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福岡母子3人殺害 逮捕された夫の警察官“本部へ異動”の謎

2017-06-10 14:47:34 | ニュースまとめ・総合
福岡母子3人殺害 逮捕された夫の警察官“本部へ異動”の謎



2017年6月10日 10時26分

日刊ゲンダイDIGITAL
 当初疑われた「無理心中」は現職警察官の逮捕劇となった。

 福岡県小郡市の住宅で中田由紀子さん(38)と長男の涼介君(9)、長女の実優さん(6)が殺害された事件。8日、福岡県警は由紀子さんに対する殺人容疑で、夫で県警通信指令課の巡査部長、中田充容疑者(38)を逮捕した。充容疑者は容疑を否認しているが、県警は9日会見を開き、久田誠警務部長らが謝罪した。

 県警は当初、現場に争った形跡がなく、由紀子さんの遺体のそばに練炭のようなものが置かれていたことなどから「無理心中」と判断。ところが、司法解剖の結果、母子3人の死因は首を絞められたことによる窒息死であることが判明。「出勤時に家族は寝ていた」という充容疑者の説明と3人の死亡推定時刻に食い違いがあることも分かった。

「由紀子さんの指先から何かをひっかいた時に付着する微物を検出したことで、県警は逮捕に踏み切りました。犯人に首を絞められた時に抵抗した証拠になる可能性があるとみて鑑定を進めています」(捜査事情通)

 由紀子さんの遺体にやけどのような痕があり、近くに油のようなものがまかれていたことも分かった。充容疑者が妻をあやめたとしたら動機は何か。充容疑者は県警に「妻は育児に悩んでいた」と説明し、“育児ノイローゼ”だったことをにおわせている。また、6日朝に家を訪れ、110番で“自殺”と通報した第一発見者である由紀子さんの姉も同様の話をしていたという。しかし、近隣住民らの説明は異なる。

「由紀子さんを知る人は口を揃えて“明るい性格”と言っています。子供の習い事にも熱心で、育児に悩んでいる様子は感じられなかったと話していました」(地元記者)

 2年前、充容疑者は2100万円のローンを組んでマイホームも購入。まさに家族のこれからという時に何が起きたのだろうか。元兵庫県警刑事の飛松五男氏が「引っ掛かる」と言うのは、15年近く地元警察署で交番勤務や地域巡回にあたってきた充容疑者が、昨年8月、県警本部の通信指令課に配属された点だ。

「“本部へ異動”は表向きは栄転です。通信指令課の主な仕事は110番通報の受理。30代後半の働き盛りの警察官が内勤勤務に異動となったのは、何か深い事情があるはずです。充容疑者がトラブルを抱えていることを察知し、県警本部は目の届く場所で監視下に置こうとしたのかもしれません」(飛松五男氏)

 今後、焦点となるのは、涼介君と実優さん殺害の捜査だ。県警は充容疑者が何らかの事情を知っているとみて捜査を進める。

「県警は充容疑者が由紀子さんを殺害した動機とともに、子供2人の死亡への関与も調べることになるはずです」(飛松五男氏)

 どんな結果になったとしても、死んだ母子3人は浮かばれない。

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