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シェアハウスの経営はトラブルだらけ!? 盗難、女性の部屋の壁に穴が…

2016-04-30 08:17:48 | 珍事件・事故・その他・コラム
シェアハウスの経営はトラブルだらけ!? 盗難、女性の部屋の壁に穴が…住民からの苦情が絶え間ない

2016年4月29日 16時11分

日刊SPA!
シェアハウスの経営はトラブルだらけ!? 盗難、女性の部屋の壁に穴が…住民からの苦情が絶え間ない
 他人同士で同じ家に住む「シェアハウス」の文化。2012年にフジテレビが『テラスハウス』を放映開始した頃はまだまだ新鮮な言葉だったが、すっかりと耳慣れた言葉になった感がある。現在、全国に存在するシェアハウスの数は2804件で、そのうち3分の2ほどの1901件が東京に集中しているという(「シェアハウス市場調査 ‘14年度版」/日本シェアハウス・ゲストハウス連盟より)。

 これだけ急増しているということはシェアハウスの経営が儲かるということなのだろうか? だが、実際にシェアハウスの経営者に尋ねると「経営はそんなにおいしいものではない」という答えが返ってきた。都内で4人が共同生活するシェアハウスの経営に携わる佐藤さん(仮名・30歳・男性)はこう語る。

「うちの場合はお金がないからシェアハウスを借りる人が多いので、家賃を通常の賃貸よりもかなり安めに設定しているんですが、その割には手間ばかりかかります。いちばん厄介なのが盗難。居住者から、『財布からお金がなくなった』という相談があり、調査をしましたが犯人はわからずじまい。4人の居住者がいたので、相談者からは『ほかの3人の誰かが犯人だから早くとり返してくれ』と迫られたのですが、証拠もなく調査などできるわけもありません。結局、私と居住者の間でしこりだけが残ってしまいました」

 この事件をきっかけに監視カメラを設置する案も出たのだが、費用と手間を考えると実現は難しいとのこと。鍵の閉められるロッカーはあるので、自己管理の徹底をうながすことしかできていないという。

 また、住民からは光熱費や水道費などのインフラ料金への不満も出てくる。このシェアハウスではそれらを居住者で均等に割っているが、去年の夏に光熱費と水道代が跳ね上がってしまった。

「仕事で日中はシェアハウスにいない居住者から、『1日中家にいるニートと同料金なのはおかしい!』と言われ、ほかの月よりも多い分は経営者側が払うことになりました。なんとか赤字にはなっていませんが、経営陣はいつもピリピリしていますね」

 佐藤氏は「儲けたいのなら、シェアハウス経営はおすすめしない」と苦笑する。また、住人同士の人間関係についてのクレームもまた、経営者の頭を悩ませる。シェアハウスの賃貸をしている不動産会社のスタッフである鈴木氏(仮名・34歳・男性)が語ってくれた。

「別々の物件でまったく同じタイプの苦情が合計3回もありました。それは『公共スペースのドアや棚の扉を開けても、絶対に閉めてくれないが人いる』というものです。本人に『開けたら閉める』という習慣がないため、注意しても改めてくれません。いちど、面倒見のいい同居人の女性が、『ドアや扉を閉めてね』というコメントとともに、ドアの開け閉めチェックリストを作ってあげたりして、その人を手なづけ、多少はよくなったことがありました。ただ、毎回そんな都合のいい人は現れません」

 ほかの2人は、退去時まで閉めてくれなかったらしい。それまで、何度も注意しなければならず、通常業務に支障が出るほどだったという。そのほかにも、「一日中飲酒している人がいて、家中が酒臭くて仕方がない」といった経営者としては対処に困るクレームなどもあったが、なかには女性の住人にとって身の危険をもたらしかねない深刻なトラブルもあるという。

「女性から、『毎晩、隣の男性に壁をドンドン叩かれるからなんとかしてほしい』という相談がありました。でも、その男性に聞いても『身に覚えがない』というばかり。でも、男性の退去後、壁から直径4cmの穴が見つかりました。本人は、『引っ越しの際に、物が当たった』と言っていましたが、本当でしょうか……」

 このように、住民間のトラブルの苦情は絶え間ないそうだが、強制的に追い出すこともできず、和解させようとしてもうまくいかない。以前は、シェアハウスの入居希望者はみんな受けいれていたが、あまりにもトラブルが多いので人数を絞っているという。

 どうやらシェアハウス経営の苦労は、シェアできないようだ。

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