バラエティタレントが続々暴露 「炎上キャラはヤラセでした」
2018年6月10日 15時46分
女子SPA!
「今までのキャラ作りはウソでした」と暴露する芸能人が、最近相次いでいます。
バラエティ番組では、重宝されるキャラクターが生まれては消えを繰り返しています。例えば一時期タメ口キャラのハーフタレントが増殖したように、クイズでおバカタレントがブレイクしたように…。
そのニーズに合わせて、キャラクターを寄せて行くのが、売れたい芸能人の処世術でしょう。
では、実際にキャラ作りしていた芸能人が、その本音を打ち明けた実例を見てみましょう。
◆台本通りにケンカ…セレブタレント・大沢ケイミが暴露
『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)などのバラエティ番組に出演するたび、炎上騒ぎを起こしていた、セレブタレントの大沢ケイミをご存じでしょうか。
「結婚に大切なのは経済力と権力」「お金を稼げない男には魅力を感じない」などの発言で、お茶の間から反感を買っていた彼女ですが、2018年5月に自身のブログで芸能界引退を発表。その際に、
「テレビ出てる時ケイは台本通りでやってるから
わたしは今日どこで誰とバトルをしますとも全て事前に打ち合わせまであるので、、
いきなり変なこと言い出したり失礼なこと言ってるわけじゃないです」(5月8日投稿『半年ぶりの!』より)
と、これまでのキャラがすべて作られたものであったことを暴露したのです。
なんと「全然お金とかそういうの自慢したくなかったです」
「いつも変に編集された放送をみてブログやインスタのコメント欄で変なことを書く人を見かけて、毎回泣いてましたょ」とまで綴っていました。
彼女の言葉を信じるならば、番組のために、また自分をキャラ立ちさせるために、憎まれ役を演じていた可能性があります。
◆すみれ「バカキャラを作っていた」と告白
また、俳優の石田純一とタレントの松原千明の娘である、女優のすみれは、2018年4月18日に放送された『梅沢冨美男のズバッと聞きます!』(フジテレビ系)にて、過去に出演したバラエティ番組では「バカキャラを作っていた」と告白しました。
すみれは2011年頃から芸能活動を開始しましたが、2016年10月を境に活動を休止。彼女がバラエティ番組に引っ張りだこだった時期、本当は低い声をアニメ声に変えていたり、笑ったフリをしたりしていたそう。
「(表面上は笑ってたけど、本当は)笑ってない、ずっと笑ったふりだった」「精神面でもちょっと疲れちゃって。どうすればいいのかなってなっちゃって、すごい悩みました」という彼女。自分を押し殺した結果、精神的に疲れてしまい日本の芸能界を去ったとのことでした。
ハワイ育ちで日本の芸能界の風習を理解しにくかったこともあるかも。現在はアメリカ在住で、女優としてドラマなどに出演しています。
◆女芸人の内幕を激白した、Aマッソ・加納
そして話題になったのが、2018年2月11日放送の『ゴッドタン』(テレビ東京系)の「腐り芸人セラピー後編」で、Aマッソ・加納愛子が「女芸人はデブとブスしか求められてない」と語った件。
「番組アンケートが『彼氏いますか』『つきあった人数何人ですか』とかしかない」
「イケメンがスタジオに来たときに『キャー!』っていう役割」
など、自身の立ち位置だけでなく、現代の女芸人たちに共通する問題にも提言していました。
これは、バラエティ番組が彼女たちを「女芸人」という型どおりのキャラに押し込めているようにも感じられます。「女芸人はボケたらあかんのですか!?」というAマッソ加納の叫びがテレビ業界に届くよう願います。
◆所属事務所はキャラの生産工場
現在キャラ作りは、主にテレビに出るための安易な手段として使われているのが実情です。
ある芸能関係者によれば「まずタレントが事務所に所属した時点で、マネージャーから『◯◯キャラで行こう』といった指示はされますね。それはアイドルでもお笑い芸人でも共通しています」とのこと。その決まったキャラによって、プロフィールの特技・趣味の欄に沿ったものを記載し、TV局への営業ツールとして使用するのだといいます。
「極端な場合は、“においフェチ”“霊が見える”といった不思議ちゃんキャラになることもありますが、大半は事実にもとづいてキャラ作りします。ちょっとした趣味にもとづいて“●●オタク”にしたりとかね。
でも、英検2級(高校卒業程度)なのにバイリンガルキャラにしたり、10年以上昔の中学時代にグループで何かの競技大会に出たことを押したり…まあ一般社会ではムリがあることがまかり通ります。
