ネコバカ北京日記 Ver.3

超些細な北京生活を綴る独り言日記。
夫+トミカ狂の幼稚園児+主張の激しい1歳児+猫。4人+1匹暮らしです。

大使館近くにて

2012-09-13 | 北京で生活
夫の実家、私の実家と今年は帰省に右往左往する夏でしたが、やっと北京に戻ってきました。どんな所にあろうとも、やっぱり我が家は一番落ち着きますね。アト嬢も待ってるし~

ところで昨日、TAXIで日本大使館付近を通りかかったらデモに遭遇しました。「小日本は出てけ!」といったスローガンを掲げた20人程の集団です。全員大学生といった雰囲気の20代前半の若者で、怒りの表情も見せずニコニコ笑いながら、前後を警察官に挟まれて道を歩いていました。

全て折込済のパフォーマンスのような穏和なデモ隊(実際、あの集団はかき集められた大学生たちだという話も聞きます。)でしたが、あのスローガンを見かけた日本人は暗い気分になること間違い無しです。

本日、大使館から在中邦人向けに注意喚起のメールが届きました。旅行などで短期滞在される方も読まれた方が良いと思いますので、大使館からのメールを以下に転載します。


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在留届提出とメールマガジン登録のお願い(9月13日)

当館より「最近の日中関係の動きに係る注意喚起」として中国に滞在、旅行をされている皆様に注意をお願いしておりますが、適宜に情報を得るため在留届の提出と当館メールマガジンへの登録(ご自宅、会社等複数登録可)を是非ともお願いいたします。また、すでに登録されている方についても、休日でも受信できるメールアドレスを改めて登録していただくようお願いします。


 在留届の提出のご案内: http://www.ezairyu.mofa.go.jp/
 
 メールマガジン登録のご案内: http://www.mailmz.emb-japan.go.jp/cmd/cn.html


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私は北京在住7年目になりますが、反日感情が高まっている時は日本人でグループ行動をしたり、ローカルな市場に行ったり、外で日本語で声高に喋ったりはしないようにしています。窮屈だとは思いますが、特別怖い目に遭った事は今までありません。といっても、今回はいつもよりも緊張感が高まっていると感じます。


我が家は子供がまだ小さいので、子供から「どうして外で日本語を大きな声で話してはいけないの?」などとは聞かれませんが、もしそんな質問をされたたら、どうやって答えれば良いのやら心も知識も準備が十分では無いですね。また外国人の友人達から、この問題について尋ねられても明確に答える自信は皆無です・・・知識が薄すぎて自分の意見のスタンスが定まらず、言いたい事がまとまらないのですね


「自身の勉強不足を棚に上げて何を言ってる!」とのお叱りの声も聞こえてきそうですが、日本は義務教育での近代史の部分が手薄いと感じます。歴史の授業の古代から始めないで、現代から遡って行けばもっと興味が湧きそうだし、近代に割く時間も取れそうなのにな。私も海外在住でなく日本で暮らしていれば、日々の暮らしに忙殺されて領土問題など特別考えもしなかったと思いますが、ここでは無関心でいるわけにも行きません。

愛国心が強すぎて行き過ぎた行動を取るのも問題ですが、無関心である事は最も救いようが無いと内省しつつ、学生時代の穴を今埋めようとしている私。しかしこの問題をINTERNETで検索すると、NETのスピードが格別に落ちてくる~ 調べてるキーワードがビミョーなせいでしょうね