音楽の森とタイニーハウス

茨城県山間部のログハウス&音楽研修施設

SUCA AUDIO 中華TUBEアンプ

2024-04-19 | オーディオ
SUCA AUDIO 中華TUBEアン

HiFi Bluetooth 5.0 真空管アンプ クラスA ステレオ オーディオアンプ
ヘッドフォンアンプ プリメインアンプ 6P1 6J4

前掲のCambridge SPと組み合わせてテストしていますが、結果は良いです。
ブーミ―さは消えてスッキリ鳴っていますし、クリスピーさもありながら
真空管特有の甘さもあります。

解像度もかなりあってDonald Fagen 「The Nightfly」を聴いてみると
ギターのシングルカッティングがアンサンブルに埋もれないのが「吉」です。

スネア、ベースドラムも締まって聞こえますし、低音の遅れも解消した
ようです。少し高音が刺さるのでサランネットは常に装着。

イコライザーのバイパスが付いていますので当然「オールパス」で。
ヘッドフォンの出力も十分で、HD600を上手にドライブできます。
あとBluetoothはまだテストしていません(たぶん使わないかな)

この実力で2万円しないのはすごいことですね。あまり「コスパ」という
言葉が好きではありませんが、まったくその通りかと。

春になり、久しぶりにニアフィのシステムを変えているので気分も上がって
来ています。

やっぱりオーディオが気持ちよく鳴るのは楽しいです~(^^)/

春だから? Cambridge Audio SX-50

2024-03-31 | オーディオ
複数あるスピーカーのウーハーエッジがほぼNGなので、
Parc AUDIOなどに換装するのは良いですが限界もあります。

なので新しいSPを買ってみることにしました。
選んだのは「Cambridge Audio SX-50」英国系スピーカ
でもイギリスで作ってるのかは不明。

ペアで2万円ちょっとなんでこれは安いですね。

ortofon105ですとウーハーが10cmなんで少し低音が足りない。
それなんで13cmのCambridge Audio SX-50はどうか?

arcam SOLO ではまったくダメですね。
ぼわぼわで&もこもこ。
エージングが?そんなことは関係なくNGですね。

中華真空管アンプで試してみます。
これは良いですね!切れ味もある。
でもウーハーが重い。愚鈍なの??
20時間くらい鳴らしましたが、スッキリしてきています。

でも、自分の耳が一番聴いてはいけない「ダメ」部分を感知。
それはツイーターの音飛びと「ウーハー」の低音のスピードが
かなり違うんです。これってダンス打ち込み系の音楽を聴くと
顕著で、タイム差が聞こえてしまう。

バスレフを塞いでみましたが変わりません。
逆に今いまレギュラーで聴いているParc Audio の
10cmウッドコーンスピーカー DCU-F121Wを入れた
ortofon105が優秀すぎなのかもしれません。
※このSPはものすごく音飛び&レスポンスが早い。

もう少しがまんして様子を見たいと思います。



最近のデスクトップPCオーディオ

2023-11-06 | オーディオ
PCの仕事が多いのでデスクトップオーディオは大切です。
システムを再考して最近は疑似3wayシステムを組んでいます。
リビングのTV回りも同様に2系統のSPを同時に鳴らしています。
※まともに2wayスピーカーを2セット鳴らしちゃダメですよ。

1.2wayのSPは中音域が中抜けすることが多いのでフルレンジの6~8センチSP
を別系統で鳴らして音像をくっきりさせる(高齢者聴覚補正システム)
2.メインは頭上から上で少し遠くに、サブ(フルレンジ)は手前に配置。
3.各SPのバランスは2台のプリメインで調節し別々にトーンコントロールする。

現況のPCオーディオセッティング(PCからの信号フロー)

PC(WAV)~オーディオ用USBケーブル~ARCAM rDAC(改トランス電源6V)
Y分岐でARCAM SOLO ~ ortofon concorde 105 ( PARC Audio DCU-F121Wに換装)
サブSP方向~ARCAM M80(トーンコントロール無)Tape OUT/ INから
Luxman ECC82(管球イコライザー、強化電源24V)~ Victor SP-FS1
(Fostex M800に換装 11/07)