本人の中にどうしても何も無い時には、地方出身であれば出身県を強調して方言キャラってことになることも…」(芸能関係者)
テレビ番組に出演する時には、事務所サイドから提供されたキャラ情報にもとづいて制作スタッフが台本や演出を決めるので、さらに輪をかけてキャラが誇張されて行くのだそうです。
◆脱“ハーフキャラ”した水沢アリー「すごい自然体。すごい楽」
本当はアリもしない架空のキャラを作り上げ、ムリに痛々しい姿をお茶の間にさらす芸能人も決して少なくはありません。一方で、キャラ作りに成功すれば、無名の存在からスターに成り上がれる可能性も秘めています。
けれども、そのキャラに、本人が“やらされ感”を持っていたらどうでしょう。ハタから見れば成功だたとしても、本人の満足度は高くないでしょう。
脱“ハーフキャラ”しイメチェンした水沢アリーは、「バカぶってみたりとかは全部作っていた」が「(今は)すごい自然体。すごい楽」だと明かしました(2016年4月2日放送『有吉大反省会 整形もオネエも…春のカミングアウトSP』日本テレビ系)。
彼女はハーフではなく「8分の1」だそうで「(ハーフキャラの)エピソード求められても8分の7は日本人だから何もなくて」と、困っていた過去を振り返りました。
水沢アリーも、やはり事務所のキャラ作り指導を受けたようで、先ほどの番組内で「キャラクターもずいぶん変わったね」と問われたのに対して「事務所とモメて…。もともと金髪で明るいポップな感じがずっと嫌だったの。黒髪が好きなんだけど事務所がダメって」と告白。それが、「ぺこ&りゅうちぇるとか事務所に入って推す人ができたから、そんなに反発するならもういいって」と、プレッシャーから解放された経緯を明かしました。
◆キャラ作りに頼った結果、バラエティが不調に?
このところ、バラエティ番組の視聴率は不調が続いています。一つ話題になった番組があれば、似たような番組が作られ、視聴者はさらに興味をなくしていく負のスパイラル。
出演者がパターン化したキャラ作りを求められるのも、番組自体がパターン化しているからでしょう。そろそろ、このスパイラルから抜け出してほしいものです。
2018年6月10日 15時46分
女子SPA!
「今までのキャラ作りはウソでした」と暴露する芸能人が、最近相次いでいます。
バラエティ番組では、重宝されるキャラクターが生まれては消えを繰り返しています。例えば一時期タメ口キャラのハーフタレントが増殖したように、クイズでおバカタレントがブレイクしたように…。
そのニーズに合わせて、キャラクターを寄せて行くのが、売れたい芸能人の処世術でしょう。
では、実際にキャラ作りしていた芸能人が、その本音を打ち明けた実例を見てみましょう。
◆台本通りにケンカ…セレブタレント・大沢ケイミが暴露
『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)などのバラエティ番組に出演するたび、炎上騒ぎを起こしていた、セレブタレントの大沢ケイミをご存じでしょうか。
「結婚に大切なのは経済力と権力」「お金を稼げない男には魅力を感じない」などの発言で、お茶の間から反感を買っていた彼女ですが、2018年5月に自身のブログで芸能界引退を発表。その際に、
「テレビ出てる時ケイは台本通りでやってるから
わたしは今日どこで誰とバトルをしますとも全て事前に打ち合わせまであるので、、
いきなり変なこと言い出したり失礼なこと言ってるわけじゃないです」(5月8日投稿『半年ぶりの!』より)
と、これまでのキャラがすべて作られたものであったことを暴露したのです。
なんと「全然お金とかそういうの自慢したくなかったです」
「いつも変に編集された放送をみてブログやインスタのコメント欄で変なことを書く人を見かけて、毎回泣いてましたょ」とまで綴っていました。
彼女の言葉を信じるならば、番組のために、また自分をキャラ立ちさせるために、憎まれ役を演じていた可能性があります。
◆すみれ「バカキャラを作っていた」と告白
また、俳優の石田純一とタレントの松原千明の娘である、女優のすみれは、2018年4月18日に放送された『梅沢冨美男のズバッと聞きます!』(フジテレビ系)にて、過去に出演したバラエティ番組では「バカキャラを作っていた」と告白しました。
すみれは2011年頃から芸能活動を開始しましたが、2016年10月を境に活動を休止。彼女がバラエティ番組に引っ張りだこだった時期、本当は低い声をアニメ声に変えていたり、笑ったフリをしたりしていたそう。
