nekomitu日記

ポンコツ日記

心を亡くす仕事

2022-07-26 20:51:21 | 日記

突然ですが…

 

忙しいという漢字は

「心を亡くす」と書くって聞いたことがある

 

忙しいがゆえに、相手の心に気を配るとか、周りに目を配る事ができない。若しくはやりたくないのか?はたまた人に関心がないのか?

 

「血が通ってない」仕事・言葉・対応

 

配慮や気配りを「無駄」と言う人さえいて←面倒だからやりたくないのが事実と思う。

 

私が、「後工程はお客様」というトヨタの有名な言葉を前職の社長から教わった時、私は

とても忙しく、仕事を「捌く」ように対応していた時でした。

 

そんな時「心を亡くす様な気を配ることができない、心を込めない(熱意のない)仕事は、仕事ではなく

ただの「作業」や「処理」になるんだよ....と教わりました

 

組織に属する以上

一人で完結する仕事はほとんどないと思います。

どんな仕事でも、仕事をくださる人がいたり、指示をしてくれる人がいたり、引継ぎをしてくれる人がいたり、サポートしてくれる人がいます。

 自分の後に続く次の仕事の工程では、同僚だったり、部下だったり、後輩だったり、別の人間が担当することがほとんどです。

 「後工程はお客様」という言葉の意味は、労いの言葉も含めて

後工程を担当する人たちをお客様のように考えて誠実に対応しなさいということです。

 

これって 一事が万事ですよね..。

こういった気持ちを持つことで、全体の業務は円滑に進み、生産性が上がるだけでなく

信頼関係を築く事にもつながると思っていますし、実際に私自身も経験しました。

 

「血が通ってないな~」と私が口癖のように言うのはこの事も含まれています。

 特に忘れがちな身近な人ほど、「言わなくても分かってくれている」と過信して

コミュニケーションや声掛け、フォロー(血を通わせる)をしなければ

人は簡単に離れていきます

 

特に「ありがとう」「助かった!」「ごめんね」

立場関係なく即伝えないと意味がありませんよね。

 

これ...夫婦関係も同じ。←反省済み

 

では...

「後工程の人はお客様」という意識を持つというのはどんな事かと言うと...

「後工程の人が気持ちよく仕事をこなせるように配慮をすること」です。

配慮というのは、後工程の人が仕事を進めやすくするためのちょっとした工夫を施してあげることです。

 たとえば、仕事の流れについてすぐに理解できるように

作業内容や要点を分かりやすく書いてまとめてあげたり、作業内容を口頭の説明だけでなく「可視化」するだけでも効果はあると思っています。

ちらかった情報を整理する、共有するのも大切な事です。

 

そして一番大切なのが...お金も時間もかからない「声掛け」です本当にちょっとした事なんですが、そこに労いの言葉や感謝の言葉を加えるだけで、受け手側のモチベーションは各段に変わってきます

こういった気遣いを積み重ねていくことで双方に信頼関係が生まれ、全体としての生産性向上に繋がっていく事を実際に経験してきました。

根底に「前工程」=(クライアント様や会社)や「後工程」(同僚・部下・後輩・別の人)への感謝の気持ちや思いやりがあれば、どういったことに配慮したら喜んでもらえるのか、仕事がうまく回っていくのかわかるはずです

人事職が長いと、離職率の高い職場や部門は、どこか「血が通ってない」んだと痛感する

因みに...

「忙殺」という言葉を使うことがあるのですが

言葉には「言霊」があるので使わない方が賢明です

 


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