ネッタイムス・ブログ

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福島第一原発2号機の温度が高く不安定な状態

2012-02-12 17:40:34 | ニュース
今回は当ブログのエントリ、福島第一原発2号機の温度上昇でホウ酸を注入の続報と言う事で。
東京電力は12日、福島第一原発2号機の原子炉圧力容器底部の温度が、12日午前10時に78.3度に上昇したと発表。
格納容器内からは放射性キセノンが未検出の為、臨界はしていないと言う。

東電によると、2号機の圧力容器底部の三つの温度計の内、一つの温度計で11日午後11時に74.9度に上がった為、注水量を増やしたが、12日午前10時に78.3度に上昇し、午前11時には再び74.9度に下がり正午現在は79.1度に再び上昇する等、不安定な状態が続いている様だ。
他の二つは35度前後で安定しているが、東電は注水量を増やすか検討している模様。

東電は、放射性キセノンが未検出だから臨界では無いと言っているが、昨年11月のキセノン検出の時には、福島第一原発2号機は臨界では無く自発核分裂?に書いた通り「自発核分裂」と、苦し紛れな言い訳に見えるコメントをしている。

また、先月、福島第一原発2号機の温度が急激に上昇した時には、温度が急上昇したのは温度計が壊れていると言い、温度が下がったら、温度計が壊れている筈なのに「もう大丈夫」とかコメントしたりと支離滅裂状態である。
東電は、一時凌ぎで適当に会見しているから整合性が取れないのだろう。

福島第一原発では先月、福島第一原発のセシウム数値が急上昇の原因にも書いたのだが、福島周辺でセシウムの数値が急上昇したり、福島第一原発で高濃度の汚染水が漏出に書いた様に、次から次に汚染水が漏れる等、トラブルが相次いでいるのだが、東電の対応は後手後手に回っている印象が拭えない。

2号機と言えば先月、福島第一原発2号機の格納容器内を撮影にも書いた様に、カメラを使って格納容器内を撮影しているのだが、東電の予測していたよりも水位が低かった(水位は不明)等が判明したが、2号機の内部状態の把握には程遠い状況である。

何度も書くのだが、やはり東電は決死隊を早急に募り、事故現場を目視で確認しなければ状況は何も改善しないのではないか。
東電自身が手を拱いているのなら、東電のケツを叩く等、政府の政治決断が必要なのかも知れない。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

安住財務大臣が為替介入レートを暴露

2012-02-11 19:44:47 | ニュース
政治家の阿呆な発言と言うのは古今東西と言うか、日本のみならず万国共通の問題なのかも知れない。
当ブログのエントリ、日本の大雪と欧州の寒波とコピペにも書いたのだが、欧州では厳しい寒波が続き多数の死者が出ている中、フランスの一部地域でも気温がマイナス20度以下となり、ホームレスを中心に死者が出ている事を受け、フランスのノラ・ベラ労働・雇用・厚生大臣付特命担当大臣は自身のブログに、「幼児や高齢者、病人やホームレスは体調を崩し易い為、外出を避けるよう」呼び掛けた(笑)。

これに付いてツイッター等のネット上では、家を持たないホームレスに家から出ない様に大臣が提案していると嘲笑し、皮肉や批判が殺到した様だ。
批判を受けた妖怪人間ベラ大臣は、問題のブログを更新し、ホームレスに言及した部分は削除したと7日になって明らかにした模様である。
このベラ大臣のブログは、ホームレスの部分が余計だった訳で、国民へ注意喚起する気持ちや言いたい事は判るから笑える話で済む。

さて、次に日本の政治家を見てみると、阿呆な発言をする政治家のオンパレードやら「馬鹿の見本市」と言われる民主党には、馬鹿な発言をする逸材が多い事で定評があり、フランスに負けてはいない。
当ブログのエントリ、安住、プールにガソリンを貯蔵でお馴染みの「ガソリンプール」略して「ガソプー」こと安住淳財務大臣も阿呆発言をする貴重な逸材の一人。
安住大臣は、民主党の「光の戦士」こと原口一博、自民党の山本一太と並び「小物界の大物」として知られているが、私は、この三人は風貌が「夏休みの中学生」みたいな事から「花の中学生トリオ」と、勝手に名付けている。

そんな安住財務相は10日の衆院予算委員会で、昨年10月末に実施した円売り介入に付いて、「75円63銭の時点で介入しないと日本経済にとって大きな危機的な状況が及ぶと言う事で指示をした。78円20銭の所で止めた」と、介入開始と中止の水準を説明し、具体的なレートに言及したのである。
これは「ホームラン級の馬鹿」しかも「満塁弾」って感じ。

為替介入のレートは、その時々の状況によって変化するので、現在の介入レートは違うとは思うが、「生き馬の目を抜く」と言われる金融業界の関係者から見たら、その当時のチャートと安住大臣の発言を照らし合わせれば、日本の介入の手の内がある程度は予測出来るものだろう。
為替介入は、市場関係者との心理戦や駆け引きが重要な部分を占める為、介入に付いては手の内を見せず、何を遣ってくるのか判らなくて不気味。と市場関係者に思わせた方が得策である。

