額賀氏…存在の耐えられない軽さ 改造も韓国大統領会談も不発
8/31(木) 7:55配信
産経新聞
自民党額賀派(55人)は30日、長野県軽井沢町で夏季研修会を開いた。額賀福志郎会長は派の結束を呼びかけたが、「新麻生派」発足で第3派閥に転落し、3日の内閣改造でも領袖(りょうしゅう)として手腕を発揮できなかった。日韓議員連盟会長として臨んだ韓国の文在寅大統領との会談も成果に乏しく、額賀氏の存在感の軽さが際立っている。
額賀氏は研修会のあいさつで、内閣改造・党役員人事について「われわれのグループが党や政府の重要なポイントで役割を果たしていく」と述べ、「成果」を強調した。額賀派からは茂木敏充経済再生担当相と加藤勝信厚生労働相が入閣し、党三役で竹下亘総務会長が就いた。
だが、実態は異なる。同派の閣僚経験者は「また茂木さんと加藤さんか…と思っている人が多い。2人はむしろ『安倍派』だ。額賀派から2人入閣とは言いにくい」とぼやく。茂木、加藤両氏は安倍晋三首相の信頼が厚く、第2次安倍政権の発足後、「一本釣り」で要職を歴任してきた。
一方で額賀氏が推した今津寛、三原朝彦両衆院議員ら当選6~7回の入閣待機組4人は今回も入閣しなかった。必ずしも額賀氏の力量ではないというわけだ。
そんな額賀氏は今月21日、日韓議連会長として訪韓し、文大統領と会談した。訪韓直前、日本の朝鮮半島統治下での徴用工について、文氏に「言うべきことは言う」と豪語していた額賀氏。しかし、ふたを開けてみれば「日本で心配している国民が多い」と伝えるにとどまり、文氏の返答はなかった。
派閥以外の活動でも存在感があるとは言い難く、派内では額賀氏をよそに「次期領袖候補」の竹下、茂木両氏らの動向ばかりに注目が集まっている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます