奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

奈良の散策 ジャンボタニシ、ハナハマセンブリほか

2021-07-20 20:46:23 | 奈良散策
奈良散策 第149弾


7月11日午前中と7月12日朝の散歩のときに撮った写真です。



最初は11日の午前中に家族と一緒に散歩に行った時の写真です。この日はジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)を見にいきました。こんな風に田んぼの横にあるコンクリート壁にいっぱい卵が産みつけられています。Wikipediaによると、産み付けられたときはやわらかいのですがそのうち、硬化してなかなか離れなくなるそうです。また、鮮やかな赤色は警戒色で、卵には神経毒が含まれるようです。さらに、孵化には酸素が必要なので、水中では孵化できず、従って、水中に入れることで駆除ができるそうです。日本と世界の侵略的外来種ワースト100に入れられているようです。









この日は田んぼの水の中で大きな貝がたくさん見られました。たぶん、これがジャンボタニシなのでしょうね。





草がだいぶ伸びてきて、アオサギは半分埋もれていました。





こちらは12日の朝に行った時の写真です。前日の夕方歩いていて見つけた花がありました。葉が対生なのでナデシコ科かなと思ったのですが、見たことがなかったので、翌日の朝に写真を撮りに行きました。これまでカメラ3台を持ち歩いていて胸の筋肉を傷めたので、この日は一眼レフと小さなコンデジの2台にして、歩く時間も短くしました。この写真がそのときに見つけた花です。調べてみると、ナデシコ科ではなく、リンドウ科の外来種のようです。「帰化&外来植物950種」には、ハナハマセンブリとベニバナセンブリという2種が出ています。見分け方は、ハナハマセンブリでは花弁が細身で花色は中心部周辺で白くなること、葉が卵状楕円形であること。一方、ベニバナセンブリは花弁が太めで、中心部まで色が乗り、葉はへら状の楕円形だそうです。また、「日本帰化植物写真図鑑」によると、ハナハマセンブリは萼裂片は花筒のほぼ1/2の長さ、ベニバナセンブリは1/3の長さということです。







それで、花と葉を拡大して撮ってみました。花の中心部周辺で白くなっていて、葉はやや細身で先端がとがっています。また、萼裂片は1/2以上の長さがあるような感じです。ということで、この間はベニバナセンブリと書いたのですが、むしろハナハマセンブリに近いかなと思っています。





そのすぐ横にあった地味なイネ科の植物も写してみました。折角、イネ科の図鑑を買ったのでこれも調べてみようと思って、一部採取してきました。



詳細はまた今度載せますが、包頴と護頴の竜骨に小さな出っ張りがあります。これは腺で、ここから臭いにおいを出すそうです。こんな風に腺が分布しているのはスズメガヤか、コスズメガヤです。後は小穂の大きさと密度からコスズメガヤだろうということになりました。



これはいつもの湿原にいました。たぶん、クロヒラタヨコバイ



そして、アミメアリ



そして、最後はイネクロカメムシだろうと思うのですが、柵があって近づけないので、いつも望遠でボヤボヤの写真しか撮れません。今度、網を持って採集してこようと思います。


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