それなのに安住大臣は、御丁寧に為替介入レートを公表してしまうのだから、馬鹿の極みとしか言い様が無いな。
当ブログのエントリ、野田佳彦ドジョウ内閣の面々に、安住大臣の事を「安住の軽はずみな発言で経済や為替に影響が出るのが目に見える人事。」と書いているのだが、今回の発言では今の所、市場に大きな影響は見られない。
安住を財務大臣に任命した「笑ゥせぇるすまん」の「喪黒福造」こと野田佳彦ドジョウ首相は今、何を思い何を考えて居るのだろうか?。では。

関連エントリ
光の戦士こと原口は日和見主義の風見鶏
民主党の安住が他人事みたいに菅政権を批判

【ネッタイムス・東坊京門・作】

干し椎茸から基準値4倍超セシウム、既に販売

2012-02-10 15:50:14 | ニュース
今回は当ブログのエントリ、埼玉県茶業協会が放射性物質の全データを非公開等に書いた「食の安全」に関するエントリと言う事で。
横浜市は9日、静岡県藤枝市の加工業者が出荷して横浜市港北区のスーパーで販売された干し椎茸(乾燥椎茸)から、国の暫定基準値(規制値)である1キログラム当たり500ベクレルを大きく上回る2077ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表。

横浜市と静岡県によると、静岡県を除く9県で生産された干し椎茸を、藤枝市の業者が混ぜて袋詰めした80グラム入りの商品で、原産地名は日本産と表示されていた。
業者は、神奈川県と東京都内の計8店舗で販売した汚染椎茸等、全商品の自主回収を進めている。
この問題で静岡県は、椎茸を生産した9県の県名は「公表出来ない」とコメントしているのだが、何故に公表しないのだろうか、公表が出来ない理由が知りたいもんだね。

静岡県と言えば当ブログのエントリでも、フランスで静岡産茶葉からセシウム検出やら静岡県、放射性物質の隠蔽を業者に要請等でも色々と書いて来た通り、何かと問題の有る自治体だわな。
また、静岡県の川勝知事、また逆ギレにも書いた様に、知事がテンパった言動をする度に静岡県のイメージを低下させる為、川勝知事は「歩く風評被害」とも言われている。
静岡県に限った話では無く、米の安全宣言を行ってから、セシウム汚染米が続出した福島県の佐藤知事もそうだが、自治体や首長の拙い対応を見る度に、私は「地方分権」して本当に大丈夫なんだろうかと、素朴な疑問を感じてしまう。

地方分権とは、財源や権限を国や中央省庁から地方自治体に移譲させる事なのだが、その辺りの事を書くと長くなるし、今回のテーマは食の安全に付いてのエントリなので、地方分権に付いては差し控えるとする。
この度、発覚した「怪しい干し椎茸、セシウムさん」のみならず、最近は放射能汚染食品に付いてマスコミは大きく報じない事も気になる。
特に今回の様に販売された汚染食品を回収する際には、テレビや新聞で大きく報道すれば、回収作業の手助けになると思うけどね。

マスコミは、自らに都合の良い時は「国民の知る権利」とやらを持ち出す癖に、こう言う問題の時の「国民の知る権利」はどうなんだって話だな。
まぁ、あれだ。食の安全に付いては、当ブログでも色々と書いているので、以下のエントリを読んでみて下され。では。

関連エントリ
怪しい食品、福島産と日本の基準
食の安全、日本の常識は世界の非常識
日本の暫定基準値は異常な数値

【ネッタイムス・東坊京門・作】

埼玉県茶業協会が放射性物質の全データを非公開

2012-02-09 17:22:34 | ニュース
東京電力の福島第一原発事故によって、原発の安全神話が崩壊し、日本の空と海と大地に放射性物質が撒き散らされ、日本は様々な問題を抱える事になった。
多々ある問題の中でも、毎日の生活に大きく関わる「食の安全」は消費者にとっては気になる問題だろう。

商品を購入する際に、消費者が頼りにするのは飲食物に付いての情報公開と言う事になるのだが、静岡県、放射性物質の隠蔽を業者に要請にも書いた様に、消費者の信頼を裏切り、自治体が業者に隠蔽を要請をしたと言う、許し難い行為が有った事は御存知の方も多いと思う。
今回のエントリは、このパターンとは逆に情報公開を自治体が要請しても業界団体が断ると言う話を「産経新聞」(2月9日)で見付けたので以下に貼ってみる。

狭山茶の生産者らでつくる埼玉県茶業協会が、自主検査で放射性物質の測定を行った銘柄のうち、基準値(1キログラム当たり500ベクレル)未満だった銘柄の数値しか公表していない問題で、協会は昨年11月以降、県から数回にわたってすべての数値を公表するよう要請があったにもかかわらず、現在も対応を取っていないことが産経新聞の調べで分かった。