※rDACはスイッチング電源からトランスDCに改造すると明瞭度が爆上がります。
アーカムのこの時代のアンプはトロイダルトランス内臓でめちゃ重いですが
音は素晴らしいです。特にSOLOはレシーバーですが手抜きなく名機でしょう。

ポイントとしてはサブSPは2wayメインのウーハーより小型のフルレンジ使用。
Victor SP-FS1 なんか適役です。リビングTV回りだったらJVCのウッドコーンで
安物のコンポに付属していたSPが良いです。プリメイン1台でもAB切り替え
でなく「同時に鳴らす」タイプでしたら、安いウッドコーンSPは音域が狭く
ちょうど凹んでいる中高音の帯域が出るのでちょうど良いかと。

お金をかけないPCオーディオの世界~ぜひお試しください。

ARCAM rDACが認識されない

2023-10-29 | オーディオ
発売当時から使っているARCAM rDAC。
素晴らしい音色と滑らかさで、クラシックからビヨンセのリミックスまで
OKな万能機種(もちろんディスコン)で手放せませんが、先日急にWindows11
で認識しなくなりました。Windowsアップデートが関係しているようです。

DACは不思議な箱で中身がどうなっているのか?不明な点が多いのですが、
この機種でしかできない、というか聴けない音があるのでなんとかしたい。

ありとあらゆることを試しましたが、以下の方法で治りました。
簡単にいえば後継機種の『irDAC』のドライバーを使います。
同機種でお困りの方はご参考になれば幸いです。

1,ARCAMオフィシャルのサイトにアクセス(英語のみ)
2.Discontinuedのページに行く
3.rDACではなく『irDAC』(rDACの後継機種で黒い箱)に行く

https://www.arcam.co.uk/product,accessories,accessories,irdac.htm

4.このページのダウンロードをクリック
5.右下の「Windows Driver」をクリック
6.以下ダウンロードしたZipファイルを解凍してPCにインストール

注意:rDACのページにある「software」ファイルは何も動作しません。

またrDACをガンガン鳴らして楽しんでいます。
壊れたら困るので3台持っていますが、これでひと安心です(^^♪

///////////////////////////////////////////////////////////////////




AURATONE 5CT-V

2023-07-30 | オーディオ
自宅のシステムはかなり前からortofon concorde 105で、
気に入っているのですが、さすがに20年を経るとウーハーが
ヘタってくるわけです。

全部で4セットあるのですが、点検するとエッジのゴム切れが
あって、自分で修理交換するのもどうなのかと?

会社にレコーディングスタジオがあるんですが、つい最近
YAMAHA NS-10M STUDIOを捨てました。名機と言われていても、
結局のところレスポンスが悪くなってしまうと役に立たない
ので、オーディオSPは寿命があると思います。

そんなわけでエッジ修理だけでは本来の音に戻らないことは解って
いるので(ですのでSPを中古で買うのはおススメできません)
新品ユニット交換で対応しています。

ツイーターはあまりヘタらないので、2wayのラージSPを全部
交換します。ネットワークはそのまま使いますが、インピーダンスが
合っていればあとは適当です。こういう世界は「音を聞いて」良ければ
それで良いわけで、測定器でOKでも音が悪ければ意味がありません。

写真のユニットはAuratoneの5CT-Vで珍しい2wayスタジオモニター。
ユニットを適当に交換したらミニJBL4312になりました。

かなり昔に会社のスタジオにも5Cがありましたがエッジが腐って捨てました。
JBLの4312もエッジNGで売却しましたが、張替るくらいなら新品を買った
ほうが良いです。2000年以降はSPユニットの進化も著しいのです。

こういった小さいSPのユニットを交換するのが楽しくて、
いろいろとやっていますが、この頃、英国風の空気感あるB&Wなどより、
JBL的なカリフォルニア&モニターサウンドがまた好きになってきました。

やはりシステムはたまに変えないと飽きますね(^_-)-☆
ユニット交換はあまり費用も掛からないのでおススメです。



Jo Jones Trio ステレオの米国CD-R盤

2023-07-07 | オーディオ
ステレオの米国CD-R盤が届く。

あまり期待しないで聴いてみたら・・・おっ!
左チャンネルにピアノのRay Bryantが控え気味に。
右寄りにTommy Bryantのベースが居ます。
そしてど真ん中にパパ・ジョーが大音量で手ドラム。

すごくスイングしています!

