幸せを感じる瞬間…
心が柔らかいと感じる瞬間…
それは人によって様々だろう。
幸せになりたい…
そう思っていても幸せになれる訳もなく…
自分の心が悲鳴をあげそうになっても
硬く強張っていても…
晴れた空を見たり…季節を感じたり。
大切な人の笑顔に触れたり
好きな音楽を聴いたり
料理をしたり
そうすると、ふわっと幸せを感じる瞬間はたくさんある。
今私は生かされて幸せなんだと…
若い頃は、求めるものが多すぎて
得られぬ事に苦しみ悩み…
人生を諦め、安楽に流されていた時期もあった。
人を憎んだり恨んだりした事もあった。
自らの生い立ちを恨めしく思ったことすらあった…
こうして歳を重ねた今、思うことは
全ての経験と人との出逢いにはそれぞれに意味があったということ…
そしてその結果が「今」の心のありようなのである。
たくさんの喜怒哀楽を経験し、泣いたりもがいたり…
ドン底まで落ちたりする度に心は強くなっている。
だけど、
時々心は強張り…何かが足りないと感じてしまう事がある。
足りない何かを埋めようと抗わず
今はそんな自分を静かに受け止め、心が柔らかくなるようなささやかな事をするようにしている。
例えば…
思いっきり掃除した部屋で美味しい珈琲を飲んだり…
散歩して太陽を浴びたり…
いつもよりちょっとだけ時間をかけて料理してみたり…
そんな感じだ…
話は突然変わるが…
私は若い頃、自分が本当はどんな人間なのかわからなくなってしまう事があり、色んな占いにハマった事がある。
あるタロットカード占いでこう言われた…
「貴方を象徴するのは月…時々で表情を変える…」
また、ある占いでは…
「貴方は常に自分の中にある矛盾と葛藤し続けて生きている…」と
貴方を一言で言い表すとどんな人?
と聞かれれば迷わず「変わってる」と答える…
これまでのblogでも、自分の「オカマ」ぶり「変態」ぶりは書いてきた…。
若い頃から「何考えてるかわからない」とよく言われる(笑)
何故、突然こんな話をするかというと、先に書いた柔らかな心で安らぎや心地よさを感じ
のんびりゆっくり過ごす事に幸せを感じる時もあれば、急にそんな自分に嫌気がさす時もある…
常に怖気付かないファイターとして(笑)アドレナリン出しまくっている自分に清々しささえ覚え
幸せを感じることもある…
こうなると、「月」どころか「刃物」になる。
真面目かと思えば、何処までも不真面目だったり…繊細かと思えば図太かったり…優しいかと思えば冷酷だったり…(笑)
実のところ未だに自分でも自分が読めないのである…(笑)
多重人格なのか??そう悩んだこともあった。
しかし…どちらも本当の自分なのである。
そう受け入れてからは、悩むことは無くなった
だが…関わる周りの人はいい迷惑かもしれない…
ただ、一貫して言えるのは自分の魂は自由でありたいということ…
何にも縛られず、拘らず、執着せず…
結局のところ…
現実や不安に押し潰されそうになる弱い自分と常に戦っているといった感じだ。
そんな私はやっぱりファイターなんだろうか?…
三つ子の魂百まで…これって心理学的にも
理にかなったことだけど、幼少期の私はといえば
「おとなしい」
「目立たない」
「手がかからない」子だったらしい(笑)
何処でファイターのスイッチが入ったのか?
それは、紛れもなく思春期以降の経験からだろうが…きっとこの厄介な性格である本当の理由は、
そんな三つ子の私がちょいちょい顔を出すからなのだろう。
辛い…とか
寂しい…とか
不安…とか
そんな感情が湧き上がった瞬間、自分の心の中で「カーン‼️」とゴングが鳴り
瞬時にファイティングポーズとってる…
私の人生は、結局その繰り返しなのである(笑)
やっぱりその場で「ガッン」と言ってしまう。
というか「お前の人生それでいいのか?」「恥ずかしくないのか?悔しくないのか?」と真剣に問いたくなる…シャバ舐めんなって言いたくなる…
ほっとけばいいのにね…まだまだそんな私です。
自分ともそうやって戦ってるんだけどね。
私もファイターに弟子入りし、スパルタ教育で育てられたファイターです。
リングに上がってる緊張感、負けたくない闘志、たまにいただける応援や歓声。
それにとりつかれたように私も戦闘態勢を維持し戦ってないと不安にさえなる時期がありました。
今は、自分自身で試合終了のゴングを鳴らせるようになりました。
倒れるまで、勝敗がつくまでの試合は、していません。
殴られて痛かったら試合終了
一発でもクリーンヒットさせたら試合終了
今日は調子悪いと思ったら試合終了
とりあえず自己満足したら試合終了
てな感じです。
ここ2-3年で自身で試合終了させることを覚えました。勿論、逃げではなく諦めでもなく、長くリングにあがれる現役でいたいからです。
短い時間でも全力を出せる精神を持続させたいからです。
やっと、それができるようになりました。
簡潔に言えば、よくも悪くも要領良く生きてます。今は、それでいいと思ってます