nekomitu日記

ポンコツ日記

天敵

2017-09-18 02:04:58 | 日記


今夜も…
台風の影響で「天敵」の機嫌は最悪だ…。

先日、レディガガが自ら病気を公表した…
私と同じ病と闘ってたんだと知った。この理解されない病を知ってもらいたいと公表したと書いてあった。うまく言えないけど嬉しかった。

私が線維筋痛症と診断されたのは、30代後半で
リウマチを発病し、数年過ぎた頃…

この厄介な「天敵」がオマケで付いてきたのである。リウマチの数値は安定しているのに、何故か痛みだけは酷くなる…痛む場所も関節だけではなく全身に広がっていった。

原因がわからぬまま薬や注射だけが増え…
主治医から告げられた病名が、線維筋痛症だった…

線維筋痛症?何それ?って病名すら誰も知らない頃から、この天敵とはかれこれ10年以上付き合っている。

痛みを誰にも理解してもらえず…当時のパートナーからすら詐病じゃないか?と疑われ…

何度も生きてる事が苦しくて、辛くて負けそうになったけど…私は絶対に負けないと決めた。

痛みで立ち上がることも眠ることもできず…
歩くことすらままならず…

受診すると
大量の薬と高額な医療費…身体のあちこちに注射され、何とか動ける様になる…まるで油切れのロボットの気分だ。

最悪なのは、一人で病院に行くことすら出来ず情けなくて…何度泣いたか分からない…暗い部屋で何度死にたいと叫んだか分からない…。

誰だってきっと…笑顔の裏に深い心の闇を抱えて生きてると思う。

闇に飲み込まれそうになりながらも、踠いて生きてる。心のよりどころや、信じられる何かを探してるんだと思う。


私は、この「天敵」と付き合うきっかけとなった
原因もちゃんと理解しているし受け入れている。

全ては自分を雑に扱ってきたからだ。
敢えて鬼の口に入って行く人生を選択してきたからだ…

私は一生…このリウマチと線維筋痛症という難病と付き合って行くしかない。

どんなに努力しても「天敵」は、情け容赦なく襲ってくるのである。

今は大量の薬に生かされている。だから何とか笑顔でいられるし、生活できている。

今、負ける訳にはいかない。私を必要としてくれる人、場所がある限り負ける訳にはいかない。

身体のあちこちに薬の副作用が出る。吐き気が襲う。

治らないのならせめて
笑って過ごせる時間を大切にしたいと思う様になった。

もう色々…
我慢するのをやめよう…
人の顔色を見るの止めよう。楽しくないのに楽しいふりするのやめよう。笑いたくないのに笑うのを止めよう。しがみつくのをやめよう。

拘りも執着も捨てて洒々落々な人生を送ろう…

許せなかった事も人も全て許してしまおう。

自分がやりたい様に…生きたい様にやろうと決めた…。今を生きると決めた。だからといって
天敵の襲撃が終わるわけではないけど…

心から楽しいと思えること、一緒にいたいと思う人と時間を過ごしたいと思う様になった。


レディガガもずっと自分と、得体の知れぬ不安と孤独とずっと闘ってたんだと思った。

許せない自分がいる限り、きっと闘い続けるんだろう。

でも、ここにきて弱い自分を見せても良いと思える様になったんだろう。

彼女の様に、私は残りの人生で何を残せるだろう…。ふと考えた。

どうしても行きたいところなんて本当は…ない
どうしてもやりたい事なんて本当は…ない
どうしても欲しいものなんて本当は…ない

ただ、信じられる心の拠り所があって
ほんの僅かでも心が柔らかくなる時間があればそれだけで充分なんだ…
何かに没頭できればそれで充分なんだ…

今は、

誰か1人だけでも、私を必要としてくれる人がいるのならば、それだけで生きていけると思っている。


だからこそ、自分の弱さもさらけ出せる様な
本音で向き合える人を大切に思うし
向き合ってくれることに心から感謝することができる。

どんなに立派な肩書きがあっても、それは社会での役割に過ぎず…私の演じる一部に過ぎないのである。

本当は、弱虫で臆病ですぐにくよくよする…そんな一人の人間なんだ。決して強くなんかない…

だけど、そんな自分には負けたくないと思っているだけだ。

もう2度と、あの闇に飲み込まれたくないと踏ん張ってるだけだ。


今…

同じ天敵と闘っている人に伝えたいのは
あなたと本音で向き合ってくれる人を大切に
感謝を忘れないで欲しい。

笑える僅かな時間を、大切な人と大切に過ごして欲しいという事…。

諦めないで欲しいという事…。






























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