今日は商工会が主催するモチベーションを上げる研修に会社から参加した。
14人集まり半数くらいが商工会の人で、商工会の人は基本的にテンションが高い人が多かった。
絵を書くコーナーでは明るい色で大胆な絵を描く人ばかりだった。
他の会社から来た人もひまわりを描いたり、基本的にモチベーションが高そうな人が集まっていた。
たしかに、モチベーションが低い人は興味がなさそうな企画だった。
しかし、モチベーションが高い人はそんなことはお構い無しで、
自分達は普通の人より素質があるからここにいて、
自分の持っているテクニックを理解するために来ているような感じだった。
わたしは社長が勧めてくれたこともあったけど、モチベーションを語る人物への興味と
どんな人が参加するのかに興味をそそられた。
とりあえず、講義が始まる。
わたしは初対面のおじさんとペアになり、片方が褒め言葉を言い
片方が【はい。ありがとうございます】と受け止める練習をした。
わたしは褒めポイントを見つけるのも、表現するのも苦手なのでかなりわざとらしくなった。
【歯並びきれいですね】
【血色いいですね】
【シャツのブルーが爽やかですね】
【飲みに行ったら楽しそうですね】
【スーツが似合っていますね】
【話しやすいですね】
おじさんも
【髪の毛がまっすぐできれいですね】
【かわいいですね】
【歳はわからないけど、若く見えますね】
【服のセンスがいいですね】
【親しみやすいですね】
わたしは初対面の人の良いところを詰まりながら絞り出した。
講師によると、とりあえずこの【褒めの形】を覚えることがポイントで、
よいところを見つけるのが癖になると自然に目について誉め言葉が出てくるようになるらしい。
だけど、現段階ではだだの社交事例にもかかわらず、すらすら褒め言葉が浮かばず、
いい歳して社会人としてのボキャブラリーに欠ける自分がこっぱずかしいことになった。
始める前に握手したわたしの手は申し訳ないほど冷えきっていたけど
こっぱずかしさと、とは言え悪い気はしない褒められ言葉と、全員がタジタジしている空間と
人への壁が異常にくだけてテンションが上がったことで、
最後にお礼の握手をしたとき、すっかりぽかぽかになっていた自分の手の温度差が一番恥ずかしかった。
こういう仕事と関係ない場面にいる非日常も楽しい。
日常になったら、もっとみんながのんきに暮らせる気もする。
しかし、今日は思いの外、エネルギーを使ったらしく(^^;)
家に帰ったら夜ごはんを食べながら一眠りしてしまった。