猫山の乳がん日記

2009年11月、2年半かかった乳房再建が完了。ホルモン治療は副作用のため1年間で中止し、無治療です。

術後3日目

2007年06月02日 | 入院・手術
・他人が近くにいると眠れない
・なぜか蚊が多くてうるさい
・寝返りがうてないので腰が痛くなってきて起きてしまう
ため、また3,4時間しか眠れなかった。
睡眠至上主義の私にはけっこうキツイな。

午前:
傷口の消毒。
「傷見ますか?」と聞かれるが「やめておきます」と答える。
「なんとなく見てみますか?」と聞かれるが、それもやめておく。
見る覚悟ができていないというのもあるけど
研修医だか助手だか知らないが、みんなでずらーっとこちらを見ている前で
傷口の確認なんてイヤだよー。

シャンプーしてもいいか(腕を頭まで上げていいか)聞くと
いいというので、髪を洗うことにする。
リハビリがてら自分でシャンプーしてみようと思ったけど、
看護師さんが洗ってくれるというので
お言葉に甘えて洗ってもらう。
あぁ、さっぱり~


乳腺外科が回診にくる。
順調に回復しているらしい。

傷口を確認しに来た看護師さんにも
「傷、見ましたか?」と聞かれる。
感じのよいお気に入りの看護師さんだったので
一緒に見てみようかなと思うけど
やっぱりあとでこっそり一人で見てみることにする。

毎朝、形成外科、乳腺外科、看護師さんが入れ替わり立ち代り
胸を診に来る。
大学病院は教育の場でもあるから仕方がないけど
いろんな人がずらーっと並んでこっちを見てるのは
やっぱりいい気はしない。


今日は患側の腕をだらんと下におろして歩ける。
昨日までは腕をおろすと傷口が突っ張るので
前に曲げて、前へ習えみたいにして歩いていた。


午後:
14:00
洗濯

15:00
去年ここの病院で乳がん手術を受けた方が訪ねてきてくれる。
早期発見し、先生からも「大丈夫」と言われていたのに
病理結果があまり良くなくてショックだったという話を聞き
不安になる。

16:00
熱っぽいけど(37.4度)、気にせず散歩。
下の階へ階段で行ったり、売店行ったり、病院内をウロウロする。

廊下で私と同じ先生に執刀してもらった患者さんが
先生の話をしている。
実は私は手術前に一度しか診察を受けていないので
執刀医の先生のことをよく知らない。
だから、興味津々で立ち聞き。
いい噂じゃなかった。
ひどく傷つく言い方をされたそう。
聞くんじゃなかった。
でも、医師に人柄とか技術以外のことまで求めてたら
キリがないしね、と思うことにする。
その患者さんたちも「誰が切ったって一緒よ」という結論に達していた。

読書。
「気になる部分」(岸本佐知子 著)
おもしろい。
この人の感覚、大好き。

19:00
夕食のトレーを術後はじめて自分で戻す。
食器が陶器のため、けっこう重い。

20:00
「オーラの泉」を見る。
「他人に【いい人】であることを期待しない」と美輪さんが言っている。
期待するから辛くなるのだ、と。
普段から人に期待しないようによく自分に言い聞かせているけど
なかなかそうもいかない。

さっき、廊下で先生の噂を立ち聞きしてショックを受けたのも
「先生はいい人」という期待があったから。
病気になると、自分が関わる医療関係者がいい人であってほしい
と願うのは当然のことだと思うけど、でも期待するから傷つく。
難しいねぇ。


21:00
「人志松本のすべらない話」を見る。
大ウケ。
久しぶりに大いに笑う。

23:00
今日は病室に私一人。
笑って気分もよくなったところで、ゆっくり寝るとするか。
疲れがたまっていたのですぐに入眠 

24:00
急病の人が入院して、にわかに病室が騒がしくなる。
頼むからゆっくり寝かせて


本日のよかったこと
・乳がんの先輩がお見舞いに来てくれた。
・読書、テレビで大いに笑った。


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