年末の大掃除でタンスを一階から二階へと持ち上げたときに腰を軽くヤッテしまいました。
正月2日になっても右腰の違和感が取れず、重荷を背負うのが不安で3、4と一泊で山へ行こうと思っていたのですが、大事を取って日帰りで御在所岳へと変更しました。
ということで登ったことのない本谷を選びました。
早朝自宅を出発して中道登山道駐車場に到着したのはまだ暗い6時前。
薄明るくなった6時半にはすでに駐車場には10台ほどの車が来ていました。
ところで本谷は中道登山道横の御在所山の家から入っていくはずですが、その中道登山道がどこからなのかわかりません。
駐車場からスカイラインに入って少し上がったところが中道登山道なのですが、てっきり下だと思って逆に下ってしまいました。
しばらくしてさすがにこれは逆だと気づきましたが約20分のロスとなりました。
本谷登り口の御在所山の家
本谷の入口付近です。まったく雪がありません。
こういった石がゴロゴロある河原は中途半端に石の上に雪が乗っていると歩き憎くて仕方ありませんが、本日は全くないので歩きやすいのは言うまでもないのですが、冬山に来た感じがしません。これでは沢登りの様相です。
順調に小滝を過ぎて不動滝まで来ました。このあたりでもまだ雪はありません。が、足元の岩には薄氷が張っていたりするので慎重に歩きます。
不動滝は左から高巻きして越えます。
さらに本谷が右折する手前の大石まで来ると右手の登り口が凍っています。
アイゼンをつけるとなんてことはないのですが、邪魔くさかったので左手から大きく高巻きしました。(これが間違いの元なんですが)
左手から高巻くとコーモリ沢の入口となります。コーモリ沢を横切って、さらに大黒沢も横切って本谷に戻ろうとしましたが、簡単に降りれるところが見つかりませんでした。(よく探せばきっとあるはずなんですが)
降り口を探してうろうろしていると大黒岩稜の末端の露岩に赤マークが見えました。
どうやらここが降り口のようです。あるいは別ルートなのかもしれません。
その露岩横からは雪の乗った笹の藪漕ぎが始まります。
急傾斜の笹は足元が滑るため手腕力だけで登っていきます。
おまけに笹の葉に乗った雪が頭の上にバサバサ落ちてきます。
その笹藪の中にまた露岩がありそこにも赤マークがあります。
どうやら本谷へは戻らず大黒岩稜沿いのルートのようです。
本谷も一応バリエーションルートらしいですが、多くの人が登っています。しかしこのルートは踏み跡の少なさから言ってもあまり登られてはいないのでしょう。
ルートが明確でないので右に行ったり左に行ったりでルート探しに時間を費やしながらもかなり上部まで上がってきました。
時折並行に走る御在所ロープウェイの遊覧客が岩尾根をひとり登っている私を見つけて手を振ってきます。
私も手を振り返します。
ロープウェイの車内では「あんなトコひとり登って、あんな奴がきっと遭難騒ぎ起こして社会に迷惑かけるんだよなあ」なんて言ってるような気がします。
右の本谷を覗き込むと4人ほどのパーティーが上流部を登っているのが見えます。
最後の岩稜地帯まで登ってきましたが、なかなかルートが見つかりません。
右も左も露岩を巻けません。
雪の乗った露岩を5mほど登りましたが、この先がよくわかりません。
見上げればどう見てもこの先はクライミングの領域に見えます。
今日は5mm X 6mの細引きとカラビナ2枚しか持って来ていません。
行くかどうするか迷いましたが、確保なしでさらに難しくなったら降りれないかもしれないので今日はこのルートを敗退と決めました。
となれば本谷に戻るしかありません。
尾根を少し下って本谷に降りれそうなところを探します。
その前にここで初めてアイゼンをつけます。
新品のPETZLのサルケンです。(35年物のシャルレスーパーモンブランが来る前の点検中に小さなクラックを発見したので買い替えました)
笹の斜面にガシガシ刺さります。 初使用が氷じゃなくって笹ってサルケンが泣いてるぜえ。
なんとかブッシュ伝いで本谷に降りれそうなところを探しだしました。(途中5mmの細引きを2回ぐらい使いましたが)
今日、本谷に入ったのは私が一番乗りのはずですが、道迷いでうろうろしている間に一番ドべとなったようです。
ここからは最後の頂上までの詰めを登るだけです。
最後は大黒岩ではなくロープウェイの整備用歩道を利用して朝陽台に上がりました。
本来は今日の雪の少なさからして無積雪期と変わらないので2時間半から3時間と想定していましたが、駐車場から朝陽台まで結局は4時間40分も掛かってしまいました。
でも面白かったあ!