でもよく考えたらこれってアナログのステレオ盤とおんなじ。
つまりこの音源は「板おこし、アナログ盤のリマスター」かと。

板おこしからのCD復刻はマスターテープより「良い音」に
聞こえる場合もあって、イコライジングが上手いとみた。

とりあえずリマスターの恩恵はすごくあるし、ちょっと音質が
ドンシャリ気味ですが、まずはOKでよかったよかった~(^_-)-☆





PARC Audio DCU-F121W

2023-06-23 | オーディオ
手持ちのSP、ウーハーのゴムエッジ切れで修復が必要に。
でもSP本体は同じものを4セットくらいあるので、
一番エッジの状態が悪いものをユニットごと交換にする。

10㎝、6Ωのユニットでいろいろ調べるとこれが良さそう。

◎PARC Audio DCU-F121W(2本で2万円弱)

ちょっと高いけど、ウッドコーンの良さをもっと知りたいので
思い切って買ってみました。

まったくのポン付けでOKです(サランはNGです)
中低域のスピードがあるのに、硬い感じではなくとても良い
現代機種です。今の音楽は6弦ベースやシンセでウッドベースなどの
領域より低音が出ているので、近代のユニットはそれに対応している
かと思います。

フルレンジ仕様なのでユニットだけの音が出るように細工して聴いて
見ましたが、このユニットはネットワークがあったほうが良いですね。
無理にハイが鳴っている感じより、ネットワークがあってツイーターが
鳴っているほうが余裕があっていい感じです。

低音が足りない?そんなことはないですが、バスレフポートは
フルオープンにしたほうが結果は良いです。

ニアフィでモニターの下にミニSPを置くより、頭の上に音が
通り過ぎるように高くセッティングするほうが、音楽的に聞こえるかと思います。

※PARC Audio : 日本ビクターやSONYでスピーカー開発を手掛けてきた
技術者の方が立ち上げた会社とのことで、このウッドコーンSPはハイクオリティーで
高い音楽性がある素晴らしい製品だと感じました。
また機会があれば他のSPも試してみたいと思っています。

///////////////////////////////////////////////////////


スピーカースタンドと共鳴の関係②

2023-05-21 | オーディオ
内側のB&W FS-700スタンドにはドイツ製「Telefunken」のビンテージスピーカー
(フルレンジ)をネジ止めでマウントしています。

使用ユニット:口径:115X182mm
マグネット:大型馬蹄形アルニコ
1958~1968年に製造販売されていた、Telefunkenの有名な真空管式録音システム
Magnetophon シリーズに使用されていた傑作フルレンジユニット


外側のB&W スピーカー CDM1SE (Special Edition)は2wayの名器かと
思いますが、ネットワークがある2wayのSPは中域のアグレッシブさが足りない
場合が多く、特にこのSEバージョンはかなり大人し目です。

それに対してこのテレフンケンはものすごく音像がリアルで攻撃的。
※たぶん磁石がアルニコだからかと思います。
ですのでB&Wと一緒に鳴らして「疑似3way空間拡張システム」で
遊んでいます。

バランスはTelefunkenが4オームなので聴覚上の音量バランスはB&Wの
1.5倍くらいでしょうか。ちょうど良いミックス感です。

「インシュレーター交換やスタンド充填しても良くなったかわからん?」
という方も多いかと。自分は以下のようにしています。

1.リファレンス用の音源は必ず「モノラル」音源で。
自分は写真にある『CHET BAKER SINGS」か「JO JONES TRIO」の2枚。

2.両方のスピーカーを同時に条件を変えない
例えば猫砂を入れる場合は、片方のスタンドだけにしてチェック。

3.音色をチェックすることは困難なので「定位」の変化を聴く
片方だけ猫砂スタンドにするとモノラル音源の定位は、入れていない
ほうに寄ります。※これは猫砂を入れると響きが弱くなるため

4.SPスタンドやオーディオルームの壁、床など響いている箇所
に直接(聴診器でも可)耳をつけて音源の共鳴を聴く。

Telefunkenは定位が素晴らしくはっきりしていて、その周りをB&Wが
取り巻いて低音を補強、そして足元は微妙なスタンド共鳴が色を添える。
そんなイメージで構成しています。

