うんどうエッセイ「猫なべの定点観測」

おもに運動に関して、気ままに話したいと思います。
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柏レイソルが日韓王者対決を制して、ACLで初白星を飾る

2012年03月23日 | サッカー(クラブ)
◆サッカー・AFCチャンピオンズリーグ2012 グループリーグ第2節(2012年3月20&21日 @アジア各地)

・E組
アデレード・ユナイテッド(豪州) 2(2-0)0 ガンバ大阪
得点者:アデレード)17分 オウンゴール、24分 ダニエル・マレン

・F組
FC東京 2(1-0)2 蔚山現代(韓国)
得点者:FC東京)37分 徳永悠平、83分 梶山陽平
       蔚山)80分 金承龍、88分 マラニョン

・G組
セントラルコースト・マリナーズ(豪州) 1(1-1)1 名古屋
得点者:セントラル)28分 パトリック・ズワーンスヴァイク
       名古屋)21分 田中マルクス闘莉王

・H組
5(3-0)1 全北現代(韓国)
得点者:柏)40分 那須大亮、45分(PK)&45分+1 レアンドロ·ドミンゲス、89分 田中順也、90分+3 茨田陽生
    全北)51分 黄博文

〔写真はアジアサッカー連盟より〕


                           *  *  *  *  *


ホームでの初戦で浦項(韓国)に0-3と大惨敗に終わったガンバ大阪。Jリーグでも2連敗を喫しており、未だに公式戦で白星がありません。今節はアウェーでアデレード・ユナイテッドと対戦。この両者は4年前のACL決勝で対戦し、ガンバがホームで3-0、アウェーで2-0で連勝し、圧倒的な強さを見せ付けて初優勝を飾った時の相手です(ちなみに、2008年までのACL決勝はH&A方式)。だが、今回の対戦は、ガンバが0-2で敗北。しかも、前半の早い時間帯にFKから2失点を喫し、内容的にも殆ど良いところが無く、公式戦4連敗と泥沼に嵌ってます。ACLで無得点で2連敗を喫して最下位に喘いでいるガンバは、グループリーグ突破に限りなく赤に近い黄色信号が灯ったと言えるでしょう。それどころか、セホーン監督の進退問題にも発展しそうな感じです。

初戦で日本勢で唯一の勝利を挙げたFC東京。今節は蔚山現代(韓国)を国立競技場に迎えて対戦。蔚山は元Jリーガーを多数擁し、なんと日本代表の家長昭博(スペインリーグのマジョルカから1年間レンタル移籍)も出場してました。序盤のFC東京は蔚山の堅い守りに苦しみ、鋭いカウンターを浴びて幾度かピンチに晒されました。しかし、徐々に相手のやり方に慣れ始めて、試合の主導権を掌握。前半37分、右CKからマイナス方向のパスを徳永悠平が粘ってループシュートに持ち込み、先制に成功。後半はFC東京のペースで試合が進むも、後半35分にCKをクリアした後にラインを上げた裏のスペースを利用され、途中出場のマラニョンに飛び出されてしまい、昨年までガンバに在籍していた金承龍に同点を許します。すぐさま3分後に梶山陽平の得点で突き放すも、後半43分に再びロングボールからマラニョンの飛び出しを受け、ループシュートを決められてしまい、結局2-2のドローに。試合を優勢に進めていたFC東京は、F組の単独首位になるチャンスだっただけに、実に勿体無かったです。

前節に城南一和(韓国)と地元で痛恨のドローに終わった名古屋は、敵地に乗り込んでセントラル・コースト・マリナーズ(豪州)と対戦。序盤はあまり良い内容ではなかったが、前半21分に玉田圭司が蹴ったFKからニアサイドに飛び込んだダニルソンがスルーして、フリーになった田中マルクス闘莉王が右足で押し込み、先制点を奪います。ところが、先制から僅か7分後に、セットプレーの流れから波状攻撃を受け、チェックが甘く精度の高いハイクロスを入れられてしまい、阿部翔平がパトリック・ズワーンスワイクに空中戦で競り負けて同点ゴールを許し、試合は1-1の振り出しに戻ります。その後も名古屋はピンチが続出するも、何とか凌ぎ切り、結局ドローに終わりました。このG組は名古屋と城南が総得点差で同率首位に立ってますが、4チーム全て勝ち点2で並ぶ大混戦なので、まだまだ予断を許さない状態です。

昨季Jリーグ王者の柏は、同じく昨季Kリーグ王者でACL準優勝の全北現代(韓国)をホームに迎えて対戦。両チームとも、前節ではまさかの敗北を喫しており、お互いに絶対に負けられない戦いでした。前半は、全北が守備重視の3バックで臨んできたこともあり、序盤の柏は中々攻めきれない展開でした。ただ、全北はベテランFWの李東國がベンチスタートだったことが、柏にとって幸いでした。そして、前半40分、ジョルジ・ワグネルの左サイドからのFKを那須大亮が頭で合わせて、ついに先制点。畳み掛けるように、45分にはレアンドロ·ドミンゲスが2点を追加し、前半のうちに大きなリードを奪った。後半は、全北に1失点を喫して反撃を許すも、後半44分に田中順也、ロスタイムに交代出場の茨田陽生が駄目押し点を奪い、5-1で圧勝してACL初勝利を飾りました。一方、全北は、昨年末に崔康熙が韓国代表監督に就任して交代した影響もあり、2戦連続で同じスコアで大敗となりました。

ちなみに、このH組は、初戦で柏に勝ったブリーラム・ユナイテッド(タイ)が2連勝して首位に立つ、まさかの展開となってます。まるで、現在欧州CLで快進撃を続けるアポエル(キプロス)のアジア版のような感じです。



☆柏vs全北現代のダイジェスト



☆FC東京vs蔚山現代のダイジェスト



☆セントラル・コースト・マリナーズvs名古屋のダイジェスト




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