ゴーン容疑者解職へ…臨時取締役会で何が？

ゴーン容疑者解職へ…臨時取締役会で何が？



2018年11月22日 17時4分

日テレNEWS24


日産自動車は、逮捕されたカルロス・ゴーン容疑者の代表権と会長職を解くため、臨時取締役会を開いているもよう。日産本社前から広芝学記者が伝える。

臨時取締役会は２２日午後４時半から始まったものとみられている。日産本社前には多くの報道陣が詰めかけている。取締役会は、通常は１時間から１時間半程度だが、関係者はそれ以上かかる可能性があると話している。

取締役会では、ゴーン容疑者の会長と代表取締役の職を解き、不正を指示したとされるグレッグ・ケリー容疑者の代表権も解くことを決める。会長の後任については西川社長が兼任する見通し。

―Ｑ．今後の日産の経営体制については？

そこも取締役会の重要な議題で、焦点はフランス・ルノーとの関係。ルノーは日産の４３％もの株を持っているが、関係者は「ゴーン容疑者が日産をフランス企業にしようとしている」と話していた。日産幹部らにはそのことへの警戒感があり、そこにきてゴーン容疑者が９月に取締役会でルノーと日産との提携関係の見直しを提案したことがわかっている。こうしたゴーン容疑者と幹部との溝が今回の内部通報につながったという見方もある。
取締役会は今も続いているものとみられる。内容は終了後、速やかに公表される見通し。