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岩手県盛岡から四季通じて自然、食の情報を発信します。

女たちのブラジル移民

2010-09-13 17:05:04 | 日記
女たちのブラジル移民
毎日新聞社
移民と言ってもぴんとこないかもな?
江戸から明治にかわったころに多くの武士、士族たちが新天地北海道に渡ったのが最初でしょうか?それ以前は、人びとは勝手に住居地をかえる事ができませんでした。
やがて戦争を契機に満州(中国)へ開拓移民が、始まりその時代多くの国では、労働力不足に悩まされていました。片や日本国内に耕す農地はなく工業の発達も遅れ働き口がありませんでした。
 そのため農家の次男三男を中心に積極的に移民政策が行われました。
アメリカ、ブラジル南米とさまざまな国に国策として戦後も日本がまだ貧しかったころその流れにのり一旗あげようと移民船にのり渡航した人たちは、数知らずです。
やがて日本国内は、高度経済成長を向かえゆたかになり1970年代には移民船もなくなって行きました。
 バブル全盛期には移民で渡った国からふたたび、日本を目指し出稼ぎにくると言う皮肉な結果に陥ることになります。
この本は、ブラジル移民の女性たちの半生が綴られいます。
ゆたかな日本に育った世代には想像もできないかこく生活にむねをうたれました。
このような同胞が世界各地に生きている現状とその国の発展に大きく寄与していることを知りました。

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