働けど働けど

内職業界（体裁よく言いたいときは「フリーランス」という）では
病院に行くときもいちいち「すみません、○日は所用があり、早退を…」
などど言う煩わしさがなくてお気楽な反面、
働けど働けど我が暮らし楽にならざりな日々です。

出稼ぎに出ようと思ってますが
通院の多さがネックになっています。

もともと去年あまりの通院の多さで（だけではなかったけど）
続けられなくなり、外の仕事をやめて内職生活になったわけですが…

「働けど」を×2にするほど働いていないことと
仕事能力のなさは棚に上げて、とりあえず話を進めます。



用事でときどき休むなんてバカ正直に言わずに
どっかへ転がり込んでしまえと思わなくもなかったのですが
特に来月は保険加入のための検査、検査結果を聞きに行く、
タトゥー、持病の経過観察と少なくとも4回の休み/早退/遅刻を
することになり、入っていきなりそれはマズいだろう…と思って話すと、
当然そんな入る前から何回も休むことがわかっている人なんて
お呼びでないわけです。

タトゥーが終われば再建も一段落、
検査結果に異常がなければ外科も一段落、
あとは経過観察の日だけなんとかやりすごせればと思うけど
たかが経過観察でも遠いと1日がかりでこれもイタい。
形成の経過観察はメールに胸ドアップの写真を添付して送るので
それを見てください、って思うことも。


治療をしてるわけでもないのに
いつまで病気に振り回されてるんだ、私は
と自分に怒ったりして。

私が生命保険に加入していなかったのも
持病の薬を飲んでいたためで、
（今考えると、がんにくらべれば持病なんて生命にかかわるものじゃないし、
何かしら入れるスベはあったハズ）
病気にはなんだかずっとヤラれっぱなしなかんじだなー。


そんなとき

父が「世の中、金で解決できる問題が一番簡単な問題だ」
とよく言っていたのを思い出します。

そのときは「そんなのお金持ちが言うセリフでしょ プッ」
と思ってましたが、お金では解決できないことを経験すると
お金で解決できることなんて（稼げるレベルの金額なら）
たいしたことないな、へっと思えます。 思えない日もある…（弱気）

私は働けるカラダを持っているんだし（体力年齢がかなり低いけど）
ぜったいにこの2年間に病気に持っていかれた分は取り返す！

と思っていたら、タイムリーにも
「クローズアップ現代」で「仕事を失うがん患者たち」っていうのをやるよ」と
教えてもらった。

書いておいてナンですが、
こういうことはケースバイケースだし、
見ても問題が解決するわけでもないと思うので
見ないかも。

しかし、西洋医学的には治療していなくて、
なにか症状があるわけでもないのにこのありさまなのだから、
辛い治療を受けていたり、身体症状があったり、
それでも家族を養う立場にあったりする人たちのご苦労は
いかばかりかと思います。