音楽の森とタイニーハウス

茨城県山間部のログハウス&音楽研修施設

還暦からのMT車スポーツ走行(#5)

2019-05-29 | マニュアル車に乗る

※ルノー ルーテシア16V(写真は海外版「Clio 16V」)

ホンダ車にいろいろ乗ったあと車にちょっと飽きました。
というか、シビック以降は楽器を運ぶだけでオートマばかり。
その頃は社用の楽器車もあったので、久しぶりに変わった車
、つまり外国の車ってどうなのか? 探してみました。

偶然見つけたのがフランス車ルノー。高崎にあるディーラーの
試乗車だったルーテシア1.4 RXT。金色(パイユイエロー)。
家族では「キンケロ」と呼んでました。カエルみたいだから。

初めて乗った時に思いましたね「日本の車…こりゃ勝てないわな」
2台のバイクに屋根を付けたホンダ車とは別物でした。
なにしろこのサイズなのに、物凄い剛性感、固まり感。

パワーはそれほどないけれど、直進の安定感、自然な
ハンドリング、シートの出来の良さ、どれをとっても
完全に日本車のフィーリングではありません。

運転するだけで楽しい車ってそうそうありませんが、
これはその希少な1台でしょう。オートマでそうなんで
すから、写真のMTの16Vだったらもっと楽しめたかも。

あまりに楽しいので、調子に乗って伊勢神宮まで往復
してみましたが、全然疲れないんです~(びっくり)

フロントの顔が可愛いので、JKに指を差されて笑われたり、
伊豆のGSのおばちゃんに「この車なんて言うの?初めて見た。
可愛いからガソリンサービスするわ~」ってまけてもらったり。

ただし…ブレーキが微妙に利かなかったり、IGコイルが
1気筒いきなりNGになったり、タイヤをコンチネンタルから某
国産に変えたら全然別の乗り心地になっちゃたり~などなど
お茶目なホットハッチ(楽しい=ホット)でした。

残念ながら家族が増えて、安全装備満載のルノーラグナワゴン
V6に乗り換えましたが、私にとって今でももう一度乗ってみたい
素晴らしい名車です。

還暦からのMT車スポーツ走行(#4)

2019-05-26 | マニュアル車に乗る

※HONDA CIVIC RS

「令和」の時代、テーマは「取り戻す」。
20歳で乗ったシビックRS(L)の感覚を取り戻せるのか?

バイク2台をつなげて屋根を付けたホンダの名車。
初めて乗ったMT車が偶然にもこれだったのは幸せです。
車重はたぶん600kgくらいじゃなかっただろうか。

今考えると「シートベルト」っていう概念も無かったような。
安全装備なしのスッピン仕様で、環境対策初期のCVCCエンジン。
まだまだ素の粗っぽさが残る昭和の車たちが懐かしい。

で、オペル、ヴィータGSi 2002年製造 はどうなのか?
ロールの少なさはピカ一。とにかく揺れない。車高も低い。
峠のギャップでジャンプするとドカンと来るけど
サスが抜けているわけでもない。所謂ハードなセッティング。

スポーツ走行といっても求めるのはサーキットのスピード走行
じゃない。高低差がある起伏に富んだ道を、どれだけスムース
にギアチェンジしながらハンドリングできるか?情報を遮断した
サーキットではなく、情報過多の一般道を、種々予測の連続のなか
楽しく走るのが自分の考える「スポーツ走行」です。

そういった意味では、毎週走る首都高や東名高速。日本一長い山手
トンネルやグルグル目の回る大橋ジャンクションはまさに有料アト
ラクション。都内はVWティグアンで走るんですが、十分にスポーツ
走行が楽しめます。渋滞が無ければVITA GSiで走りたいですね~。




地震雲? 2019/05/12

2019-05-12 | 季節と自然
首都高速から撮ったスピン状の雲。
地震雲かも。何もなければいいんですが…。

還暦からのMT車スポーツ走行(#3)

2019-05-08 | マニュアル車に乗る
※オペル ヴィータ GSi 1.8 GF-XN180

「取り戻し」3日目の走行テストです。
昼間は広域農道「ビーフライン」から御前山、夕方は北関東自動車道
で5速フルスロットル。夜中は相変わらず「峠」攻め。この周辺は
走る場所には恵まれすぎです。MT車スポーツ走行パラダイスかも。

しかし、だんだん慣れてきた結果シフトミスが多発。シフトアップでアクセル
煽っての逆ブリッピングや(当然回転あわない)、交差点の赤信号で減速
したところ、ATの癖でクラッチ踏まずエンジンストールなどなど。

まあ、緊張感が薄れたことと、クラッチの重さに耐えかねての結果かと。
でも楽しさはどんどん増してきています。エンジンはオペル製のZ18。
全回転域でトルクがあって、吹き上がりも気持ちよいですし、NAなので
変な加速感のバラツキがありません。

