縄奥ニュース・音楽まとめサイト

日々の面白いニュースやコラム、政治経済や事件事故のまとめの他に音楽や面白い動画をUPします。

「秋葉原に落ちてるゴミはメルカリで一袋8000円で売れる可能性がある」転売屋が暴露 現地検証した結果…

2017-08-30 14:14:30 | ニュースまとめ・総合
秋葉原に落ちてるゴミはメルカリで一袋8000円で売れる可能性がある」転売屋が暴露 現地検証した結果…



2017年8月30日 8時44分

日刊SPA!

 有名な副業のひとつに転売がある。

 価値の高い古本やゲーム、スニーカーなどの商品を安く買い、マニアに高く売るというシンプルなものだが、それだけに専門知識が必要だったり、出品のタイミングで値段が大きく左右されたりとなかなか難しい一面もある。

 先日、日刊SPA!でも25歳の現役転売屋の苦労はお伝えしたばかりだ。

 できる限り安く買い、仕入れのリスクを極力小さくするのが転売の普通だが、「誰かが廃棄したゴミをタダで拾って売れば仕入れリスクは当然ゼロで済む」と答えるのは、現役転売屋の佐々木太一氏(39歳・墨田区在住)。

 佐々木氏曰く、「世界中のオタクたちが足を運ぶ秋葉原には、無造作に捨てられたゴミの中にもキラリと光るお宝が埋もれていることがある」という。ポスターならば1万円以上、書籍やカードならば8000円程度の値がつくこともザラらしい。

 日刊SPA!取材班は、佐々木氏案内のもと、秋葉原のゴミ転売事情を解説してもらった。

◆転売対策?ポスターを破って捨てる業者も多い

 今回は末広町駅から万世橋まで中央通り沿いを中心にウロついてみるという。21時過ぎからぼちぼちゴミがシャッターを下ろした店先に捨てられ始め、段ボールを持ち去るホームレスたちの姿も見受けられる。

 「まだまだ人通りも多く、店先でゴミ袋を漁るのはさすがに人目が憚られるので、脇道に入りましょう」と佐々木氏。ゴミ袋には事業者名が書いてあるものもある。

 ドン・キホーテ周辺のゴミ袋には、商品の包装やフィギュアの箱などが見えるがマニアに喜ばされそうなものはないそうだ。

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1385922

 ソフマップやメロンブックス周辺は特にていねいに見てみたが、こちらも不発。フィギュアの空箱や宣材用のポスターらしきものなどもあるが、どれもテープが貼りついたまま丸められ、破れたりしている。「殊勝な人間に荒らされないよう、値のつきそうなものはぱっと見でわからないように、破って捨ててあるケースが多いですね」と佐々木氏。

 しかし、ゴミを漁りながら街を彷徨い1時間ほど経った頃、とあるゴミ置場にこんなゴミ袋を発見。

 このゴミ袋、試しに持ってみるとずっしりと重く、ゴミ袋の底は破れかけている。途中エプロン姿の男性に「お疲れ様です」と声かけられつつも、そのゴミ袋を両手で抱きかかえ、人通りの少ない脇道へ運んで中身を漁る佐々木氏。

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1385937

 ゴミ袋の中にはTCGカードがごっそり。クシャクシャに丸められたりしているわけでもなく、「保存状態は全体的に悪くないですね」(佐々木氏)。

 時折、ベタついているようなカードもあるにはあるが、おそらくほとんど中身を開けて、そのまますぐ捨てられたものと思われる。

 獲っても獲ってもどんどんカードが湧いてくるような感覚だ。しかもファイアーエンブレム0(サイファ)の公式ガイドまで付いてきた。それも5冊。いずれも100円の値段シールが貼られているが、これだけでその日の秋葉原までの交通費くらいは一応賄える計算だ。

 佐々木氏が持ってきた空っぽのビジネスカバンは、あっと言う間にいっぱいになってしまった。詰め込めるだけ詰め込んだ結果、148枚のマジック:ザ・ギャザリングのカードと、1609枚のファイアーエンブレム0(サイファ)、クルセイド1枚を入手できた。

 もちろんレアカードじゃないからこそ捨てられていたと思われるが、これだけ大量にあると妙な期待を抱いてしまうが……。

「TCGカードの相場は一枚5~10円。あくまで “参考価格”ですが、このゴミだけで単純計算で8000円相当の値段がついても不思議ではありませんね」

 拾ったカードのレアリティ(ランク)はN(ノーマル)とHN(ハイノーマル)というものがほとんどで、メルカリではレアカードと抱き合わせで1枚10円計算で販売されていた。

 さらに、マジック:ザ・ギャザリングのカードを見てみると、佐々木氏曰く「レア度はいずれも最低レベル」とのことだが、メルカリで1,000円で出品されていたマジック:ザ・ギャザリング10枚セットのうち4枚(「猛り狂うカバ」「オケチラの報復者」「孤高のラクダ」「致死の一刺し」)が混ざっていた。

 今回は手に入らなかったが、佐々木氏曰く、「販促用のポスターなど非売品はマニアが思わぬ高値をつける可能性もある。普通に空き缶や段ボールを拾うより秋葉原のゴミ袋漁りは効率が良いのは間違いないですね」とのこと。

 この話を聞いて実際にゴミを拾いに行く人は少ないと思われるが、単なるゴミでも地域によって資源に変わる可能性がある点は大変興味深いのではないだろうか。

コメントを投稿