■映画を観るまで■
映画ハリー・ポッターシリーズは、最初の「ハリー・ポッターと賢者の石」を映画館へ観に行って面白いと思った。
だが、その後の映画化作品は、DVDを借りて観たのか、テレビで放映されたときに観たのか、映画館に行ったのか、まるで記憶がない。
自分の過去のブログ記事を掘り起こしたら、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」は映画館で観ており、その記事に「でもアズカバンの囚人が、一番面白くて好きだなぁ」などと書いているのだが、過去の作品の内容も、まるで憶えていない。
先日、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」をテレビで観て、「次はハリーたちがヴォルデモートを倒すために学校を出て旅に出るのか、面白そう~」と感じたので、最終章となる「ハリー・ポッターと死の秘宝」は映画館に観に行かなくちゃ!と思ったのだ。
とはいっても、「死の秘宝」が前編と後編になると知った時点で、前編は観に行かなくてもいいと判断したため、とりあえず後編を映画館で観るために、予習として前編のDVDを借りることに。
ただ、同じことを考える人が多かったのか、前編は全て借りられており、後日やっと観ることができた。
ところで後編は、3D対応作品となっている。
まだ一度も3D映画を経験したことがない私は、奮発して川崎の109シネマで、2,200円のIMAX3D版を観ることに決めた。
そのために会社は休んだ。
ドリンクを購入し、チケットを渡して中に入ってから3Dメガネを受け取って、着席。
混んでいるのかと思いきや、それほどでもなかったせいか、いつもどおり、前方真ん中の席をゲット。
3Dメガネは、いつからかけ始めればよいのか少し迷ったのだが、早めに装着。
3D対応の準備映像が始まると、おぉ!文字が飛び出して見えた!
そして前編の続き、ヴォルデモートがニワトコの杖を手に入れたシーンから始まった。
■IMAX3D
まずIMAX3Dの感想を書くと、普通の3Dとどう違うのかは知らないが、音は左右から聞こえたし、たまに自分が映画の中にいるような感覚に襲われたので、高い料金を払ってもIMAX3Dを体験して満足感を得ることができた。
ただ、映像が飛び出るシーンは少ないので、思わず手を伸ばして触ってしまいそうになるようなことはなかった。
初めのほうのシーンで、魔法学校の外に霊のように浮いているものたちを観たときに、まず2Dとは違うなぁ、奥行きを感じるなぁ、すごいなぁと感心した。
■死の秘宝について
次に前編と後編の感想だが、魔法学校の外に出て活躍する前編も良いが、学校に戻って戦う後編のほうが、本当の最終章だけあって面白かった。
やはりハリー・ポッターの基軸となっているのは、魔法学校だね。
マクゴナガル先生の「この魔法、使ってみたかったの」と言うシーンは、かわいいv
ハリーの敵なのか味方なのか、ずっとよくわからなかった存在のスネイプ先生の哀しい恋の過去とハリーとの関係もわかって良かった。
ダンブルドアは、結局、腹黒い人物だったのか良い人だったのか、私には理解できなかった。
ハリーは最後まで信頼していたようだけど。
ハリーとロンの妹は恋人同士になったようだが、唐突な印象があるし、あまりお似合いのカップルに見えないのは、ロンの妹を演じている女優さんの印象からくるものなのだろうか?
ロンとハーマイオニーがくっつくのも、私には今ひとつピンとこない。
今までパッとしなかったネビルが、今回は大活躍していたが、最後に目立ててよかったね。
しかし、ニワトコの杖をハリーが最後にポキッと折って捨てていたが、そんなに簡単に処分できる杖だったの?
ヴォルデモートも本当に怖くて強かったのか、実はよくわからない。
原作も読んでいないし、過去のあらすじの記憶も消えている私には、忘れてしまっている登場人物もいて、話が見えない部分も多かったが、途中の中だるみ的作品よりは、ずっと良い出来だったのではないだろうか。
かわいかった子役のラドクリフ君もおじさんになって(失礼!)、父親役も違和感なく演じていたが、本当に長いことハリー役ご苦労様でしたという感じ。
最終章まで頓挫することなく映画化されたことも、ラドクリフ君がハリーを演じ続けたことも(他の生徒たちもね)、映画史に残る出来事なのではないだろうか。
ハリー・ポッターの続編も可能性が残されているようなので、どんな形でもよいから、ハリーたちの子供の魔法学校でのエピソードや成長していく話を知りたくなるなぁ。