ネコバカ北京日記 Ver.3

超些細な北京生活を綴る独り言日記。
夫+トミカ狂の幼稚園児+主張の激しい1歳児+猫。4人+1匹暮らしです。

1歳児のアトピー

2011-11-30 | ウチノコ
0歳児からずっとアトピーに悩まされているプーベベ。北京ではU病院にて小児科→皮膚科と通い続け、何度もぶり返すので病院を変えてSクリニックも試し、フランス帰省中は必ずフランスの皮膚科にも通い、ママ友のクチコミやら何やら色々と試したのですが一向に良くなっていません。

そんな中、とある会合にて東四十条の香港クリニックに小児科専門の皮膚科医が在籍しているという話を聞いて、先日診察を受けに行ってみました。この話を教えてくれた友人から「持っている薬は全部持参した方が良いよ。使えるものはそのまま利用出来るから!」というアドバイス通り、今まで処方された大量の薬と残っている保湿剤を全て持参し、香港クリニックでは看護師さんが通訳も兼ねているので、友人の一番お勧めの看護師さんも指名して準備万端。北京では評判の良い場所だとしても、対応してくれる個人の技量に差があり過ぎる為に、対応してくれる人が異なると満足度が違ってしまう事が多いので、こういう口コミは大変貴重なのです。

診察内容は今までの病院と大差無く、「乾燥によるアトピーなので保湿をシッカリすること」というアドバイスとステロイド剤と保湿剤の処方箋という内容。でも他の病院の対応と大きく違ったのは以下の点でした。

① ドクターから直接、薬と保湿剤の塗り方の指導がある
② 現在持っている薬を仕分けて、使えるものは利用してくれる
③ アフターフォローを看護師さんがしてくれる


薬の量と保湿剤の塗り方が一番丁寧に時間をかけてくれたポイントで、ドクターが直接実演。私が日頃塗布する量の4倍は使っていました。顔なんて、塗り始めはサンタクロース並みに真っ白状態。それを5分くらいかけて塗りこんでいました。


ステロイド、プロトピック、抗真菌薬、抗真菌薬と酸化亜鉛の混合クリームetcと、様々な薬が処方されてきたのですが、ドクターがそれらを仕分けてくれてステロイド剤と化膿止めを再利用、それにプラスして肤乐霜という漢方ベースのクリームとビタミンC、オイルベースではない保湿剤が新たに処方され、新旧の薬を混ぜてどう使うのか指導してくれました。


他病院では何か疑問があれば再診しなければいけませんが、簡単な内容であれば担当してくれた看護師さんが電話でアドバイスをしてくれるそうです。



私自身も子供の頃からアトピーなので、今まで多くの皮膚科を試してきましたが、よくよく考えるとドクター自らが「薬の塗り方、保湿剤の塗り方」を指導してくれたのは今回が初めての経験です。これって何で普通にやらないんでしょうね?特にアトピー性皮膚炎は、ステロイドの副作用や衣服の汚れを気にして、自己流で少量しか塗らずに効果が表れない人も多いはず。他の皮膚科医も見習って欲しいサービスだと思いました。

また私達の中では1歳当時に受けたアレルギー検査で「卵、牛乳」が陽性になっていた事も気になることの1つでした。これも医師によって違う事を言われることが多いポイントで、複数のドクターからの話を伺って後、自分たちで考えて「食事とは関係が無い」という選択肢を選び、少量ずつ卵黄&牛乳を与え始めていたのですが、悪化してくると「やっぱり間違えた道を進んできたのかも・・・」と不安にかられていたのです。今回のドクターにもその疑問をぶつけてみたのですが、答えは「この子の場合は食物とは関係無い」とのことでした。

さて、プーベベくんはステロイド剤を塗る指定期間が昨夜で終了、今日からは漢方ベースのクリームと保湿剤のみです。今度こそぶり返さないように、頑張って保湿を続けて行きます~