群馬で闘う!「伝説」社長のブログ

『伝説』グループ社長、根木寛正の日々の雑談です。

マクドナルドの賃金問題

2005年09月26日 | 仕事!
先月、マクドナルドが労働基準監督署から「賃金未払い」指導を受けた…というニュースがあった。

これは賃金算定手法の解釈の問題で、流通・サービス企業の多くがこの問題で試行錯誤しているという。

時間給勤務者の労働時間をどう計算するか…ということだが、マクドナルドは30分単位で計算していた。
この手法だと、例えばタイムカードを打った時刻が35分の場合、次の00分からの勤務計算になって、実際に働いた25分間の勤務が給料計算されない…ということだ。

こうしてみると、実際に仕事しているのにひどい…!という感覚があるのだが、実は多くの流通・サービス企業の設定はこの方法なのだ。

ウチも数年前までは30分単位での計算で、数年前から15分単位の計算に切り替えている。

今回のマクドナルドの問題から、1分単位の計算に移行する企業が多く出てくるようだが、こうなってくると、どこからが勤務開始なのか…?ということもハッキリさせる必要がある。

そして、タイムカードをどこに設置するか…だ。

ウチの各店は、レジ付近に設置されているので、着替えて、入店と同時の勤務スタートという考え方だ。

今まで30分単位の計算を採用していた企業にしてみると、シフトが30分単位で決められていて、自社の勤務形態に合わせているのだから問題ないし、1分遅れると次の設定時刻まで計算されないというのは、約束のスタート時間に遅れた場合のペナルティという考え方もあったのではないか?と思う。

実際、スケジュールは30分単位で組むことが多いし…。

でも、現実の勤務は切り良く終わることは少ないから、結局終わりの時間の考え方で問題が起こったわけだ。

…そして、最終的には1分単位の計算方法を採用する方向に進む企業が多くなると思うし、自分もその考えを持っている。

ただ、この場合は、店舗での時間管理は今まで以上にしっかり確認できるようにならないと、みんなが混乱してしまうから、店舗における各メンバーの意識向上が求められる。

でも、こうして新しい取り組みがどんどん起こってきて、個々の成長があると思うので、どんどん考えていかないといけないことだ…。