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小泉進次郎、37歳にもなって「貯金ゼロ」ってホント…? 夜は居酒屋で割り勘が基本

2018-06-10 15:20:52 | ニュースまとめ・総合
小泉進次郎、37歳にもなって「貯金ゼロ」ってホント…? 夜は居酒屋で割り勘が基本



2018年6月10日 6時0分

現代ビジネス

プレゼントは「柿ピー」

4月3日、衆議院院内幹事長室。自民党副幹事長会議で笑い声が響いた。

「昨日、衆議院(議員)の資産が公開されたが、幸い、幹事長室のメンバーでベスト30に入った人は一人もいなかった(笑)。身を寄せ合って頑張りたいと思います」

軽口を叩いたのは、「安倍親衛隊」の一人、幹事長代行の萩生田光一だ。

共感するように爆笑したのが、同席した筆頭副幹事長・小泉進次郎だった。なにを隠そう、進次郎が前日に公開した資産は、「ゼロ」だったのだ。

不動産はおろか、株式など有価証券もゼロ。預貯金も1円もないという。

いくら何でもゼロはないだろう、ゼロは――。

そもそも、37歳になる進次郎は、カネのやりとりに厳しいことで有名だ。

「銀座の高級店や赤坂の料亭なんて、絶対に使わず、1人5000円ぐらいの居酒屋ばかりです。

そして議員がいようがいまいが、飲み代は必ず割り勘です。『僕はバッジを付けているから、みんなに迷惑をかけたくないんだ』と言っていましたね」(親しい自民党代議士)

「選挙応援に来てもらったときも、お車代やお土産も受け取ろうとしない。進次郎さんが徹底しているようです」(後輩議員)

昼も安い弁当で済ませることが多い。「小泉派結成か」とも勘ぐられた、3月に開始した「若手勉強会」(2020年以降の経済社会構想会議)では、出されたのは、豪華弁当でもなんでもなかった。

Photo by iStock

「『よこすか海軍カレー』のカレー味柿ピーですよ。居酒屋のような一体感を出したかったんでしょう」(勉強会の出席議員)

この議員が、誕生日に進次郎から受け取ったプレゼントも同じだった。

「一筆を添えた名刺と、柿ピーの大箱が届きましてね。相手に気を遣わせまいとして、高級な和菓子なんかは避けるんでしょう。やっぱり、気遣いに感激しましたよ」(同)

3月29日の勉強会後、加藤鮎子や鈴木隼人ら出席議員とともに行われた懇親会も、六本木の居酒屋で会費制にて行われた。

「毎回、一人一人のところに席を移しては『飲んでますか?食べてますか?』と言う姿は印象的ですね。同席した党の職員などにも、まったく偉ぶらずに同じ態度ですよ」(懇親会の参加者)
時計は日本のメーカー製

分け隔てない気遣いの姿勢は、冒頭の副幹事長会議でも見られた。

「昨日、自民党に新入職員が入ってきたということなので、次回、この場で皆さんに紹介したほうがいいと思うんですが」

こう進次郎が提案したところ、先輩の武田良太や幹部職員らが「14人も入ってこられると、多いし……」と消極的な反応を示した。だが、進次郎は毅然と主張した。

「部会などでも、その人が誰だか認識されないまま会議が終わってしまうことがある。職員は仲間。挨拶はお願いしたい」

有無を言わせぬ剣幕に、司会を務めた萩生田も「では……挨拶してもらいましょう」と言わざるを得なかった。

進次郎の処世術は、自分のポジションや世代の範囲のなかで、ベストを尽くすことにある。

「1回生のときは1回生のトップを目指し、2回生になれば2回生のトップを目指す。

すると先輩議員は彼には嫉妬しない。多少生意気な発言をしても潰されないのは、『進次郎の言っていることは正論だし、矩は越えていない』と周囲に認めさせているんです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

そう、矩は越えないのだ。さすがに身なりには気を遣わざるを得ないが、それでも腕時計は市価20万円弱のセイコー製、靴は4万円程度のもの。贅沢な生活をしているわけでもない。赤坂の議員宿舎の月額賃料は10万円強。

ときおり宿泊する東京プリンスホテルやニュー・オータニでも、通常のシングルルームを利用する。

Photo by iStock

しかし――収入のほうは、実は十分にある。

進次郎の議員歳費は年間1942万円。これに、使途明示不要の文書通信費が年間1200万円。

進次郎が持つ3つの政治資金管理団体の'16年分収支報告書を確認すると、1年間の収入総額は、8522万円(団体間のカネの動きを除く)。歳費・文書通信費と合わせ、1億円を超える「年収」を得ていると言ってもよい。

収入のうち、大きな割合を占めるのが、「モーニングセミナー」という政治資金パーティ。年7回で4469万円の収入だ。

「大人気ですから、政界以外からも膨大な出席者が集まり、羨ましい限りですよ。事務所の経費なんて、すぐに賄えます」(別の自民党代議士)

実際、年間8522万円の政治団体の収入から、横須賀の事務所賃料(合計月額約38万円)や秘書人件費、車のリース代などが支払われている。
父の教え

だが、ここまでカネに恵まれていて、預金がゼロとはどういうわけか。父の代から「金庫番」を務める鍋倉正樹氏を横須賀の事務所に訪ねたが、「うちは取材を受けないことで有名だから」と答えるばかり。前出の代議士が代わって説明する。

「預貯金がゼロと言っても、普通預金の残高は公開する義務がありません。普通預金口座に歳費などを預金しているのでしょう。不動産や車がないのも、政治団体の資金でまわせているからです」

3政治団体で、1年間の収入から支出を引いた額は翌年に繰り越しされる。現在、繰り越しの総額は1億6561万円。進次郎は、この「貯金」を自由に政治資金として利用することができるわけだ。

「文書通信費も余っているくらいじゃないかな。毎週末は、被災地をはじめとして、全国を飛び回っていますが、費用のほとんどは自腹です」(同)

地元・横須賀の農家の小林精治氏が語る。

「突然、『三崎にいるから、今から寄るよ』って電話してきて、年に5回くらいは寄ってくれるね。お茶を飲んで、ゆっくりしていってくれる。長靴を買ってきてイチゴやキャベツを植えていってくれたのは忘れられないよ」

Photo by iStock

カネの心配もせずに、獅子奮迅の政治活動に専念できるのだ。それを可能にするもう一つの理由には、独身を貫くライフスタイルもあるだろう。

3年前、復興政務官時代の元部下との「密会」を一度撮影されたくらいで、女性の影は今も見えない。背景には、父のアドバイスがあったというのは、自民党長老だ。

「'09年、進次郎が初当選したとき、純一郎さんがこう言ったんだ。『10年は結婚する必要はない。急がずに、しっかりと仕事に専念しなさい』とね。若くして結婚し、離婚することになった純一郎さんは、自分の失敗を糧にしてほしいと諭した」

2人は毎晩のように携帯で連絡を取り合う仲だ。

「活動は、すべて歳費で賄え。利権とかカネのからむことには、絶対に関わらないようにしろ」

父はこう口を酸っぱくして言っているという。

間もなく、進次郎は初当選から10年になる。天下取りも嫁取りも、いよいよ現実的なものになるかもしれない。

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