下山路の中道途中にある富士見台より大黒岩稜を見る。赤く小さく見えるのがロープウェイ
次機会があったらぜひ登ってみたいです。
正月2日になっても右腰の違和感が取れず、重荷を背負うのが不安で3、4と一泊で山へ行こうと思っていたのですが、大事を取って日帰りで御在所岳へと変更しました。
ということで登ったことのない本谷を選びました。
早朝自宅を出発して中道登山道駐車場に到着したのはまだ暗い6時前。
薄明るくなった6時半にはすでに駐車場には10台ほどの車が来ていました。
ところで本谷は中道登山道横の御在所山の家から入っていくはずですが、その中道登山道がどこからなのかわかりません。
駐車場からスカイラインに入って少し上がったところが中道登山道なのですが、てっきり下だと思って逆に下ってしまいました。
しばらくしてさすがにこれは逆だと気づきましたが約20分のロスとなりました。
本谷登り口の御在所山の家
本谷の入口付近です。まったく雪がありません。
こういった石がゴロゴロある河原は中途半端に石の上に雪が乗っていると歩き憎くて仕方ありませんが、本日は全くないので歩きやすいのは言うまでもないのですが、冬山に来た感じがしません。これでは沢登りの様相です。
順調に小滝を過ぎて不動滝まで来ました。このあたりでもまだ雪はありません。が、足元の岩には薄氷が張っていたりするので慎重に歩きます。
不動滝は左から高巻きして越えます。
さらに本谷が右折する手前の大石まで来ると右手の登り口が凍っています。
アイゼンをつけるとなんてことはないのですが、邪魔くさかったので左手から大きく高巻きしました。(これが間違いの元なんですが)
左手から高巻くとコーモリ沢の入口となります。コーモリ沢を横切って、さらに大黒沢も横切って本谷に戻ろうとしましたが、簡単に降りれるところが見つかりませんでした。(よく探せばきっとあるはずなんですが)
降り口を探してうろうろしていると大黒岩稜の末端の露岩に赤マークが見えました。
どうやらここが降り口のようです。あるいは別ルートなのかもしれません。
その露岩横からは雪の乗った笹の藪漕ぎが始まります。
急傾斜の笹は足元が滑るため手腕力だけで登っていきます。
おまけに笹の葉に乗った雪が頭の上にバサバサ落ちてきます。
その笹藪の中にまた露岩がありそこにも赤マークがあります。
どうやら本谷へは戻らず大黒岩稜沿いのルートのようです。
本谷も一応バリエーションルートらしいですが、多くの人が登っています。しかしこのルートは踏み跡の少なさから言ってもあまり登られてはいないのでしょう。
ルートが明確でないので右に行ったり左に行ったりでルート探しに時間を費やしながらもかなり上部まで上がってきました。
時折並行に走る御在所ロープウェイの遊覧客が岩尾根をひとり登っている私を見つけて手を振ってきます。
私も手を振り返します。
ロープウェイの車内では「あんなトコひとり登って、あんな奴がきっと遭難騒ぎ起こして社会に迷惑かけるんだよなあ」なんて言ってるような気がします。
右の本谷を覗き込むと4人ほどのパーティーが上流部を登っているのが見えます。
最後の岩稜地帯まで登ってきましたが、なかなかルートが見つかりません。
右も左も露岩を巻けません。
雪の乗った露岩を5mほど登りましたが、この先がよくわかりません。
見上げればどう見てもこの先はクライミングの領域に見えます。
今日は5mm X 6mの細引きとカラビナ2枚しか持って来ていません。
行くかどうするか迷いましたが、確保なしでさらに難しくなったら降りれないかもしれないので今日はこのルートを敗退と決めました。
となれば本谷に戻るしかありません。
尾根を少し下って本谷に降りれそうなところを探します。
その前にここで初めてアイゼンをつけます。
新品のPETZLのサルケンです。(35年物のシャルレスーパーモンブランが来る前の点検中に小さなクラックを発見したので買い替えました)
笹の斜面にガシガシ刺さります。 初使用が氷じゃなくって笹ってサルケンが泣いてるぜえ。
なんとかブッシュ伝いで本谷に降りれそうなところを探しだしました。(途中5mmの細引きを2回ぐらい使いましたが)
今日、本谷に入ったのは私が一番乗りのはずですが、道迷いでうろうろしている間に一番ドべとなったようです。
ここからは最後の頂上までの詰めを登るだけです。
最後は大黒岩ではなくロープウェイの整備用歩道を利用して朝陽台に上がりました。
本来は今日の雪の少なさからして無積雪期と変わらないので2時間半から3時間と想定していましたが、駐車場から朝陽台まで結局は4時間40分も掛かってしまいました。
でも面白かったあ!
下山路の中道途中にある富士見台より大黒岩稜を見る。赤く小さく見えるのがロープウェイ
次機会があったらぜひ登ってみたいです。