鉄道車両アラカルト

今まで全国鉄道の旅をして、いろんな車輌を見ました。そんな車輌たちをまとめてみました。

交通安全環境研 LRTテーマに国際会議

2006年09月21日 | 鉄道技術

LRTテーマに国際会議

 交通安全環境研来月、京都で開催

 人や環境にやさしい次世代の路面電車として、世界各地で建設が進むライト・レール・トランジット(LRT)をテーマにした国際会議が、交通安全環境研究所(NTSEL)が主催、国土交通省、環境省、鉄道総研などが後援して10月16日から3日間、京都市下京区の京都リサーチパークで開かれる。

 LRTをめぐるNTSELの国際ワークショップは1997年(平成9年)に東京と熊本で開かれた後、2000年には欧州3都市で開催。3回目の今回は「9年ぶりで日本国内に会場を移した。会議では行政や学識経験者、鉄道事業者、自治体などの講演が予定されているほか、ドイツやオーストリアの研究者の招請講演も予定。①LRTの進歩と技術②まちづくりとLRT③LRT関連の新技術と活動といった個別テーマごとに活発な議論を繰り広げる。

 最終日には路面電車スタイルの都市鉄道・京阪電気鉄道京津線に参加者専用電車を走らせ、車両基地などの見学会も予定されている。

 聴講は有料で、資料集とともにデータを収録したCD-ROM付き。問い合わせはNTSEL交通システム研究領域の事務局=電話0422(41)3216=へ。

最近は路面電車が地球環境に優しいということで脚光を浴びてるよね。一時期、自動車に押されて、減少した路面電車もこれで復活するといいね。特に京都は路面電車が良く似合っていた街だと思うしね。


世界最大の鉄道技術総合展示会「イノトランス2006」

2006年09月20日 | 鉄道技術

イノトランス2006

19日からベルリンで

 世界最大規模の鉄道技術の総合展示会「イノトランス2006」が19日から4日間、ドイツの首都・ベルリンのメッセ・ベルリン国際見本市会場で開かれる。出展企業・団体数は2年前の前回を100社以上も上回る約1500社(者)、参加国・地域も41カ国になって過去最大規模に。日本からは日本鉄道車両輸出組合、日立製作所、川崎重工業、三菱重工業など1団体14社が参加する。

 イノトランスはドイツのイベント企画会社・メッセ・ベルリンが隔年開催し、今回が6回目。2年前の前回は、予想より1万人以上多い延べ5万人弱が来場した。現在の欧州は、地球環境問題への関心の高まりや原油高騰に伴って環境にやさしくエネルギー効率面でも優れた公共交通としての鉄道が見直され、今回の見本市への期待が膨らんでいる。

 最大の特徴といえるのが会場内に延長約2㌔にわたって敷かれる本物のレールで、欧州各国の最新鋭車両を公開。鉄道関係で本物の車両に触れられる展示会は世界的にも珍しく、日本のメーカーも趣向を凝らして自社の車両を売り込む。

 主な展示テーマは、①鉄道技術②鉄道インフラ③インテリア④公共交通・交通IT(情報技術)・サービス⑤トンネル技術で、このうちインテリアとトンネル技術は今回が初登場。インテリアは障害者や高齢者も使いやすいユニバーサルデザイン(UD)、トンネル技術は建設機械とともに安全管理システムがキーワードだ。

 このほか、会場では世界の鉄道・交通の専門家が意見交換する「イノトランス・コンベンション会議」やフォーラムも。主催者側は来場者に、今年5月に完成したばかりのレア一夕一駅(ベルリン中央駅)見学も呼び掛けている。  

言わば、鉄道の万博ね。実際見た事ないけど、当然業種ごとのこういうイベントがあってもおかしくないわよね。こうして国際的にいい意味の競争心を煽る事は技術の向上に繋がるもんね。ヨーロッパの最新車両が集まったなんて必見だけど、ベルリンじゃあ簡単には行けないよね。国内で開催ならどこでも行くんだけどな~。    


