小学教諭、警官時代の強制わいせつ容疑で逮捕

小学教諭、警官時代の強制わいせつ容疑で逮捕
2016年02月18日 15時54分

　山梨県警捜査１課は１６日、元県警警察官で大月市立小学校教諭の男（３１）を強制わいせつの疑いで逮捕したと発表した。

　発表によると、男は鰍沢署地域課巡査だった２００９年頃、県内の路上で、通行中の女性に抱きつくなどした疑い。逮捕は１１日付で、調べに対し容疑を認めているという。

　県警によると、男は０７年に県警警察官として任官、笛吹署に勤務していた１０年８月に「一身上の都合」を理由に退職した。また、大月市教育委員会などによると、男は１３年４月から県教委に期間採用されて同小に勤務して学級担任をしていた。今月１０日まで通常通り出勤していた。

　同市教委と同校は逮捕発表を受けて市役所で記者会見をした。校長によると、男の勤務態度は真面目で、教材研究なども熱心だったといい、児童からも慕われ、保護者からの信頼も厚かったという。校長は、「本校の職員がこのようなことになってしまい、残念な気持ちでいっぱい。代わりの担任を少しでも早く決めて、子どもたちの不安の解消に努めたい」と語り、スクールカウンセラーが児童の相談に応じるとした。

　同校では１６日に児童を集めて全校集会を開いたほか、同日午後７時からは保護者を対象とした説明会を開き、事件内容や今後の対応について話した。
2016年02月18日 15時54分 Copyright © The Yomiuri Shimbun