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体罰の野球部顧問を停職1カ月 県教委「常習的で悪質」

2015-03-19 12:10:49 | 体罰と言う名の暴行・傷害・鬱憤晴らし

体罰の野球部顧問を停職1カ月 県教委「常習的で悪質」

紀伊民報 3月18日(水)17時0分配信


 和歌山県教委は17日、上富田中学校(上富田町岩田)で、野球部員に常習的に体罰をしていた顧問の男性教諭(35)を停職1カ月の懲戒処分にした。体罰で過去4回の処分歴があるのに繰り返し、部員に体罰を容認する内容の誓約書を書かせたことを悪質と判断したという。

 同日、県教委学校人事課の笹井晋吾課長らが県庁で記者会見を開いた。処分について「生徒にけががなかったが、常習性があり、悪質なので重い処分にした。けががない体罰行為で停職以上は初めてになる」と説明した。

 県教委によると昨年8月ごろから今年2月中旬まで、2年生5人に対し、頭をたたく、足を蹴る、突き飛ばすなどの体罰を16回した。ほかに「殺すぞ」「しばくぞ」といった暴言を浴びせたり、土下座を迫ったりした。

 昨年3月には当時の1年生4人に部室でたたく蹴るなどしたとし、町教委から文書訓告処分を受けたばかりだった。昨年のほか、2007年、09年、13年にも部員に対し、頭をバットで小突いたりたたいたり、蹴ったりといった体罰を繰り返し、町教委から厳重注意を受けている。

 今回を含め、いずれも部員が校長や教職員に相談して発覚。今回は部員2人に「部のルールを守れないとしばかれます」などという文章を練習ノートに書かせていた。

 教諭は「自分は一生懸命指導をするが、生徒はなかなか動いてくれず、我慢できなかった。子どもたちの心や体を傷つけ、つらい思いをさせた。今後絶対に体罰はしない」と反省の言葉を述べているという。教諭は05年度に同校に赴任。10、11年度には野球部を全国大会に出場させるなど実績を挙げている。

 町教委は、教諭が過去に指導を受けていたのに体罰を繰り返していたことについての監督責任を問い、校長(60)を文書訓告にした。部員が殴られているところを見たのに注意や報告をしなかった男性副顧問に対しては厳重注意をした。

 今回を含め、本年度の教職員の懲戒処分は4件4人。体罰での懲戒処分は13年3月以来。

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