がこれで終わりでしたし客電も点きSEも鳴ってたのでなさそうだな、と思いつつ拍手を続けてたんですが
まさかの敢行(!)にビックリしました
完全に終わるようなムードになってましたからね
客側から「ありがと~」の声がいくつも出て温かい気分になりつつ
最後の最後は「生きているから」。

この曲がまた良くて予定になかった割には歌詞がしっかりと耳に入って来る程気持ち良く歌ってくれてました
聴いてて握り拳を作りたくなるようなこの曲が私は大好きで10周年記念ツアーの千葉公演がこの曲ラストで本当に良かったなと
心からそう感じつつ会場を後にしたのでした。地元千葉で素敵な光景を見せてくれて、本当にありがとうございました!














1.白い声
2.閃光
3.前進/僕/戦場へ
4.トライデント
5.インディゴ
6.ハイライト
7.闇を暴け
8.ヘブンズドア
9.密室
10.風の作り方を知ってるか
11.プルケリマ
12.教室
13.幻灯
14.スターマイン
15.果てしなく白に近づきたい青
16.シンドローム
17.アルピニスタ
18.すべて

アンコール
19.シンフォ二ア
20.山下壮のテーマ

ダブルアンコール
21.生きているから










なんというか、
毎日生きてて凄く燻ってたりするので
煮え切らなかったりもするので、でもこの日のライブを体験して
ちょっと「信じ抜く力」が鍛えられた感じがします。

そういうライブをしてくれるバンドなんだと、改めて感じさせてくれました。
ハイライトは「アルピニスタ」と「生きているから」。




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