モノラル音源は定位が命。
気持ちよく鳴っているシステムは「スピーカー」が消滅(!)
ですので、SPのサランは普段は付けるようにしています。
※スピーカーユニットのストロークが見えると気が散るのです。

オーディオは、ちょっとした工夫で響きをコントロールして、その
微妙な差異と音楽空間(サウンドの空気感)を楽しむことかと。
なにかご参考になれば幸いです。








スピーカースタンドと共鳴の関係①

2023-05-21 | オーディオ
写真は古いB&WのSPスタンドです(これは後ろ向き)
たぶんCM1の時代かと思います(B&W FS-700)
とても良いスタンドで2セットも所有しています。

このスタンドの特徴は2本のアルミパイプが共鳴管になっていること。
パイプ自体に金属的な共鳴があり、叩くと「カーン」と鳴ります。

よくこういった中空パイプのスタンドに「猫砂」を詰める方がいます。
自分も他のスタンドでは詰めている場合もありますが、このスタンドは
そういったデッドのモディファイには適していません。

理由は下の写真を見れば一目瞭然かと思います。
※パイプの下に穴が開いていて猫砂が漏れる?ではありません。



このB&Wスタンドの設計意図は「共鳴」です。
つまり上部で鳴っているSPの音をスタンドのパイプ内に共鳴させ、
その共鳴音をパイプの横とスタンド下部から外に出す。

パイプの後方と下穴、それと台座の切込みがあることから
その効果を狙って設計していることがわかります。

その効果を出すにはSPをスタンドの上にネジ止めすることが必要で、
浮かせセッティングやアイソレーションを取るのは意味がありません。
だからSPの上部台座にネジ穴があるのです。

「金属音はオーディオの敵」みたいなコメントもありますが、
現代のピアノの構造を考えれば少し違う見解が出てくるでしょう。
アコースティックピアノはそのほとんどの重量が「金属フレーム」です。
ピアノのきらびやかな音は、金属の共鳴が美味しいサウンドの秘密なのです。

SP台に猫砂充填など、何も考えずにミュートするのは考え物です。
たしかに地震対策で重心を低くするのはしょうがないかと思いますが、
それによって豊かな響きが出ないのは本末転倒です。

オーディオの基本はまずは「鳴らす」ことです。
音楽が鳴っているのはSPだけではありません。
部屋も、床もSP台も少しだけ鳴っているのです。
「共鳴」をうまく使って音像を広げてはいかがでしょうか。

Victor・JVCのウッドコーンSPはどうなのか?

2023-04-29 | オーディオ
この連休前に自宅と会社のオーディオをなんとかしたい。
そんなわけで以前から欲しかった「ウッドコーンスピーカー」を導入。

Victor・JVC EX-S5、EX-S3(ミニコンポ用)を2種類購入

ずいぶんと誇らしげですが、メルカリでミニコンポのSP部分だけを落札。
はっきり言って、まともなオーディオSPの値段じゃありません。
ハードオフのジャンク的な価格なんでビビッてましたが、
そういった不安を吹き飛ばすような~これは大当たりでしょう。

自宅も会社もどちらもARCAMの安いプリメインA-65,75ですが、
SPのセレクターはAまたはプッシュでA+Bになってしまいます。
よってどちらかを単独で鳴らすことは「A」しかできません。

なので面倒くさいので「A+B」で両方鳴らすことに。

自宅はortofon105+Victor EX-S3
会社はMonitor audio+JVC EX-S5

結果は急激に音場が広がって、ウッドコーンSPの中高音域が
素晴らしいリアリティーを生みます。定位もそれほどグラつかない
し、とにかく元気よく高らかに、そして立体的に鳴ります。

ウッドコーンSPをメインより高く上げるか、下げるか?
いずれにしても高低差をつけてセッティングするほうが良いですね。

SPをダブルで鳴らすのは一般的にNGですが、これはアリでしょう。
あまり安易な言葉は使いたくないのですが「コスパ抜群」です。

相方のSPはどちらも2wayなので、なんとなく中高域の抜けが悪い
のですが、そういった欠点をフルレンジであるウッドっコーンSPは
補ってくれるようです。

どちらもミニコンポ付属品なので単独で売っているものではないですが、
他のJVCで出ているウッド系のものも素晴らしいのではないでしょうか。
でもお値段が10倍…これでは気軽に手が出せませんね((+_+))