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酷暑戻り搬送者が急増 剣道練習中の女子高生重症 群馬

2018-08-04 08:17:26 | ニュースまとめ・総合
酷暑戻り搬送者が急増 剣道練習中の女子高生重症 群馬



2018年8月4日 7時10分

産経新聞

 県内では台風12号の通過後、日本海からの気流が山を越える「フェーン現象」の影響などで酷暑が戻り、3日は館林で最高気温38度(前橋地方気象台調べ)を記録。

 先週末の7月27日以降、熱中症とみられる症状で救急搬送されたのは、少なくとも前年同期比の2倍弱の103人(暫定値)に上った。今月4日以降も猛暑日が続くとみられ、気象台は注意を呼びかけている。 (住谷早紀、橋爪一彦)

 3日は県内13観測地点中7地点で最高気温35度以上を記録する猛暑日となった。

 太田市飯塚町では午前11時15分ごろ、屋内で剣道の練習をしていた女子高生(16)が意識を失ったと通報があり、救急搬送された。その後、重症と判断されたという。

 また、前橋市岩神町でも午前9時40分ごろ、屋外で作業をしていた女性会社員(29)が体調不良を訴えて搬送され、中等症と診断されていた。

 気象台は、4日の予想最高気温は前橋で37度、みなかみで33度と予想。週末から来週初めまでは猛暑日が続く見込みだが、来週半ばからは曇りの日が続き、暑さが和らぐ見込みという。

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 ◆子供イベント中止相次ぐ レジャー施設も利用者減 

 連日の猛暑で子供の健康に配慮し、外出などを控える動きが県内で広がっている。子供が参加する屋外の行事が中止になるほか、夏がかき入れ時のレジャー施設も集客が減り、思わぬ打撃を受けている。

 桐生市八木節まつり子どもみこしまつり委員会は3日に予定していた桐生市内の園児による「子どもみこしパレード」を中止。沼田市も、沼田まつりの初日の同日に予定していた沼田小マーチングバンドのパレードを中止した。

 10円でも遊具に乗れると子供に人気の前橋市の市中央児童遊園「るなぱあく」(同市大手町)は、暑さ対策として木枠で作った足水場やミストを設置しているが、7月は半数の日が最高気温が35度を超えた影響で、遊具利用者数は前年同月比3割減の5万9千人に落ち込んだ。

 今月3日に訪れた前橋市の公務員、関優さん(25)は「暑いので利用者が少なく、めいと遊園地を独占して楽しめました」と笑顔。一方、金曜のナイター営業では、夕涼みをしながらビールなどを楽しむグループなどでにぎわった。

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