30メートルの大木倒れ、走行中の車が大破! 名車トヨタ2000GTだった…
スポーツ報知 6月10日(火)7時3分配信
8日午前9時45分頃、富山県南砺市菅沼で国道156号沿いの斜面に生えていた高さ約30メートル、直径約1・9メートルのブナの木が道路を横切るように倒れた。通行中の乗用車を直撃し、運転していた奈良県大和郡山市の男性会社員(28)が腕などに切り傷や打撲で全治10日の軽傷を負った。
富山県警南砺署によると、ブナは根元から倒れており、車のボンネットを直撃した。幹や枝で押し潰された車は大破した。車は名車として知られる「トヨタ2000GT」で、同乗者はいなかった。ブナが生えていたのは道路脇の山林で、事故当時、雨は降っていなかった。同署はブナの幹部分の腐食によって折れた可能性があるとみて、事故原因を調べている。
現場は、合掌造り集落が世界遺産に登録されている五箇山の菅沼集落に近い。男性は友人3人と車2台で観光に訪れていたという。倒木で道路がふさがれたため、現場付近は3時間にわたって通行止めとなった。
「トヨタ2000GT」は、映画007にも登場するなど世界的な知名度を誇る名車。販売を開始した1967年から3年3か月で、337台しか製造されず「幻の名車」と言われたが、当時は数々のレースに参戦。世界記録を達成するなどスポーツカーブームを象徴する車となった。オークションで1億円以上の価格をつけたこともある。
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