県の担当者は公表すべき項目の書式まで作って説得したが、協会側は「基準値を超えたものは流通していないから示す必要がない」との姿勢を崩していない。

県茶業協会は昨年11月15日、加盟業者のうち県の検査を拒否して自主検査を実施、基準値以下だった30業者の234銘柄について、製品名と測定値をホームページ(HP)に公開した。

ただ、県が検査したものについては基準値を超えたものも超えないものも全データを公開したのに対し、協会は「基準値を超えたものはもう店頭販売していない」との理由で、基準値未満のものしか示さなかった。
これでは、基準値を超えた銘柄があったのかどうか消費者は確認できない。

これに対し、県は「消費者に不親切」として昨年11月17日に協会に対して是正を要請。
上田知事も昨年11月25日の定例記者会見で「(協会側の)反応によっては、何らかの形で強い話(対応)になるかもしれない」と警告。
県はその後も数回にわたって全データの公表を要請した。

しかし、HPの掲載内容に変化が見られないため、県は今年に入って協会に対し、HPで示すべき内容について書式まで作って提案してみたというが、反応はなかったという。

以上が産経新聞の記事なのだが、都合の良い情報は公開して、都合の悪い情報は非公開すると言う埼玉県茶業協会の悪しき隠蔽体質が露呈した様だな。
全データの情報を非公開にするのは、埼玉県茶業協会にとって公開する事が出来ない、何か疚しい事実が有ると思われても仕方が無い話であり、消費者の信頼を大きく損ねたのではないか。
「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と言う言葉が有るのだが、埼玉県茶業協会は自らの御都合主義によって、狭山茶のイメージに止めを刺したのかも知れない。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

福島第一原発2号機の温度上昇でホウ酸を注入

2012-02-07 16:23:19 | ニュース
東京電力は6日、福島第一原発2号機の原子炉圧力容器底部の温度が70度前後の状態が続いていると発表。
近くの別の温度計は約45度で安定し、大きな上昇は無く、炉内のガスを分析した所、溶融燃料が再び連鎖的に核分裂する「再臨界」となる事を示す放射性キセノン135が検出されず、東電は「再臨界は起きていない」としている。

東電は7日未明、2号機への注水量を毎時10.6トンから13.6トンに3トン増加させ、再臨界等の核分裂反応を抑えるホウ酸を960キログラム注入した。
原子炉へのホウ酸注入は、2号機で半減期が短い放射性キセノンが検出され、再臨界が疑われた昨年11月2日以来となる。
原発事故後の保安規定では、注水量を1日当たり毎時1トン超増やすと「運転上の制限の逸脱」になる為、東電は事前に経済産業省の原子力安全保安院に通報した。

東電によると、水の流れが変化し、溶けた燃料の冷却効果が一部で下がった可能性が有ると言い、「原子炉全体としては十分冷えており、冷温停止状態は変わらない」としている。
上昇を示したのは、圧力容器下部に3個ある温度計の一つで、2月1日の52度から徐々に上がり、6日午前7時には73.3度まで上昇した為、5日に続いて6日も注水量を増やした所、同日午後5時時点では69.2度に若干下がったと言う。

東電は未だに「冷温停止状態」と言う言葉を恥ずかしげも無く使っている様だが、「冷温停止状態」とは当ブログのエントリ、冷温停止?事故収束?、冗談は顔だけにしてね野田首相にも書いた通り、政府と東電が福島第一原発の事故に合わせ、原子炉の安定を示す言葉として昨年7月に定義したもので、圧力容器の温度が概ね100度以下で、放射性物質の追加放出を大幅に抑えた状態の事。

核燃料が圧力容器に閉じ込められ、水に浸かっている通常の原子炉で、容器内の水温が100度未満になり、燃料の核分裂反応が止まった状態を意味する本来の専門用語である「冷温停止」とは異なり、単なる「言葉遊び」と言える。
よって、原発事故を起こした原子炉で「冷温停止状態」が云々とか言って喜んで居るのは、日本政府と東電のみであり、福島第一原発で「冷温停止」と言う言葉を使用するのは有り得ない事。

そして、当ブログのエントリ、福島第一原発は核燃料がコンクリートを侵食中?にも書いた様に、核燃料が行方不明の状態で、既に圧力容器や格納容器の中には少量の核燃料しか残っていないかも、ひょっとしたら空になっているかも知れない原子炉の温度を計っているのかも知れないのに「冷温停止状態」なんざ有り得ないね。
鍋の中の湯の温度を計る時、鍋に穴が空いて湯が流れ落ち、空になった鍋の温度を計って正確な温度が判るのか?。って話。

冷温云々を言うのなら空の容器を計るのでは無く、容器の下部とか、コンクリートに侵食中とか言われている場所を計らないと判らないだろうよ。
政府や東電は核燃料の有無に関係無く、原子炉の温度は100度以下状態だから「冷温停止状態」だと言うのだろうが、そんなのは屁理屈であり、本末転倒だわな。

今回の温度上昇だけでは無く、次から次に放射能汚染水を垂れ流すトラブル発生しており、原発事故は現在進行形であり、言葉遊びしている暇は無い。
東電は温度上昇と再臨界の関係を否定しているが、それらを含めて今後の動向が気になる。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】