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民進・蓮舫代表の指導力不足露呈 ちぐはぐ国会対応でIR法案廃案に追い込めず

2016-12-14 15:24:47 | ニュースまとめ・総合
民進・蓮舫代表の指導力不足露呈 ちぐはぐ国会対応でIR法案廃案に追い込めず



2016年12月14日 7時8分

産経新聞

 民進党の蓮舫代表が「廃案」の大号令をかけたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備推進法案は最終的に14日に成立する見通しとなった。

 民進党は衆院段階では賛否すら決められずに退席し、その後、廃案にかじを切ったが、逆に参院では自民党と協調して審議重視の姿勢を取った。国会対応が最後まで迷走したのは明らかで、蓮舫氏の指導力不足が露呈したといえる。(山本雄史)

 「国民の不安の声に対し、納得できる答弁がない。あす会期末で、もう時間がないというのが一般的な常識の考え方であり、廃案に追い込んでいきたい」

 蓮舫氏は13日午後の常任幹事会でこう述べ、IR法案の廃案に向けて重ねて指示した。「あらゆる手段で国民の声に向き合う対応を取る」とも語り、徹底抗戦の姿勢を強調した。

 だが、その号令から約3時間後。自民、民進両党の参院幹事長と国対委員長は法案を修正して可決し、衆院に戻す「回付」で合意した。民進党議員は参院内閣委で反対討論にも立った。

 榛葉賀津也参院国対委員長は記者団に「衆院は乱暴に法案を送ってきた。衆院のやり方はあまりにもひどい」と述べ、参院自民党が修正案を示したことを「参院の矜持」と評価した。蓮舫氏は参院議員であるにもかかわらず、足元では指示とは異なる参院自民党と協調した対応となった。

 民進党幹部は「衆院に法案が戻ってくることで、むしろ廃案にする可能性が高まった。参院はよく粘った」と評したが、蓮舫氏は振り上げた拳を下ろすタイミングを失ったといえる。

 民進党の土壇場でのちぐはぐな対応は他の野党に不信感を与えた。修正案の採決は共産、自由両党には「寝耳に水」だったからだ。

 共産党の田村智子副委員長は13日夜の参院内閣委理事会で「どんな修正が行われているか全く知らない。なんでこんな乱暴なことがまかり通るのか。絶対認められない」と訴えた。野党4党は14日の幹事長・書記局長会談で安倍晋三内閣不信任決議案の提出を決めるが、不協和音が響いている。

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