「(表面上は笑ってたけど、本当は)笑ってない、ずっと笑ったふりだった」「精神面でもちょっと疲れちゃって。どうすればいいのかなってなっちゃって、すごい悩みました」という彼女。自分を押し殺した結果、精神的に疲れてしまい日本の芸能界を去ったとのことでした。
ハワイ育ちで日本の芸能界の風習を理解しにくかったこともあるかも。現在はアメリカ在住で、女優としてドラマなどに出演しています。
◆女芸人の内幕を激白した、Aマッソ・加納
そして話題になったのが、2018年2月11日放送の『ゴッドタン』(テレビ東京系)の「腐り芸人セラピー後編」で、Aマッソ・加納愛子が「女芸人はデブとブスしか求められてない」と語った件。
「番組アンケートが『彼氏いますか』『つきあった人数何人ですか』とかしかない」
「イケメンがスタジオに来たときに『キャー!』っていう役割」
など、自身の立ち位置だけでなく、現代の女芸人たちに共通する問題にも提言していました。
これは、バラエティ番組が彼女たちを「女芸人」という型どおりのキャラに押し込めているようにも感じられます。「女芸人はボケたらあかんのですか!?」というAマッソ加納の叫びがテレビ業界に届くよう願います。
◆所属事務所はキャラの生産工場
現在キャラ作りは、主にテレビに出るための安易な手段として使われているのが実情です。
ある芸能関係者によれば「まずタレントが事務所に所属した時点で、マネージャーから『◯◯キャラで行こう』といった指示はされますね。それはアイドルでもお笑い芸人でも共通しています」とのこと。その決まったキャラによって、プロフィールの特技・趣味の欄に沿ったものを記載し、TV局への営業ツールとして使用するのだといいます。
「極端な場合は、“においフェチ”“霊が見える”といった不思議ちゃんキャラになることもありますが、大半は事実にもとづいてキャラ作りします。ちょっとした趣味にもとづいて“●●オタク”にしたりとかね。
でも、英検2級(高校卒業程度)なのにバイリンガルキャラにしたり、10年以上昔の中学時代にグループで何かの競技大会に出たことを押したり…まあ一般社会ではムリがあることがまかり通ります。
本人の中にどうしても何も無い時には、地方出身であれば出身県を強調して方言キャラってことになることも…」(芸能関係者)
テレビ番組に出演する時には、事務所サイドから提供されたキャラ情報にもとづいて制作スタッフが台本や演出を決めるので、さらに輪をかけてキャラが誇張されて行くのだそうです。
◆脱“ハーフキャラ”した水沢アリー「すごい自然体。すごい楽」
本当はアリもしない架空のキャラを作り上げ、ムリに痛々しい姿をお茶の間にさらす芸能人も決して少なくはありません。一方で、キャラ作りに成功すれば、無名の存在からスターに成り上がれる可能性も秘めています。
けれども、そのキャラに、本人が“やらされ感”を持っていたらどうでしょう。ハタから見れば成功だたとしても、本人の満足度は高くないでしょう。
脱“ハーフキャラ”しイメチェンした水沢アリーは、「バカぶってみたりとかは全部作っていた」が「(今は)すごい自然体。すごい楽」だと明かしました(2016年4月2日放送『有吉大反省会 整形もオネエも…春のカミングアウトSP』日本テレビ系)。
彼女はハーフではなく「8分の1」だそうで「(ハーフキャラの)エピソード求められても8分の7は日本人だから何もなくて」と、困っていた過去を振り返りました。
水沢アリーも、やはり事務所のキャラ作り指導を受けたようで、先ほどの番組内で「キャラクターもずいぶん変わったね」と問われたのに対して「事務所とモメて…。もともと金髪で明るいポップな感じがずっと嫌だったの。黒髪が好きなんだけど事務所がダメって」と告白。それが、「ぺこ&りゅうちぇるとか事務所に入って推す人ができたから、そんなに反発するならもういいって」と、プレッシャーから解放された経緯を明かしました。
◆キャラ作りに頼った結果、バラエティが不調に?
このところ、バラエティ番組の視聴率は不調が続いています。一つ話題になった番組があれば、似たような番組が作られ、視聴者はさらに興味をなくしていく負のスパイラル。
出演者がパターン化したキャラ作りを求められるのも、番組自体がパターン化しているからでしょう。そろそろ、このスパイラルから抜け出してほしいものです。
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