「実弾220発をお返しします」検察が貼り紙
2015年10月21日 10時12分
散弾銃の実弾220発をお返しします――。
青森地検などが入る青森法務総合庁舎(青森市長島)の掲示板にこんな紙が貼り出されている。
何とも物騒な話だが、実は検察庁が不要になった証拠品を持ち主に返すための手続き。「押収物還付公告」と呼ばれ、ちゃんと刑事訴訟法にも規定されている。
捜査関係者によると、銃弾が見つかったのは2012年。青森市内の空き地で土地の造成作業中、深さ約30センチの地中から金属製の保管箱と一緒に掘り起こされた。青森県警が鑑定したところ、一部は腐食していたが、使用可能な状態だったという。
銃弾などの火薬類を廃棄する際には県知事の許可が必要とされ、県警は火薬類取締法違反の容疑で持ち主を捜していたが、3年の公訴(起訴)時効が迫ったため、今月初旬に容疑者不詳のまま書類送検した。
既に不起訴になったというが、今後、持ち主が現れた場合はどうなるのか。地検幹部は「本当の所有者かどうかも含め、とりあえず事情を聞くことになるだろう」と話している。
2015年10月21日 10時12分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
2015年10月21日 10時12分
散弾銃の実弾220発をお返しします――。
青森地検などが入る青森法務総合庁舎(青森市長島)の掲示板にこんな紙が貼り出されている。
何とも物騒な話だが、実は検察庁が不要になった証拠品を持ち主に返すための手続き。「押収物還付公告」と呼ばれ、ちゃんと刑事訴訟法にも規定されている。
捜査関係者によると、銃弾が見つかったのは2012年。青森市内の空き地で土地の造成作業中、深さ約30センチの地中から金属製の保管箱と一緒に掘り起こされた。青森県警が鑑定したところ、一部は腐食していたが、使用可能な状態だったという。
銃弾などの火薬類を廃棄する際には県知事の許可が必要とされ、県警は火薬類取締法違反の容疑で持ち主を捜していたが、3年の公訴(起訴)時効が迫ったため、今月初旬に容疑者不詳のまま書類送検した。
既に不起訴になったというが、今後、持ち主が現れた場合はどうなるのか。地検幹部は「本当の所有者かどうかも含め、とりあえず事情を聞くことになるだろう」と話している。
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