「U」の面影・・・DSC-P43

覚えていたので書きますが、P43をいずれ使ってみたかった理由というのが、33mmの単焦点とスティックタイプの縦横比がかつての傑作・SONY Uシリーズ（U10・U20・U30）を思わせたからです。U10、U20ではずいぶん遊ばせてもらいましたが、同じように気軽に扱えて、もう少し画素的に上位の機種があれば・・・と考えた時、少なくとも字面ではその要求に比較的近い機種とずっと思ってました。同じSONYだし。

実際に使用した感じとしては、おおむね事前の期待通りでした。画角は使いやすいし、サクサク撮れる感じもいいし、裸でポケットに突っ込んでおける気楽さもいいです。Uシリーズはレンズバリアがスライド式でしっかりしているため裸で突っ込んでも不安がなかったんですが、P43の場合はレンズバリアが奥まっているために不安がありません。逆に期待はずれだったのが起動があんまり速くないこと。遅いとはいいませんが、単焦点でレンズのせり出しが無いことを考えればもうちょっと速くてもいいのでは。

ボクにとって理想のデジカメとは今なおUシリーズであるため、デジカメ、特にスナップ用途のお散歩機種を買おうとする時は未だに「Uっぽく使えるかどうか」が頭のどっかに少なからずあります。現行の機種で探すのは難しいんですけどね。なぜなら昔ボクがU10やU20でやっていたようなことは、今はケータイで出来てしまいますから。