国交省の協議会 鉄道強風対策の中間報告

2006年09月19日 | 鉄道技術

鉄道強風対策で中間報告

国交省の協議会

観測や防風の手引き作成

 鉄道の防風対策を検討してきた国土交通省の鉄道強風対策協議会は9月12日、中間報告を取りまとめた。昨年12月のJR羽越線の脱線事故を受けて、同協議会は今年1月から会議を重ねた結果、風速計を新・増設する事業者と設置個所をまとめたほか、風速計や防風設備を効果的に取り付ける方法や整備の仕方などを盛り込んだ手引きを作成した。

 気象庁、鉄道総研、鉄道事業者などで構成する協議会では、実務者レベルのワーキンググループを含め、1月から7月まで計3回にわたって会議を開催。今年3月に国土交通省鉄道局が沿線の、いわゆる「風の通り道」を再検討することなどを盛り込んだ通達に対する各事業者の回答を踏まえ、新たに370カ所に風速計を新・増設して観測体制を強化することにした。
 実施されれば162事業者の主に橋梁に計1379カ所(今年2月末時点では152事業者計1009カ所)、うちJR6社では288カ所、大手民鉄は37カ所、中小の鉄道事業者では45カ所に設置されることになる。

 事業者別に見ると各社とも1けたの設置数なのに対し、JR東日本では264カ所に上るが、よりきめ細かな監視体制にするためで、大半が設置済みの区間に増設するものという。

 ほかのJRでは北海道が5カ所、東海が8カ所、西日本が5カ所、四国と九州がそれぞれ3カ所となっているが、北海道、東海、西日本の3社については「今後の調査結果次第で増える可能性もある」(国交省鉄道局)としている。

 また、設置する風速計は瞬間風速を測定でき、測定値が運転規制の基準値を超えた時には運転指令などに音や光で警報可能な機能を備えたものにするよう指示する。総点検の際には瞬間風速を測定できないものもあり、警報については運転士に伝達する機能しか持たないものが多かったという。

 JR、大手民鉄、公営地下鉄の16事業者325カ所は、次の強風シーズンが到来する前の今年11月末までに、また経営環境の厳しい中小私鉄など29事業者45カ所については、工事費がかさみ、1カ所取り付けるのに数百万円から1000万円程度かかることを考慮して、来年度末までをめどに設置するよう求めた。

 手引きは「風観測の手引き」と「防風設備の手引き」の2種類。風速計は線路の中心から3㍍程度離れた位置に置くのが望ましい、防風設備は高さ8㍍の複線盛土に高さ2㍍、風の通り道をある程度確保した6割の防風効果のある柵を取り付けた場合、車両に働く横力係数は半分程度に低減するなどと具体的な手法や効果を明記している。

 いずれも今後の整備の際の参考として活用するよう指導しつつ、必要に応じて改定、内容を充実させていく方針。

一方、航空・鉄道事故調査委員会で羽越線脱線の原因究明を続けていることから、協議会では運転規制の見直しや突風対象に関しては引き続き事業者と連携しながら対策を考えていくことにした。

 運転規制に必要な統一的な基準値や規制解除の考え方などを構築するのをはじめ、気象庁が来年度から竜巻やダウンバーストといった突風の発生を予測して情報提供するための技術開発を課題としていることから、同庁の開発成果を基に鉄道分野での突風対策を探っていく。

まさしく旬を得た記事ね。一昨日の日豊線の脱線事故は記憶に新しいところ。しかしあんな重い車両が風で簡単に倒れるなんて不思議よね。トレッドが狭いとか車体の下の空間が広いとか重心が高いとか理由はあるのでしょうけど、ちょっと怖い話よね。安全のために風速計の設置を増やす事はいい事よね。経済的に厳しい中小の鉄道業者には国がもっと援助できればいいのにね。

 


