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インド、クソオヤジの心の旅(ガンジスを走れるか?)・・・8日目(その4)

2013年05月05日 | インド、オッサンの心の旅
(写真は他人のをお借りしました)

<俺は一体何なんだ???>

ボートはとりあえず、火葬場のマカニカルガートに向かった。

2時間の貸切なので、オヤジはユックリ、ユックリ漕いで行く。
途中の仲間のボートマンに声をかけたり、俺としゃべったり、他のボートのインド人観光客に声をかけたり、うれしそうだった。

オジサンは、これやってみるか、と四角い凧を差し出した。
この辺では凧あげをするインド人が沢山いる。
それも、相当遠くまで飛ばしているから、多分軽くて、上がりやすい凧なのだろう。
喧嘩凧をして遊ぶということだった。


俺も子供のころ、自作の凧を作り、荒川に凧揚げによく行ったものである。

懐かしい昭和の頃の凧揚げ


懐かしいといえば、ガートでビー玉遊びをしている子供たちがいた。
遊び方は見ていたけどわからなかった。

ネットで調べたら、今、ビー玉で栓をした飲み物を作っているのは、日本とインドだけらしく、したがって瓶の中に入ったビー玉で遊ぶのはインド人と日本人だけということになるのである。
あの瓶、かっこよくて、すごく魅力的だと俺は思う。

都電の三ノ輪橋にあった三ノ輪ラムネも最近つぶれてしまった。
あのガラスのラムネ瓶こそ、日本の宝、復活して欲しい。

尚、ラムネは今から150年前、イギリスで考案され、幕末、ペリーが来航したときに、船上で日本の役人に振舞われたと言われているらしい。

なお、「ラムネの飲み方」という歌を美少女軍団SKE48 Team KIIが歌っているらしい。
それが、コレ↓
ラムネの飲み方




話を戻そう

マカニカルガートから、一気に対岸へ向かった。

対岸には何もない。
三途の川の彼岸を連想させる景色である。

この辺は静かだから、釣り船が何艘かあった。
投網漁と四つ手網を使って小魚を獲っているようだ。

そこから、ゆっくりと上流に向かった。
そのころから、夕日がきれいに輝きだした。

朝日も素晴らしいが、夕日も素晴らしい。

ふと、水面を見ると大きな越前クラゲのような沈んでいるのが見えた。
ガンジスにはクラゲもいるのか、とよく見たら、それは死んだ牛のお尻であったのである。
ちょっとビビった。

だが、川岸にはもっと強烈なものが存在していた。
野犬が3匹、水辺の何かに群がっていた。
それは、人間の死体だった。
頭と手足がなく、胴体だけで、内臓は喰われていた。


これは、他の人の写真をお借りしました。

犬が無心に肉を引きちぎっていた。
わが人生において、これだけ強烈な野生の姿をみたのは初めてである。
火葬場で人間が焼けていくのを見るよりもショックだった。
だが、とうぜんだけれどもオヤジはなんとも感じていないようだった。
今でも、夢にでることがある。

そんな犬たちから離れること20mぐらいのところにオヤジは船を停めた。
ちょっと、待っててくれ、と言いながらペットボトルをもって岸の奥へ歩き出した。

何をしてるかと思ったら、30mぐらいのところでウンチをしに行ったのだった。
そして、しゃがみながら、俺に手を振るのだった。

なんたる、凄さ、インド恐るべし!

後ろには賑やかなバラナシと真っ赤に燃える夕日、前方左は屍を食らう犬たち、前方右はウンチをしながら手を振るオヤジ、
そのカオスな組み合わせのトライアングル・インド空間に挟まれた・・・


俺は一体何なんだ???


(つづく)


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