奈良散策 第92弾
5月14日午後に一眼レフにマクロレンズを取り付け、さらに、NIKON P950を持って、植物を撮影に行った時の写真の続きです。
この日は鳥は撮らないつもりだったのですが、珍しくセッカが電線に止まって鳴いていたので思わず撮影。
金魚の稚魚を放している養魚池に何かいっぱい生えてきていました。
拡大するとこんな感じ。葉の脇に芽のようなものが見えるので、最近、畑でよく見る帰化植物のホソバヒメミソハギかもと思ったのですが、もう少し育たないと何ともいえません。
ウサギアオイは小さな花が咲くのですが、今回は接写カメラを持ってきたので、拡大して撮っておきました。
いつものヨシ原に行くと、相変わらず、オオヨシキリがうるさく鳴いていました。鳥は撮らないつもりだったのですが、先ほど、セッカを撮ったので、不公平になるといけないと思って撮っておきました。
道にはみ出していたカラスムギです。
道沿いにコモチマンネングサが生えていたので、これも接写で撮ろうと思って、道端に座って撮りました。
黄色の花は意外に綺麗です。
写真を撮っていたら、いきなりカエルが飛び出しました。背中に白い線が入っているので、
この間、咲き始めたと思ったキキョウソウがいっぱい咲いていました。まだ、もう少し写真はあるのですが、また、次回に回します。
雑談1)イネ科を勉強しなくてはと思って、ほとんど衝動的に、長田武正、「日本イネ科植物図譜」(平凡社、1989)、桑原義晴、「日本イネ科植物図譜」(全国農村教育協会、2008)の2冊の図鑑を購入しました。両方とも古本だったのですが・・・。共に、手描きの丁寧な絵が描かれていて、イネ科はやはりこういう図鑑でないと分からないだろうなと思いました。ネットの書評にも載っていたのですが、前者は最初にイネ科を12群に分けた絵解き検索表が載っていて、また、本文中にも他種との違いが細かく書かれているので、種を決めるときにかなり役立ちそうです。後者には検索表がなく、また、他種との違いも書かれていないのですが、絵が精密に描かれているので、種の決定のときに役に立つのではと思っています。これからは撮影するときに、写すだけでなく、採取して調べていこうと思っています。(追記2021/05/21:桑原義晴、「日本イネ科植物図譜」でも属によっては検索表が載っていたり、類似種の違いについて書かれていました)
雑談2)最近は天気が悪いので、ひたすら過去にブログに出してきた写真のデータベースづくりをしています。今日は昨年の9月分を仕上げました。昨年というと、新「廊下のむし探検」という名前のブログに出していたころです。この頃のブログを見ると、やはり虫が多かったですね。特に、蛾が多かったのが、今では何となく懐かしく思われます。私がこんな虫の写真を撮り始めたのは、大人になっても蛾が怖かったことがきっかけでした。蛾が怖かったのですが、マンションには明かりに惹かれてたくさんの蛾がやってくるので、どんな蛾が来るのだろうと思って、望遠でこわごわ撮り始めたのが最初でした。それが最終的にはたくさんの標本を作ることになったのですから、人生って不思議ですね。
ヌマガエルですか。「日本の両性爬虫類」を見ると、確かに背中線をもつ個体もあると書かれていました。背中線があるのはトノサマガエルとばかり思っていました。「背面はまばらな隆条突起と小さな顆粒状突起で覆われている」という点が見分けるポイントなのでしょうね。ご指摘、どうも有難うございました。