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インド、クソオヤジの心の旅(ガンジスを走れるか?)・・・8日目(その3)

2013年05月04日 | インド、オッサンの心の旅
<オジサン知ってるよ>

バートラ・マーター寺院では履物預かりの若者と親しくなった。

どうやら、家族が寺の脇に家を構え、建物の維持管理をまかされているようだった。

家といっても日本人の感覚でみたら掘っ建て小屋である。
その家のトイレを借りた。
その寺院には基本的にトイレがなかった。
というか、そういえば、小も含め、お寺のトイレにはいったことがないのだった。
お寺にあったんだろうか?
立ちションがノーマルな国だから、なかったかもしれない。
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なお、インド式トイレの方法を書いた絵がネットにあったので載せておく。

右手にコップをもち、便器の前にある水道(先っぽを上下させると水が出る)から水を汲み、それを上手にお尻にかけて左手で拭く。
水道がないところでは、水が入ったバケツ、とか空き缶とかが置いてある。
ただ、その場合は水は綺麗ではない。
また、インド人がサンダル履きの人が多いのがよくわかると思う。
靴では水浸しになる可能性がある。
そして、たしかに左手は不浄の手である。
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民家のトイレは初めてだったので、中国のイメージがあったため、恐怖だったが、意外に清潔であった。
ただ、トイレがだだっ広かった。
4畳半ほどのコンクリの土間の部屋の真ん中に、ポツンと陶器の便器が・・・。
よくわからん国である。


寺院からはトゥク・トゥク(オートリキシャ)で帰るつもりであった。
とにかく、大きな交差点で停めるのがコツである。

ところが、ゴドゥーリヤ交差点まで行くオートリキシャがなかなか、つかまらない。
実は、そのころシヴァの祭りがピークに近づきつつあり、ゴドゥーリヤ交差点はゴールデンテンプルのすぐ傍だから、大混雑しており、トゥク・トゥクは商売にならないから皆行きたがらない。
その近くの交差点を言えば、乗せてくれたのであるが、その時は判らなかった。


そこへ日本語をしゃべる青年が近寄ってきた。
自分はバラナシの観光案内人だといって、首にぶら下げたIDカードなるものを見せた。
典型的な、日本人観光客騙し人間である。
普通なら相手にしない方がいい輩である。
だが、その時点で、俺には精神的余裕があって、そいつと話をしてみたくなった。

とにかく、俺の様子をみて、「どこまで行くのか?」

「ゴドゥーリヤ交差点だよ」

「俺にまかせろ、探してやる。もちろん無償だ。」

だが、先ほどの事情で、なかなか見つからなかった。


「君は観光案内人じゃないだろう。交渉が下手だから、すぐわかるよ。」

メチャ苦笑いしていた。
とにかく、俺に任せろと意地になっていた。

「サイクルリキシャじゃだめか?」

「高くちゃ乗りたくない。せいぜいRs50(100円)かな。」

そいつは、引手人(ワーラー)とアレコレと交渉していた。

だが、ワーラーはゴドゥーリヤは祭りだからRs50じゃ行きたくないと言っているようだった。
ヒンドゥー語でも身振り手振り、言葉の端でなんとなく、それがわかった。

彼らにしてみれば、紹介料の相場Rs10を先にそいつに払うわけだから、後から俺がRs50払っても手元に残るのはRs40である。
だから、俺が直接交渉すればRs50で行ってくれる可能性はあった。


俺は、その交渉の場から離れて、独自でサイクルリキシャと交渉しようとした。

だが、それを見ていたサイクルリキシャのオヤジが暇よりいいかと思ったんだろうが
「OK、乗れ!」
というのだった。

その若者はオヤジから、そっとRs10をもらっていたのだが、俺も渡すところをしっかり見ていたので
「俺からは無償だが、実質有償だな。お前はついてるよ!」
と、親指を立ててやった。

またまた、苦笑いの若者だった。

インド バラナシ サイクルリキシャ 2


ゴドゥーリヤに近づくにつれ、道路は大渋滞になった。
ワーラーはイライラしていた。
俺は、あとどのくらいで着くのかと聞くと100m先に交差点があるという。


ゴドゥーリヤ交差点

じゃぁ、ここで降りるからRs40でいいかと聞くと、それでいい、と喜んでまけてくれた。
おれも、その代わりリキシャが大渋滞の中、逆方向の車を停めて、Uターンするのを手伝ってやり、最後にいつもの日本の飴玉を数個渡してやった。
うれしかったらしく、「ナマステ、よい旅を!」というのだった。
金額にしてみたら、ほんの数十円の差ではあるが、単に言いなりの金を払っていたら、そんな会話はできなかったろう。
無口なオヤジのリキシャにただ乗るだけである。
見知らぬ国の人と会話をしながらブラブラするのは実に楽しい。


時間はすでに昼を過ぎていたが、ケシャリ・レストランへ昼食に行った。
ここで、初めてインド風焼きそばを食べてみた。
英語でたしかチョーミン(chowmein)と書いてあったように思う。
インドの屋台でも売ってるやつである。


Dewali Night in Rayagada2  インドの焼きそば売り


だが、脂っこくて半分残した。
やはり、ここでは王道のカレーを食うべきだった。



ここから、ガートまでブラブラした。
16時にバカボンのパパ似のオヤジのボートに乗る約束をしていたから、暇つぶしに野菜市場の露店を見て歩いていた。


野菜市場

そうしたら、2人連れの全く知らない若者が寄ってきて
オジサン知ってるよ。
L君達の友達だろう。
この辺の若い奴等なら、結構オジサンのこと知ってる奴多いんだよ。

と、うれしいことをクセのある日本語で言ってくれるのだった。

この後は、何人かの若者に声をかけられ、握手したりした。
まあ、何日もガートでチャイ飲みながら若者と群れていたからだと思う。

(だから、この後、近寄ってくる若者は、皆、俺のこと知っていて寄ってくるのかと勘違いし、ボートやマッサージの勧誘なのに、親しく喋ってしまい、ちょっと断るのに面倒だった。)

16時前にはボートマンのオヤジは、俺を待っていた。
この日は美しい夕日だったが、俺はまたまたバラナシの大ショックを受けるのだった。

(つづく)



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