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豊洲・都報告書 小池氏「甘え、油断あった」「組織運営に問題」痛烈批判

2016-10-01 08:57:10 | ニュースまとめ・総合

豊洲・都報告書 小池氏「甘え、油断あった」「組織運営に問題」痛烈批判

産経新聞 10月1日(土)7時55分配信


 豊洲市場の盛り土問題で、東京都が30日に公表した調査報告について、小池百合子知事は同日午後の定例記者会見で、「組織運営のシステムの問題」と厳しく指弾した。都政改革には職員自身による「自律改革」が必要と訴え、都職員による今回の調査を“試金石”と位置付けてきたが、十分な結果は示されなかった格好だ。「だからこそ都政大改革」と力を込めたが、職員約16万人の巨大組織の意識をどこまで変えられるか。小池改革の実が求められている。

 「ピンポイントで示すのは難しい。空気の流れのように決まっていった」。豊洲市場の盛り土問題について「いつ」「どこで」「誰が」にこだわり、調査を指示した小池氏は落胆の色を隠さなかった。

 報告によると、同問題は5年もの歳月の中で、さまざまな職員が関わりながら決まったが、問題を指摘する職員は一人も出てこなかった。

 「一言でいえば最も大きな要因はガバナンス(統治)です。責任感の欠如です。前の答弁をそのままコピーして使い、チェック不足があった。意思決定プロセスの不備、連携の不足もあります」

 会見で小池氏は矢継ぎ早に都政の問題点を指摘した。「東京大改革」を掲げて知事に就任し間もなく2カ月。混乱した都政を収めるはずが、巨大組織にメスを入れると、次々と新たな問題が噴出した。

 「豊かな財政をバックに、他とは違う行政を進めてきた。大組織ゆえの甘えと油断があった」。小池氏は会見でそう分析した。

 相次ぐ問題発覚で、都政への注目が高まる。この日の会見にも、20台近いテレビカメラが入り、通路にも多くの記者やカメラマンらが座り込んだ。小池氏は「メディアがこんなに都政に注目するのはあり得ない。結果として無責任体質でやれない都政になった」と、改革に向けたチャンスととらえた。

 さらに石原慎太郎元知事が盛り土問題に関して「東京都は伏魔殿だ」と述べたことを引き合いに、「『都庁は伏魔殿』と評論家のように言っているわけにはいかない。改革を進めないといけない」と述べ、「こうしたことが起こらないようにするため、組織の問題を深掘りすることで、大改革を一歩でも前に進めたい」と語った。

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