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奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

東院庭園に行く

2023-09-15 21:16:51 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第921弾


9月9日、平城宮跡歴史公園にある「いざない館」で鳥の写真展があるので行ってみました。その後、平城宮の東側に突き出した「東院庭園」にも行きました。



平城宮跡歴史公園はとにかく広いところです。遠くに見えるのが朱雀門で、その前は広場になっています。



その広場の右側に「いざない館」がありました。ここで、「【特別写真展】平城宮跡・鳥の組曲 ~平城宮跡とその周辺に生きる鳥たちの物語~」が開かれていたのですが、写真は撮りませんでした。平城宮跡とその北側にある水上池にいる鳥の写真が展示されていました。ヤツガシラみたいに珍しい鳥や、アリスイがアリを食べているところなどすばらしい写真ばかりでした。



「いざない館」から、まだ行ったことがない「東院庭園」に行ってみました。平城宮跡歴史公園はただただ広い公園なのですが、その東に「東院庭園」があります。だいぶ歩いていたら、やっとその姿が見えてきました。





周りにはこんな塀があります。





塀を過ぎると「東院庭園」の入り口が見えてきました。



入ったところは展示場になっていて、こんな八角形の柱が展示されていました。この部分が発掘により見つかったようです。ボランティアガイドさんが案内してくれるとのことで、お願いしました。







ここから二つの塀を過ぎると庭園に出てきます。パンフレットによると、見えている建物が中央建物で、発掘された柱の跡から復元されたもののようです。



池の周りを半周しました。中央建物に渡る平橋です。





池越しに中央建物を見たところです。



池の端にはこんな石が積み上げられていました。この部分で発掘されたようです。



反橋の向こうに建物が見えます。



これは北東建物で、ここで料理を準備していたと考えられているそうです。



その向こうには板塀があって、その屋根は大和葺といって互い違いに板を葺いているとのことです。





これは曲水です。



一周回ってからもう一度見てみると、隅に隅楼という建物があり、上に鳳凰の像がありました。





その鳳凰を拡大して撮ってみました。

東院庭園のすぐ隣は藤原不比等の屋敷になっていました。また、称徳天皇はこの近くに「東院玉殿」を建てたとのことです。ここで宴会や儀式が行われ、今でいう迎賓館にあたるものだったそうです。

久々の虫探し

2023-09-14 21:18:47 | 奈良散策
奈良散策 第920弾


9月12日午前中に久々に虫探しに出かけました。暑さがちょっとマシになってきたので行ってみたのですが、それでも暑くて1時間がせいぜいでした。



まずはマンションの廊下で虫探しです。最初に見つけたのはこの小さなクモでした。以前書いたのですが、EXIFに載っている"focus distance"というデータから大きさを推定してみました。体長は2.30 ± 0.11 mmになりました。恰好からヒメグモ科だと思うのですが、「日本のクモ」を見ても該当する種は見つかりませんでした。



次はオオホシカメムシ



それからヒメマダラミズメイガ



これは昔撮った写真と比べてオオチョウバエだと思われます。



ここから外に出ました。まず見つけたのはホオズキカメムシ



ついでカノコガ



小さなヒラタアブが飛び回っているので、止まるのを待って撮りました。シママメヒラタアブのカップルでした。



これはヨコバイの仲間です。「ウンカ・ヨコバイ・キジラミ類図鑑」で見て、クロミャクイチモンジヨコバイではないかと思いました。



休耕田で虫探しをしてみました。シロバナサクラタデの花にいたのはニセケバエの仲間でした。





これはシマアシブトハナアブ







そして、ナカグロカスミカメ





それから、意外な虫を見つけました。ゴミを背負ったクサカゲロウの幼虫です。ハエを捕まえています。わずかに頭部が見えているので、その模様と文献[1]の図と比べてみました。はっきりとは分からないのですが、カオマダラクサカゲロウが似ているようです。

