当ブログのエントリ、福島第一原発の核燃料は何処に行った?にも書いた通り、核燃料の行方が気になる所なのだが、東京電力の解析結果では、メルトダウンが起きた1号機の核燃料は、鋼鉄の原子炉の底を突き破って相当の量が格納容器に落下し、容器の底のコンクリートを溶かして最大で65センチ侵食し、2号機と3号機に付いても一部の燃料は格納容器に落下していると推定している。
福島第一原発の1号機から3号機に付いては、核燃料がメルトダウンからメルトスルーして、溶けた核燃料が原子炉から格納容器に落下したのではないか?、はたまた福島原発はメルトスルーからサーフェス・フュージョンへに書いたのだが、メルトスルーよりも更に悪化した状況なのでは?、とも考えられるのだが、事故から8ヶ月以上が経った現在も、詳しい状況は判っていない。
これに付いて東電や国内の複数の研究機関が、これまで得られた原子炉の温度や注水状況等から溶けた燃料の状態を異なる方法で解析し、11月30日に国が開いた研究会で結果を発表した。
この内、東電の解析では最も厳しい評価をした場合、1号機は全ての燃料が溶け落ち、原子炉の底を突き破って相当の量が格納容器に落下したと推定している。
格納容器の底にはコンクリートがあり、更に鋼鉄の板で覆われているのだが、燃料が格納容器の底に落ちると高熱で反応して、このコンクリートを溶かし浸食すると言う事で、最悪の場合は1号機で65センチの深さ迄に達すると言う。
最もコンクリートの薄い所では、格納容器の鋼板迄37センチしか無く、核燃料が格納容器の外部に突き抜ける可能性もある。
また、2号機と3号機に付いても最悪の場合には、各々57%と63%の燃料が溶け落ちて、その一部が格納容器に落下したと推定している。
東電によると、原子炉と格納容器の温度は21日現在で何れも100度以下、溶けた燃料は水で冷却されており、コンクリートの侵食は止まっていると推定している。
研究会では、この他の研究機関の解析結果も発表され、複数の結果を基に原子炉や燃料の状態に付いて議論された模様。
東京電力や国は、今回の解析結果を更に詳しく分析し、今後の廃炉に向けて核燃料をどの様に取り出すか等に付いて検討する様だ。
研究発表は「推定」「推定」と言う言葉の羅列で具体的には言えず、根拠の無い数字ばかりで、計算方法に付いても曖昧。
何せ、東電は原発事故の現場を目視で確認せず、「ほったらかし」状態であるから、事故から8ヶ月以上も経つのに、どんな状況なのか一切把握していないので、計算の根拠となっているデータが、本当に正しいのか何も判らない訳だ。
東電の松本某とか言う広報担当者は、何時も他人事みたいな物言いをして、世間の顰蹙を買っている様だが、現場の状況を把握せずコメントをしているのだから、のんべんだらりと話すしか出来ないのは当然なのだろう、単なるアリバイ会見なのだよ。
東電は色々と手を打っており、原発事故の収束に向けて動いていますよと言うアリバイ作りのね。
アリバイばかりでは無く、東電は何時になったら「決死隊」を編成して、現場の確認に行くのか?、目視で確認しなければ何も判らないだろう?、ほったらかし状態を続けて収束するのかね?。
東電は他力本願では無く、自分達で行動しないと何時まで経っても埒が明かないよ、行動あるのみ善は急げ。では。
【ネッタイムス・東坊京門・作】
福島第一原発の1号機から3号機に付いては、核燃料がメルトダウンからメルトスルーして、溶けた核燃料が原子炉から格納容器に落下したのではないか?、はたまた福島原発はメルトスルーからサーフェス・フュージョンへに書いたのだが、メルトスルーよりも更に悪化した状況なのでは?、とも考えられるのだが、事故から8ヶ月以上が経った現在も、詳しい状況は判っていない。
これに付いて東電や国内の複数の研究機関が、これまで得られた原子炉の温度や注水状況等から溶けた燃料の状態を異なる方法で解析し、11月30日に国が開いた研究会で結果を発表した。
この内、東電の解析では最も厳しい評価をした場合、1号機は全ての燃料が溶け落ち、原子炉の底を突き破って相当の量が格納容器に落下したと推定している。
格納容器の底にはコンクリートがあり、更に鋼鉄の板で覆われているのだが、燃料が格納容器の底に落ちると高熱で反応して、このコンクリートを溶かし浸食すると言う事で、最悪の場合は1号機で65センチの深さ迄に達すると言う。
