群馬で闘う!「伝説」社長のブログ

『伝説』グループ社長、根木寛正の日々の雑談です。

新幹線の窓から…

2006年06月20日 | 「場所」
高崎から東京まで、新幹線でちょうど1時間…。

月に何度か乗る新幹線だが、自分が座るのは必ず東京へ向かって右側。
帰りは高崎へ向かって左側…。
これは絶対にそう…。決めている。
車両がMax号の時は必ず2階…。

何故か…と言うと、必ず見る景色があるのだ。

必ず見る景色…。

高崎を出てほんの2~3分で通過するのが藤岡ICの辺り…。
ここから西の方を見ると、一昨年出店しすぐに閉店した『江戸前茶屋』の店舗の辺りが見えるのだ。

実際は周りの建物が大きくて、店舗そのものは見えないのだが、店舗の近くにある建物が見える。
藤岡市役所、病院建物、コジマ電機の看板…。

その景色を見たくて、必ず西側の窓際に座る…。

この景色を見てどうと言うことではない。
ただ、この店舗は出店して閉店するまでずっと営業が苦しかった店で、当時新幹線に乗る時にこの店の方を見て、祈っていたのだ…。

今日の営業はどうだろうか…?みんな元気だろうか…?何か問題は起こってないか…?

…そんな習慣が、閉店後もずっとそうせずにはいられないのだ。

この藤岡周辺を通り越すまでは、窓の外をずっと見ている。
帰りは高崎に着く5分前位から…。

スクラップ&ビルドの考え方は当たり前で、不振店の閉店撤退はよくあることだ。
いちいち感傷的になっていたら先へ進まない…。
それはわかっているのだが、自分はいまだに窓の外を見ている…。
誰かと一緒の時はもちろんそんなことはないが、一人の時はいつも…。

たぶんこれからもずっとそうだろう…。

そんなことをしているのは、弱くてダメな経営者なのか?
そう言われるならそれでもいい。
でも、忘れてはいけないことがあると思う。

忘れてはいけないこと…。

よし、頑張ろう…!

…いつもそんなことを思って窓の外を見ています。