鉄道総研 燃料電池試験車を公開

2006年09月17日 | 鉄道技術

燃料電池試験車を公開

鉄道総研技術フォーラム

 鉄道総研は7、8の両日、東京都国分寺市の国立研究所で「鉄道総研技術フォーラム」を開催した。

 毎年秋口に開いているもので、今年はJRをはじめとする鉄道事業者、鉄道関係のメーカーなどから約1500人が参加。日ごろの研究開発成果を紹介するテーマ別の展示会場を見て回ったり、研究所の研究者による最近の話題を集めた講演会の内容に熱心に耳を傾けていた。

 また、実験設備の公開では、初めて燃料電池試験電車をお披露目。燃料電池出力100㌔㍗級、設計最高速度時速80㌔以上、車両質量35トン程度の試験電車で、車体はJR西日本の223系、台車はJR東日本のE231系を転用。加速性能はJR各社の通勤用電車の3分の1程度で、燃料電池システムが床下に収まりきらないなど、課題も多い。

 今回は車両の展示のみだったが、間もなく構内で本格的な試験走行を始める予定という。

将来的には非電化路線を営業運転できるようにするのかしら。内燃機関より効率的燃料電池車ができると、地球環境にも優しく、コストも抑えれるかもしれないね。ただ、まだ実用化には時間がかかりそうだね。


通常ブレーキより非常ブレーキが制動距離が長い?

2006年09月14日 | 鉄道技術

鉄道ブレーキの構造改善を建議

  国交省航空・ 鉄道事故調査委

 国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は6日、鉄道車両のブレーキ装置の構造改善を北側一雄国土交通大臣に建議した。

 昨年4月にJR常磐線の踏切で発生した、特急「スーパーひたち」とトレーラーの衝実事故の原因を調べる中で車両の構造上の問題点が判明。鉄道車両は通常の停車時に使用する常用ブレーキと緊急時に使う非常ブレーキの2種類のブレーキを持つが、事故車両は列車の走行速度が時速100㌔以下だと常用最大ブレーキより非常ブレーキの方が停止距離が延びる構造だったため、制動距離が延びて事故につながった。

 そのため今回の建議では、非常ブレーキの制動距離が常用ブレーキを上回ることがないよう、構造上の改善を求めた。

え~~!非常ブレーキの方が制動距離が長いの?だったら非常ブレーキの意味がないよね。乗客の安全のためにも早急に対策を考えてもらいたいですよね。でもこれって、スーパーひたちだけの欠陥なのかな?


「ダイヤ情報メール通知サービス」が好評

2006年09月04日 | 鉄道技術

鉄道運行情報 メールで通知

 ジェイアール東日本企画(jeki)の100%子会社、時刻表情報サービス(本社・東京都渋谷区恵比寿、代表取締役社長・山口俊彦氏)が提供する「ダイヤ情報メール通知サービス」が好評を博している。JR東日本全線や東京モノレール線、都営地下鉄全線、横浜市営地下鉄線など、事前に登録した路線、曜日、時間帯で輸送障害が発生した場合に、「鉄道運行情報」を携帯電話やパソコンにメールで通知するサービス。運行情報を提供する各サイトに接続する手間もなく、あらかじめ運行情報が手元に届いていれば、駅に着く前に他路線へ迂回でき、混乱を避けて効率的な移動が可能になる。今年4月からは情報提供時間を4時-翌日2時まで拡大し、利便性がさらに向上している。

広範な媒体に提供

時刻表情報サービスは1997年(平成9年)12月に設立され、「鉄道運行情報」を正確かつ迅速に、各種媒体を通じて利用者に提供している。

 99年7月からは、JR東日本管内各線の列車運行情報の配信を開始した。 現在では、NTTドコモ、au、ウイルコム、ボーダフォンの各携帯電話公式サイトやJR東日本ホームページ、検索エンジンのYahOO!、@niftyなどのほか、首都圏各駅やホーム上に設置しているLED式電光掲示板、山手線の液晶ディスプレイ(LCD)、常磐快速線・湘南新宿ライン・東海道線・宇都宮線・高崎線・新幹線各線の車内LED式電光掲示板など、広範な媒体に鉄道運行情報を提供している。

