![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/1e/01c70a904d4e17d874fd70e162bc013c.jpg)
<オヤジ、怒髪天を衝く>
今日は今まで行ったことのない遠くのガートまで行くことにした。
Panchganga Ghatというガートである。
そして、そこからボートに乗り、Assy Ghatまでノンビリ河を遡ることにした。
もちろんRs150以下じゃなければ、乗るつもりはない。
それ以上の値段で乗ったらL君たちに日本人は軟弱だと思われてしまうからである。
朝、いつものように日の出を見てから、ゆっくりとスロージョギングでいった。
マカニカルガートまでは一般的に有名だが、そこから先は無名のガートばかりである。
特に何もないガートばかりだが、静かで気持ちよく、沐浴している人は地元の人っぽい感じだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/6f/02d7ad9edf5713306bc90c6cabc228f5.jpg)
荒れてしまったガートも多く、写真のようにゴミ捨て場と化しているところもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/c7/f52c6041c7bb15ea11d2f25bc59fe6b6.jpg)
河沿いのシヴァリンガの御堂の中で野宿をしたと思われるオジサンと犬
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/ac/da47981454463386df2dbd3f4a3c6318.jpg)
Panchganga Ghatの船乗り場
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/1e/570f9f48a3e0a5a958ae8b73f970369d.jpg)
河で洗濯してるオッサンが連れていたロバ
ここで、ある若いボートマンに声をかけられた。
ボートに乗らないかというのでAssy Ghatまでいくらだと聞いた。
若い男:「Rs600!」
俺:「Too Expensive!!」
俺は、前回同様、初めから法外な値段を言うやつは信用しなかったし、値下げしても乗る気はなかった。
しかし、ギャアギャアとうるさく異常にしつこかった。
周りのインド人も、そのやりとりを見ていた。
「Rs300にまけてやるから、乗れ!」みたいなことを言っていた。
それでも、無視して立ち去ろうとしたが、そいつから20mも離れたところで、俺の背中に何かがあたった。
小さな小石を俺に投げたようだった。
軽くポンと当たっただけだったが、俺はブチ切れてしまった。
すぐさま、振り返り、そいつのところに駆け寄って、日本語で猛抗議したのだった。
怒れるシヴァ神のように、怒髪天を衝き、ガート中の人間がビックリするぐらい声で怒鳴ったから、皆ビックリしてこちらを振り向いた。
(ただし、暴力はしませんよ。インドで警察の厄介にはなりたくないですから。)
何人かのインド人たちが、駆けつけてきて、袋叩きにあうかも・・・、ヤバイ!と思ったら、その男に蹴りをいれ、怒鳴りつけていたのである。
そして、関係ないのに、その男の代わりに「あいつは悪い奴だ。」と謝るのだった。
駆け寄った男たちが何かを話し合っていた。
感じからすると、同じボートマン仲間か、仲介業者だと思う。
そして、「いくらでもいいからボートに乗せてやる」というのだ。
その男たちのひとりが、河にボートを浮かべている若い漕ぎ手を呼び寄せ、「俺の息子だ。乗ってくれ。」と言い、乗せてくれたのだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/58/54781e2636da120feb5ee914764cf388.jpg)
写真はその息子、彼は若いが英語はしゃべれないようだった。
いろいろと先ほどの件について聞きたかったが、言ってることがわからないようだった。
たぶん、貧しくて教育はあまり受けてないのだと思うが、笑顔が素敵だった。
ボートマンとか、リキシャマンみたいな肉体労働者はカーストの中では低い位置にある。
十分な教育は受けられない。
日本では金銭的に豊かな人が老後に体を動かすためにも畑を楽しむ、といったことはよくあることだが、インドじゃ上流階級は肉体労働はしないのである。
(L君たちは商人だから、カースト制度では上になる。)
結局、その船でAssy Ghatまでガートを眺めながら乗っていった。
ただし、ちゃんとRs150を払ったのはいうまでもない。
おまけに、オヤジたちにやってくれと飴玉を一山手渡したのだった。
うれしそうな笑顔が気持ちよかった。
この船上でカメラの電池はなくなってしまった。
これは誤算であった。
電池は充電すれば、まず2週間ぐらいはもつのかと思ったが、・・・。
この後、このブログには写真がないので、他人のを借りながら話を続けることにする。
(お借りした方、誠に申し訳ありません。
