ロシア日記

~ペルミより愛を込めて~
日本語教師と雪のダローガと足跡

~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

雪まつり

2012年12月31日 | 日記
 今日は、大晦日。記念すべきロシア初の大晦日は、生徒と一緒に第二回目のバレエ鑑賞へ行ってきました。その前に、ペルミの中心街を散策しました。私の住むところからバスで30分かけて行く中心街は、雪と建物が交互に十分な感覚をもって建てられている地です。そこから派手さや煌びやかさは一切見られることなく、余裕をもって作られたバスのロータリーの空きスペースに植えられた木にはクリスマスよろしくとってつけたような電飾がされています。けしてセンスがいいとは言えないその緑色の光は白い雪の中で小さく静かにぼおっと浮き出ています。
そもそもロシアのレストランや旅行代理店や事務所は開いているのか閉まっているのかわからないと前に書きましたが、どの建物も二重扉になっており、その奥で物事が機能しているものですから、表通りから中を覗こうとしても様子がわからないのです。
そのそれぞれの建物と雪が立ち並ぶ道を抜けた広い一角に作られていたのは雪の彫刻です。札幌の雪祭りは一度も行ったことがないけれど、ロシアのペルミで札幌の雪祭りを体感できるなんて感激です。巨大なクリスマスツリーの下には、彫刻のお城、雪の精や風車小屋、滑り台では子供たちが遊んでいます。小さなそりのようなものに跨って勢いよく上から滑ってくるのですが、なかのスピードと伸びで、人にぶつかる可能性もあり、スリリング満点で楽しそうです。ロシアの子どもはモコモコ着こんで丸々していて本当に可愛い(*^-^*)でも子供も例外なく無表情です 笑
 こちらの写真の彫刻はロシア版サンタクロースで、正式名称は『ジェットマロース』です。そしてロシアのジェットマロースにはなんと孫娘の『スニェグルーチカ』がいます。そしてロシアのクリスマスは、『ラジストヴァ』といい、こちらも日にちは12月25日ではなく、1月7日なのです。生徒の説明によると、昔ロシアではロシア正教もカトリックやプロテスタントと同じ日にちを使っていたらしいのですが、ある時から西ヨーロッパが新しい暦を取り入れたのに対し、ロシアだけそのまま古い暦のままだったからだそうです。
たくさん情報が入ってくる西ヨーロッパと違い、ロシアはまだまだわからないことだらけです。未知のヴェールに包まれたロシアを少しずつ知っていくことはとっても楽しいことです。バレエの話はまた今度😊♪

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2 コメント

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Unknown (Yuko)
2013-01-09 21:02:18
ロシアのサンタクロースの彫刻写真すごいね。ロシアのクリスマスは、1月7日は、どのような感じだったのかな?
生徒さんの説明でいろいろ理解できるってすごいね。ロシア語で説明してくれて、理解しているの?
Unknown (さや)
2013-01-10 05:08:17
悲しいことにロシア語の説明ではちんぷんかんぷん。生徒はがんばって日本語を話してくれてる 笑 1月7日はたいがい両親や祖父母の家へ行って家族と過ごすみたいだよ。私は生徒とスケートへ行ってそのままうちへ帰って肉じゃが作って食べた。笑 日本の甘辛い味が美味しかった(*^。^*)

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