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昔の病気だった「梅毒」が、今になって若者の間で急増している理由とは?

2014-11-25 08:29:48 | 珍事件・事故・その他・コラム
昔の病気だった「梅毒」が、今になって若者の間で急増している理由とは?

2014年11月24日 20時45分

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パートナーのためにも、異常を感じたらすぐ医療機関へ
 梅毒は、梅毒トレポネーマによる感染症で、主に性行為や類似行為により感染する性病です。感染経路としては、皮膚や粘膜の小さな傷から感染します。感染症法で、5類感染症全数把握疾患に定められていて、梅毒と診断した医師は、最寄りの保健所に届け出ることになっています。日本では、第2次世界大戦後の1955年に大流行がみられ、その後も一時的な流行はありましたが、現在では過去の病気として、梅毒を診療したことのある医師も少なくなってきていました。


■3年で梅毒の感染患者が約2倍に増加中

 ところが、国立感染症研究所によると、2004年の届出から微増しはじめ、2013年には1226例の報告数となっています。前年度である2012年は875例、2011年の621例から考えると、3年で約2倍に患者数が増加しています。

■梅毒感染者の約80%が男性で、25歳~29歳に広まっている

 感染者総数のうち、約80%が男性です。特筆すべきことは、年齢別の発生率でみると人口10万人当たりの発生率では、25歳から29歳の男性が3.9、35歳から39歳が3.4となっています。男性の人口10万人の発生率は1.6ですから、25歳から29歳の若年層に梅毒が広がっていることがうかがえます。

■近年の梅毒の特徴

 近年の梅毒の特徴として、男性と性交する男性に広まっていること、HIV混合感染が目立つことなどが挙げられます。その他、眼梅毒、口腔咽頭梅毒、梅毒性直腸炎など、ひと言で梅毒といっても多様な症例が増えています。

■梅毒はいつから検査できるの?

 梅毒の検査は、血液中に抗体があるかどうかで判定します。そのため、感染機会から約1ヵ月後に検査ができるようになります。梅毒の検査方法は、脂質抗原法とTP抗原法の2種類を組み合わせて総合的に判断します。

 注意しないといけないことは、TP抗原法では、一度感染して陽性と判定されると、一生、陰性化することはありません。完治した後に再度感染した可能性がある場合は、脂質抗原法で検査するようにしましょう。

 治療によって完治していても、健康診断などで陽性と診断されるケースもあります。その際は検査方法を確認したうえで再検査を受けるとよいでしょう。

■梅毒の治療とは

 ペニシリンを服用することで、初期の梅毒は完治します。薬を服用する期間は、初期の梅毒感染の場合は2~4週間ほどです。中期の梅毒感染の場合は8~12週間ほど必要となります。

■性器に異変があったら医療機関へ

 性行為や類似行為の後に、性器に異変があったら、医療機関に相談に行きましょう。性病科、泌尿器科、内科、産婦人科などで血液検査を受けることができます。

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