未来の可能性
「憲法第九条を積極的に主張することだけが、現在の資本主義「国」と社会主義「国」をこえて、未来へいけるただひとつのほそい通り道だ。このほかに日本国家も、世界中のどんな国家も未来へいけるはずがない。そしてこれを主張できる可能性をもっているのは、現在の世界では日本の一般大衆だけだ。」(吉本著「大情況論」)
日本の不況の原因はアメリカ(ロシア、全ヨーロッパ)の経済、軍事の枠組みの下に納まり、日本独自の政策が通用しなくなっているからだ。明らかに国内の財政不況、産業不況は政治の責任である。二大政党制、進歩的勢力の排除といったアメリカの指示を、そのまま受けて実施しようとしている無策。もし、新たな視点で批判するなら国内政治権力とアメリカの支配構造とを、新たな政治経済潮流の流れの中で独自の思想を武器に読み解くしかない。 他の枠組みが、全体改革を阻んでいるわけだから、その構造を分析することが重要だ。既成政党の発想では打破は到底できない。第三極の中で本気で統治機構を変える実行力がありそうな政党が、その可能性を持っている。アジア的特性を踏まえて、我が国の政治機構改革こそが、世界での、その新しいリーダーとしての力量を発揮できる可能性がある。平和は、けっし右傾化することで手に入るのではないという思想こそが、未来の可能性を持つということになる。
「憲法第九条を積極的に主張することだけが、現在の資本主義「国」と社会主義「国」をこえて、未来へいけるただひとつのほそい通り道だ。このほかに日本国家も、世界中のどんな国家も未来へいけるはずがない。そしてこれを主張できる可能性をもっているのは、現在の世界では日本の一般大衆だけだ。」(吉本著「大情況論」)
日本の不況の原因はアメリカ(ロシア、全ヨーロッパ)の経済、軍事の枠組みの下に納まり、日本独自の政策が通用しなくなっているからだ。明らかに国内の財政不況、産業不況は政治の責任である。二大政党制、進歩的勢力の排除といったアメリカの指示を、そのまま受けて実施しようとしている無策。もし、新たな視点で批判するなら国内政治権力とアメリカの支配構造とを、新たな政治経済潮流の流れの中で独自の思想を武器に読み解くしかない。 他の枠組みが、全体改革を阻んでいるわけだから、その構造を分析することが重要だ。既成政党の発想では打破は到底できない。第三極の中で本気で統治機構を変える実行力がありそうな政党が、その可能性を持っている。アジア的特性を踏まえて、我が国の政治機構改革こそが、世界での、その新しいリーダーとしての力量を発揮できる可能性がある。平和は、けっし右傾化することで手に入るのではないという思想こそが、未来の可能性を持つということになる。