日本文化として幾つもの古典芸能が継承されているが、そのひとつが日本舞踊
昨日、隼町の国立劇場で花柳流の公演を鑑賞してきた
これまで、オイラが知る日本舞踊とは、
田舎の婆さんが厚化粧して踊る・・・秋祭りの余興的なものでしかなかった
そのため、少しも興味をそそられることなく、まったく関心もなかった
しかし、数年前、伊豆長岡で本物の芸妓(げいぎ)さんの踊りを観る機会があり、
“これが本当の芸能!!”と感動、それ以降、日本舞踊に対する見方が変った
さて、今回の公演は、花柳衛彦(もりひこ)さんという舞踊家企画の会だった
衛彦さんは昭和を代表する名人 林家彦六(8代目 正蔵)の息子さんである
※笑点のキクちゃんの師匠。キクちゃんは、長年にわたり師匠の付き人をしていた
その彦六曰く、
「新しいことを勉強してると世の中は怖くありません
何もしないで、じっとしているから、怖くなるんです」という名言がある
当たり前だが、自分がよく知らないもののことはつい不安に感じてしまう
しかし、自分から進んで調べ、理解してみるとさほど難しいものでなかったりする
言い換えれば、何事も、「チャレンジ精神」が大切!ということだ
花柳衛彦さんも親爺さんの血を引き、常に、日本舞踊に新風を巻き起こしている
とはいえ、古典の原型をしっかり残しつつ、華やかさのなかに「粋」が感じられる
素人のくせに!と言われそうだが、オイラが感じたままを率直に書いただけ
ところで、オイラがわざわざ休日に、それも東京まで日本舞踊を見に行くはずがない
これには理由がある。演者として伊豆長岡の美人芸妓姉妹が出演するからだ
姉の花柳衛一美さんは長唄「巽八景」を、
また、妹の花柳衛九美さんは長唄「英執着獅子」を演じた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/34/76bbc88704394e72af9f54e1895cec19.jpg)
多くの演者が舞台に立ったが、二人は別格!!強烈なオーラ!が出てたね!!
それぞれ、振り返った瞬間、観客の大半からため息が漏れるほど妖艶で綺麗だった
残念ながら、舞台は撮影禁止!楽屋でのショットから想像してほしい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/b9/00899d77b09572c4f92af30e2b207db0.jpg)
ちなみに、普段、姉の衛一美さんは“君団子”、妹さんは“九美”が源氏名であり、
お座敷では、「団子!」「くみちゃん!」で親しまれている
また、2005年4月1日、伊豆長岡町、大仁町、韮山町が合併して伊豆の国市になり、
その際、姉の「君団子」をモデルとした記念切手が発売されたほどのベッピンさん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/f4/b2b1eb4c07ceb104f9c01793b9a23a7d.jpg)
もし、伊豆に行く機会があればお座敷に招き、日本の伝統芸能を堪能してみては?
もちろん、踊りだけではなく、ちゃんとカラオケの相手もしてくれる
ちなみに、オイラは団子と「別れても好きな人」、
くみちゃんと「カナダからの手紙」をデュエットした・・・記憶が微かにある