[1] S. Tsukaguchi, "Chrysopidae of Japan (Insecta, Neuroptera)", (1995)。





これはジュウシホシツツハムシ。この辺りでよく見かけます。



これはアオモンイトトンボ





最後はまた、マンションの廊下で見つけました。青光りしているハエです。おそらく、ミズアブのMicrochrysa屬だと思いますが、それ以上は分かりません。体長を一応測っておきました。4.20 ± 0.21 mmでした。

虫探しのときに撮った植物

2023-09-13 20:53:05 | 奈良散策
奈良散策 第919弾


9月12日午前中に虫探しに行きました。探したところはもっぱら休耕田です。そのときにコンデジで撮った写真(一部に一眼レフも)を先に載せます。



最初はシオカラトンボ





休耕田の縁にいっぱい生えていたマメ科の植物です。



花を拡大して撮りました。



それに葉です。これはたぶん、ツルマメだと思います。



これはアキノノゲシの花。





それから、オオイヌタデ



北米原産の帰化植物のオオニシキソウです。





花を拡大してみました。「野に咲く花」を見ると、白い花びらのように見えるのは花弁ではなくて、基部にある丸い腺体の付属体だそうです。中心に枝分かれした花柱のあるのが雌花で、雄蕊があるのが雄花のようですが、もう少し拡大しないと分かりませんね。





これはガガイモの花。



それから、ニラ



最後はクサネムでした。

早朝の散歩 植物、鳥など

2023-09-11 20:58:57 | 奈良散策
奈良散策 第918弾


9月9日早朝の散歩のときに撮った写真です。





カキノキの実がだいぶ大きくなっていました。







ちょっと変わったキノコを見つけました。たぶん、ヒトヨタケ科ですね。山渓の「日本のきのこ」を見ると、ネナガノヒトヨタケというのが似ています。これかな。今年は少しキノコを調べてみようかなぁ。





これは両方ともアオモンイトトンボだと思います。



それからアメリカアサガオ





そして、マルバルコウ



「猫広場」の近くに黒猫がいました。この辺りにいる黒猫もリストを作りたいのですが、区別ができません。



道にいました。これはヒバリ





それからムクドリの若鳥。







これはヒレタゴボウ



そして、メマツヨイグサ



これは外来のアミガサハゴロモ属のPochazia shantungensis



正面から撮ったらなんだか分かりません。シオカラトンボかな。





これはキバナコスモス。葉がコスモスのように細くはありません。









これまでノアサガオと書いていたのですが、葉が丸く、萼裂片が短いのでマルバアサガオのようです。

早朝の散歩 イチジク、畑の花など

2023-09-10 20:53:57 | 奈良散策
奈良散策 第917弾


9月7日早朝の散歩のときに撮った写真の続きです。この日はちょっと遠くまで歩いたので、写真も増えてしまいました。









歩いている道のすぐ先にヒバリがいました。近寄ってもなかなか逃げません。一通り写真を撮ったので、そのまま進んでいったらやっと飛び去りました。



これがたぶん、チョウジタデだと思うのですが、花が咲くまでもう少し様子を見てみます。



ジャンボタニシです。







逆光で撮ったムクドリの若鳥たちです。



これはニラの花。





ここの田んぼだけ、もう稲が実っていました。





大和郡山はイチジクの産地なので、あちこちにイチジク畑があります。ここではビニールハウスの中で栽培しています。





畑に生えていた花です。Googleレンズで調べてみると、ツルバキア Tulbaghiaというネギ科の植物がよく似ています。





こちらはヒユ科のノゲイトウかなと思ったのですが、植えてあるようなのでおそらく栽培種のCelosia spicataではないかと思っています。





これもGoogleレンズで調べました。ヘレニウム Heleniumがよく似ています。ダンゴギクとも呼ばれているようです。



これはコキア



これはたぶん、ニラ





そして、ツバメ





こちらのイチクジは畑に植えてあります。





これはイタドリの花。



そして、ヒデリコ



これはナガコガネグモ



それからアオモンイトトンボ





これはジャノヒゲ



そして、最後は変わった格好の鳥除けです。