最もコンクリートの薄い所では、格納容器の鋼板迄37センチしか無く、核燃料が格納容器の外部に突き抜ける可能性もある。
また、2号機と3号機に付いても最悪の場合には、各々57%と63%の燃料が溶け落ちて、その一部が格納容器に落下したと推定している。
東電によると、原子炉と格納容器の温度は21日現在で何れも100度以下、溶けた燃料は水で冷却されており、コンクリートの侵食は止まっていると推定している。
研究会では、この他の研究機関の解析結果も発表され、複数の結果を基に原子炉や燃料の状態に付いて議論された模様。
東京電力や国は、今回の解析結果を更に詳しく分析し、今後の廃炉に向けて核燃料をどの様に取り出すか等に付いて検討する様だ。
研究発表は「推定」「推定」と言う言葉の羅列で具体的には言えず、根拠の無い数字ばかりで、計算方法に付いても曖昧。
何せ、東電は原発事故の現場を目視で確認せず、「ほったらかし」状態であるから、事故から8ヶ月以上も経つのに、どんな状況なのか一切把握していないので、計算の根拠となっているデータが、本当に正しいのか何も判らない訳だ。
東電の松本某とか言う広報担当者は、何時も他人事みたいな物言いをして、世間の顰蹙を買っている様だが、現場の状況を把握せずコメントをしているのだから、のんべんだらりと話すしか出来ないのは当然なのだろう、単なるアリバイ会見なのだよ。
東電は色々と手を打っており、原発事故の収束に向けて動いていますよと言うアリバイ作りのね。
アリバイばかりでは無く、東電は何時になったら「決死隊」を編成して、現場の確認に行くのか?、目視で確認しなければ何も判らないだろう?、ほったらかし状態を続けて収束するのかね?。
東電は他力本願では無く、自分達で行動しないと何時まで経っても埒が明かないよ、行動あるのみ善は急げ。では。
【ネッタイムス・東坊京門・作】
4~5月に2、3号機の取水口付近から流出した高濃度の汚染水が原因とみている。
検出したのは、高濃度汚染水が周辺海域に広がるのを防ぐために設置した水中カーテン「シルトフェンス」と防波堤に囲われた場所。
東電は「高濃度だが、原発の港外への汚染にはつながらない」としている。
11月25日にシルトフェンスと防波堤の内側の海底3ヶ所で、事故後初めて土を採取。
シルトフェンス外側の海底の土は同11万1000ベクレルだった。
法令や国の指導に基づいて安全対策を施し、過酷事故に備えたが、想定を超える津波に襲われて事故が起きたと結論づけた。
自己弁護ともとれる内容で、報告書を検証した外部の専門家らの指摘ともかみ合わず、不明な点も多く残った。
調査は、東電が作った事故調査委員会が、計測されたデータや運転員ら250人以上の聞き取りをもとに行った。
報告書は、機器の故障を想定して複数の非常用冷却設備を設置するなどの事前の対策が、国の安全審査に適合していたことを強調。
過酷事故への対応策も「国と一体になって整備を進めた」と記した。
今回の地震は2002年に示された国の地震調査研究推進本部の見解や、869年の貞観地震より震源が広範囲な巨大地震だったが、揺れは想定と同程度で、確認した範囲では揺れによる安全上重要な機器の損傷はないとした。
一方、津波は想定を大きく超え、最新の知見に沿って自主的な検討や調査もしたが、結果的に津波に対する備えが足りず、被害を防げなかったと説明した。
このため、非常用発電機は6号機の1台を除きすべて使えなくなった。安全の想定を超えた事象が起き、原子炉を冷やすための機能が失われ、1~3号機で炉心損傷が起きた。
さらに原子炉建屋で水素爆発が起きた。
津波到達後は、消火用の配管を使って原子炉を冷やす作業を実施。事故対応のマニュアルにはなかったが、消防車のポンプを使うなど臨機応変の動作を試みたなどとした。
地震直後に1号機で起動した原子炉を冷やす非常用復水器については、運転員の判断で手動で止めた。
しかし、運転し続けたとしても、すでに炉心損傷は起きており、事故の拡大は防げなかったとの見解だ。
1号機の原子炉建屋で爆発前に放射線量が異常に上昇したにもかかわらず、水素爆発を考えずに対策をとらなかった経緯などは記述がなく、不明のままだ。
事故調査は、利害関係の無い第三者機関が行うべきである。