以前にスバルのトラヴィック(GM、OPELのOEMで本国ではZafila)に乗って
Z22エンジンの良さを知っているので、このVITA GSiも期待通り。排気音は
低音のバス、バリトン系ですが5000回転くらいからは、かなりの威圧感で
スクリーミングします。

乗っていて気が付いたんですが、自分は知らない間にダブルクラッチで
つないでいるようです。その昔にHONDA CIVIC RSLに乗ってたころも
やってたような気がします。特に教わったことはないんですが、その頃は
フルシンクロではなかったんで、自然に2回踏み込みが身に付いたのかも
しれません。「三つ子の魂百まで」ってことでしょうか。

還暦からのMT車スポーツ走行(#2)

2019-05-07 | マニュアル車に乗る
※オペル ヴィータ GSi1.8 GF-XN180

「取り戻し」二日目の走行テスト開始。
無謀にも裏の峠にアタック。ヘアピンカーブ続出の場所。
まったくもって本物の峠があるっていうのもテストコースに
恵まれた環境かと。

おまけに夜中です。ていうか夜中じゃないと走れません。
峠っていても昼間は農家の軽トラもいますし、小動物も
かなり飛び出すので、深夜がGoodです。

よくVWティグアンでも行くんですが、峠を降りて街に入ったら、
黒の大型犬(ドーベルマンみたいな)が放し飼い。夜中ですよ~。
びっくりして曲がったところに今度は「白いヤギ」が道路の真ん中に
!!もう勘弁してくださいよ~茨城村人たちよ。

で、マニュアル感の「取り戻し」はどうか?ギアチェンジ自体はある程度
スムースですが、「読み」「予測」「アンティシペーション」がATの
怠惰な運転で退化してるのが顕著ですね。次はどのくらいの「R」なのか?
登っているのか?下っていくのか?などの予測でギアを選択しなければ
いけません。エンブレが必要な峠の下りはシフトチェンジの連続です。

でも走っているうちに「人馬一体」の境地を少し思い出しました。
緊張というより、冷静なテンション維持を求められます。その時に
気が付くと運転に没入している自分が存在します。

さて、足回りですが、GSi用にセッティングされた硬いサス+15インチ
ミシュランPILOTSPORTS 3 が相まってか、カーブではほとんどロール
しません。フワフワはまったくなし。常にトラクション感があって安心です。

車重が1120kgでパワーが125馬力=パワーウエイトレシオが「8.96」
「9.00」を切っているので俊足です。ティグアンは200馬力4WDで
「8.25」ですが、ヴィータのほうが体感的には全然速いですね。
車高が低いので、すごく速い「マリオカート」って感じでしょうか。

※ヒール&トウの打率は3割くらい。2速へのシフトⅮは難しいですね。


還暦からのMT車スポーツ走行(#1)

2019-05-06 | マニュアル車に乗る
※ オペル ヴィータ GSi GF-XN180

さて、いよいよ40年ぶりのマニュアル車の運転である。
目標はスポーツ走行(的な…)。不安もあるがなにか根拠のない
自信もありますよー(おいおい~慎重にやれよ)

名変を頼んだ整備工場の馴染みのメカニックからひと言。
「これバックギア特殊ですから、シフトノブの下を引っ張って……」
あれこれ説明があって、でも上の空です。

なんでか?つまりクラッチが……「メチャクチャに重い」
数十年ぶりに踏んだが、こんなに重いの??
踏み込んだままだと3秒も持たないかも?

「これって強化クラッチ? スポーツタイプだから??」
筋トレが必要なくらいバネ強いです(実際のとこ筋肉痛になります)

クラッチを踏み込んでエンジンをかける(基本??忘れてた)
担当メカニックに挨拶して「1速から半クラ、すぐ2速で半クラ」
「お~エンストしないでスタートできたわ~!」でもすぐ目の前が
公道です。まるで教習所の路上に出る気分。

近くの運動公園の駐車場に向かう。ここに行けば広い場所で練習できる。
下調べは十分だ。しかしそこまでは公道。必死にシフトチェンジして
なんとか進む。国道の交差点に信号があって「赤」ニュートラルに(緊張)
なんとかエンストしないで渡りきる(ここまで3分)

公園駐車場に入って、坂道発進のシミュレーションなど準備と確認。
すぐ横が広域農道でバイカーのツーリングで有名な道なんで、
5分ほどいろいろやったのちに「えいや~」と公道へ。

結論から申し上げますと、その後10分くらいでブリッピングからの
シフトダウン(4→3)なんかはできました(あっさり取り戻し)
ヒール&トウはアクセルの位置関係がまだつかめないので、また後日
ということに。

やっぱり20歳あたりに散々やってきたことは体が覚えてますね。
とにかくドキドキで興奮の初日、楽しい1日でございました。