![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/47/4648b6bbc32fe8ca0f8f79c305b98fd0.jpg)
昨日、友達が知り合いからもらったこの夏、最後の収穫となるトマトをお裾分けしてくれました。
育ち過ぎて割れたりして売り物にならないトマトのお裾分けであるのはいつものことです。
でも、お裾分けは嬉しいし、わたしを思い浮かべてくれたことも嬉しいので喜んで今回もいただきました。
割れてることは事前に聞いていたし、暗闇の中で渡されたので、中身は確認せず
また明日食べようと、もらった袋のまま台所に置いていました。
夜中、家の中に虫が一匹飛んでいましたが、なんでだろう?まあ勝手に飛んでたらいいけど。と思っただけでした。
朝、起きて、台所の袋を覗くとまた虫が一匹出てきました。
中のトマトはやっぱり割れていました。しかし、白い汁も出ていました。
一度洗ってみましたが。。。袋にトマトを戻し、気持ちだけもらうことにして、ゴミ箱に入れました。
しかし、その後、ピンポンが鳴り、注文していた本が届きました。
メール便なのでポスト投函で済まされるはずなのに、配達員はわざわざピンポンを鳴らして手渡ししました。
さっそく開けて読んでみると、わたしの行動を見透かしたような内容でした。
もう一度トマトを取り出して、可能性を見い出してみようと思います。
どんな場合も食べ物は供養しようと思いました。
そして、台風が去った後もなかなかすっきりしないこの気分の持ちようについても
最後のページに書かれていました。
春を告げる小鳥の声を聞いたり、うららかな陽気を感じたりしても浮かれることなく、
秋の景色をみてもことさらにもの悲しく沈んだりしない。。。
秋の空気が夏と違うのは自然なことで、寒くても暗くても天気が悪くても、
気分にのまれないようにしよう!と、ハッとしました。
彼はどうしてトマトをわたしに分けてくれたのだろう。
奥さんが要るのに、昨日はなぜか「あなたのことが好きです。」と言いました。
わたしはそれは困るので「気のせいじゃないですか。そういうのよくありますよ!」と言いました。
それら一連をひっくるめると、とても悟りの深い、そしてユーモラスなできごとになりました。