都合が悪ければ削除いたします。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)
)
(つづく)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/a0/c479dee11a82d3e4c8811869f39fed8e.jpg)
当ブログは若者の自立を支援する団体、NPO法人ネイチャーズを応援しています。
NPO法人ネイチャーズは、走Run会名誉会長、ウィンドサーフィンの師匠の山下光哉さんが運営する若者のためのNPO。
悩める若者や親御さん、是非お御問合せください。丁寧に対応してくれると思いますよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/0c/fce258a959796fd8b80c1b279a2fb31a.png)
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今日は今まで行ったことのない遠くのガートまで行くことにした。
Panchganga Ghatというガートである。
そして、そこからボートに乗り、Assy Ghatまでノンビリ河を遡ることにした。
もちろんRs150以下じゃなければ、乗るつもりはない。
それ以上の値段で乗ったらL君たちに日本人は軟弱だと思われてしまうからである。
朝、いつものように日の出を見てから、ゆっくりとスロージョギングでいった。
マカニカルガートまでは一般的に有名だが、そこから先は無名のガートばかりである。
特に何もないガートばかりだが、静かで気持ちよく、沐浴している人は地元の人っぽい感じだった。
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河沿いのシヴァリンガの御堂の中で野宿をしたと思われるオジサンと犬
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Panchganga Ghatの船乗り場
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河で洗濯してるオッサンが連れていたロバ
ここで、ある若いボートマンに声をかけられた。
ボートに乗らないかというのでAssy Ghatまでいくらだと聞いた。
若い男:「Rs600!」
俺:「Too Expensive!!」
俺は、前回同様、初めから法外な値段を言うやつは信用しなかったし、値下げしても乗る気はなかった。
しかし、ギャアギャアとうるさく異常にしつこかった。
周りのインド人も、そのやりとりを見ていた。
「Rs300にまけてやるから、乗れ!」みたいなことを言っていた。
それでも、無視して立ち去ろうとしたが、そいつから20mも離れたところで、俺の背中に何かがあたった。
小さな小石を俺に投げたようだった。
軽くポンと当たっただけだったが、俺はブチ切れてしまった。
すぐさま、振り返り、そいつのところに駆け寄って、日本語で猛抗議したのだった。
怒れるシヴァ神のように、怒髪天を衝き、ガート中の人間がビックリするぐらい声で怒鳴ったから、皆ビックリしてこちらを振り向いた。
(ただし、暴力はしませんよ。インドで警察の厄介にはなりたくないですから。)
何人かのインド人たちが、駆けつけてきて、袋叩きにあうかも・・・、ヤバイ!と思ったら、その男に蹴りをいれ、怒鳴りつけていたのである。
そして、関係ないのに、その男の代わりに「あいつは悪い奴だ。」と謝るのだった。
駆け寄った男たちが何かを話し合っていた。
感じからすると、同じボートマン仲間か、仲介業者だと思う。
そして、「いくらでもいいからボートに乗せてやる」というのだ。
その男たちのひとりが、河にボートを浮かべている若い漕ぎ手を呼び寄せ、「俺の息子だ。乗ってくれ。」と言い、乗せてくれたのだった。
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いろいろと先ほどの件について聞きたかったが、言ってることがわからないようだった。
たぶん、貧しくて教育はあまり受けてないのだと思うが、笑顔が素敵だった。
ボートマンとか、リキシャマンみたいな肉体労働者はカーストの中では低い位置にある。
十分な教育は受けられない。
日本では金銭的に豊かな人が老後に体を動かすためにも畑を楽しむ、といったことはよくあることだが、インドじゃ上流階級は肉体労働はしないのである。
(L君たちは商人だから、カースト制度では上になる。)
結局、その船でAssy Ghatまでガートを眺めながら乗っていった。
ただし、ちゃんとRs150を払ったのはいうまでもない。
おまけに、オヤジたちにやってくれと飴玉を一山手渡したのだった。
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(つづく)
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