 情報は、30分以上の遅延が発生するか、または発生が見込まれる場合に発信している。JR東日本ホームページへのアクセス件数は、1日平均約58万件(今年4月現在)で、台風接近時など自然災害が発生した場合には、アクセス数は約10倍以上に増えるという。

 同社のサービスの大きな特徴は、情報がリアルタイムで、かつ正確なこと。自然災害や人身事故などで輸送障害が発生した場合、JR東日本9支社(東京、千葉、水戸、高崎、長野、新潟、仙台、盛岡、秋田)と新幹線運行本部にある輸送指令室から情報を直接入手し、ホットラインで状況を確認する。
 
最短20秒で表示

 同社のダイヤ情報センターでは、入手した情報をもとに、線区名と発生場所、発生時刻、原因、方向(上下線)、状況(運転見合わせ、または遅延)、影響区間などを入力し、各配信先に送信する。情報を入手後、配信までにかかる時間は1-3分、平均約2分と短く、最短では20秒で表示している。

 なかでも利用者から、さらに好評を博しているのが、2000年(平成12年)1月から開始した「ダイヤ情報メール通知サービス」(有料)。利用する各路線と曜日、時間帯をあらかじめ登録しておくと、登録路線・曜日・時間帯で輸送障害が発生した際に、情報が自動的にメールで届く。

 各サイトで運行情報を確認する場合は、閲覧は無料だが、携帯電話をクリックしてホームページなどを呼び出す必要がある。だが、メール通知サービスを利用すれば、自動的に鉄道運行情報が手元に届き、いちいち確認する手間が省けて便利だ。

回復時にも送信

また、同サービスのみの特典として、平常運転に回復した時にも、メールを送信してくれる。現在は、NTTドコモ(iモード)、au(EZWeb)、ボーダフォン(ボ-ダフオンライブ!)、ウイルコム(H”LINK、CLUB AIR-EDGE)の各携帯電話のほか、@nifty(パソコン版)でも同サービスを提供している。料金(税込み、通信料別)は、携帯電話は月額210円、パソコンは月額315円。

 路線は複数線区を選択でき、必要な時に必要な情報を確実に入手できるため、利用者からは大変好評を得ている。駅に着く前に情報を得ていれば、振り替え輸送を実施している他路線に迂回できるなど、駅での混雑も避けることができる。


 利用者が登録している路線は、やはり首都圏の山手線、京浜東北線、中央線快速電車、中央・総武各駅停車、埼京線、武蔵野線などが多い。時間帯別では、朝の通勤時に加え、21時-23時台を希望する人が目立つ。

鉄道ファンも活用

 変わったところでは、特急・夜行列車の写真を沿線から撮影する際に、鉄道運行情報を確認したり、タクシーの運転手が輸送障害発生時の客待ちに活用するケースもあるという。

今回は番外編。直接列車とは関係ないけど、鉄道ファン必須の情報アイテムがあったので掲載します。これならタイムリーな遅延情報が得られるので、乗り鉄も撮り鉄も有効に活用できるんじゃないかしら。私はホームページで情報を得る方法を取ってるけど、これならそんな煩わしさもないし、無駄な時間も省けるわね。これで無料ならもっといいんだけどね。


リニア走行試験予定発表

2006年08月23日 | 鉄道技術

JR東海
鉄道総研

リニア走行試験予定発表

 JR東海と鉄道総研は、22日から10月末までの山梨リニア実験線の走行試験予定を発表した。

 走行するのは22-26日、28-31日、9月1、4-8日、20-23日、26-29日、10月3-7日、17-20日、23-27日、31日の38日間。高速走行を繰り返し、耐久性などを確認する。

 前回の試験期間(7月10日-今月5日)の走行試験では、最高時速502・3㌔を記録。試験開始以来の累積の走行距離は52万7618㌔、試乗者数は12万4347人に達した。

リニア新幹線は一体いつになったら実用化されるんでしょうね。こんな早いスピードで走ってるの、見てもあっという間にいなくなっちゃうでしょうね。安全対策もちゃんとしてもらわないと、乗るのが怖いような気がします。